自分の環境ではあまり見かけませんが、たまに行くホールの中にはリゼロを朝一状態で常に有利区間ランプを全台付けているホールが存在します(勝手に「コンビニ潰し」と命名)。
恐らくこのホールは基本据え置きメインだと思われますが、リセットをかけた時も有利区間ランプ点灯までまわしているものと思われます(たまたま特定日の前日夜→翌日の朝で打つ機会があって出目を控えておいたら出目が変わって有利区間ランプ点灯状態だったので)。
こういった対策をされたとしても、高設定が入るタイミングを把握していれば問題ないのですが、それでも地味に困る点も実際には存在しているんですよね。
今回はそんなリゼロの朝一対策「リセット後有利区間ランプ点灯まで回す」について。
何故わざわざリセット後に有利区間ランプ点灯状態にするのか
普通に考えれば、基本的には据え置きで運用したいんでしょう。
仮に設定狙いで打つ打ち手がいるにしても、「この店はリセット後に有利区間ランプ点灯まで回す」という認識があればランプ点灯だけでは見限られないでしょうし、なんならランプすら気にせず打ってくれる打ち手に期待しているのかもしれません。
さらにはランプ点灯=低設定据え置きと判断した中級者以上が避ける環境で初級者に高設定を掴ませるための施策かも知れません。
一番はやはり、基本的には据え置きで運用したいって事だと思います。
あとはひょっとしたらカード確認ヤメを阻止したい意図もそれなりに含んでいるのかも知れませんね。
後はコンビニの恩恵(レア役時のモード?優遇や極まれに発生するお釣り演出での設定示唆)を嫌っている可能性もありますが、これは正直「恩恵」とすら言えないレベルのものなので可能性は低いでしょうか。
地味に困る理由
カードのレアリティ&ポイントが分からない
確固たる狙い台が絞れている場合ならあまり関係ない話ではありますが、そうではない時は朝一のカード&ポイントも立ち回る上での情報として多少は活用したい所。
ふわっとした狙い台は数台絞れているけれどもピンポイントではないような時、朝一のカードレアリティ&ポイントを見て回すか様子見かを押し引きしたりすることもあります。
それが出来ないとなると、もっとカッチリした狙い台を絞っておかないと闇雲にとりあえず白鯨戦まで・・・というようなノリでどうにかなるほどリゼロの設定狙いは甘くないので結果攻めづらいという結論になります。
場合によっては下見が有効になってしまう
仮にリセットをかけた台だけ有利区間ランプ点灯まで回すような場合、前日の閉店時に下見をしておけば設定変更を行った台が一目瞭然となります。
これはやる気満々な専業さんにとっては完全にメリットだと思いますが、自分のように趣味と実益を兼ねた感じでゆるく立ち回りたい(でも設定6は打ちたいワガママな)人間にとっては逆にデメリットになり得てしまう要素です。
労力をかけた分だけ報われるというのは然るべき状況ではあるんですが、出来れば自分のようなものぐさ人間のためにリセットの痕跡は分からないようにして貰えると嬉しいです。
コンビニ中のレア役という罠
もし本気でリゼロの低設定をある程度動かしたいと思っている店長(設定管理者)さんがいるとしたら、個人的にやられると一番困る事をお教えしましょう。
それは、リセット後のコンビニでレア役を引いた台を有利区間ランプ点灯状態で電源オンオフ後に開店する事です。
大前提として、有利区間ランプが点灯していても「この店は対策しているから」と思って打ってもらえる環境に限った話ではありますけどね。
コンビニでレア役を引くと、通常よりも確実に高設定っぽい動きを(その有利区間中は)する可能性が高まる事が知られています(レア役のレア度が高ければ高いほど可能性が上がる模様)。
リゼロの設定判別をする上で、いわゆる高設定挙動の代名詞である白鯨攻略戦やATを挟んで有利区間が継続する挙動を確認出来た台というのは簡単には止めづらくなります。
この挙動を朝一でされてしまうと、仮に次でA天を食らったとしても「もう一周行ってみるか」といった具合にヤメ時が遅くなる人はかなり多いんじゃないでしょうか。
リゼロは一度打ち始めてしまうと中途半端な所で止められない台なので、朝一にこのような煙幕を張られると非常に困ります。
ただこれに関しては、そもそもコンビニ中レア役を引いた台は期待値プラス状態なんじゃ?という見方も出来るので、故意にやるのは労力面を含めて考えると現実的ではないでしょうけどね。
ただもしリセット後の対策中に偶然コンビニでレア役を引いた時は、あえてそのままその台をランプ点灯状態にして開店してしまうのもアリだと思います(低設定であればですが)。
ひょっとしたら打ち手が勝手に勘違い&期待して低設定を沢山回してくれるかも知れませんよ?
基本的には全リセ放置がお勧め
全リセランプ消灯していても全く稼働が付かないような状況もあるのですが、少なくともランプが付いた状態を放置するよりはいくらかマシであるのは確かでしょう。
ランプ点灯をアクセントとして用いて、たまにリセット後ランプ点灯まで回しておいた台が実は高設定…なんて事を何回かやることで、それにつられる人に本物の据え置き低設定を打ってもらうというような騙しはアリだとは思いますけどね。
ある意味リゼロは、ランプをいかに上手く使うかという点に稼働促進のヒントが潜んでいるんじゃないでしょうか。
今後、というか今現在もそうですが、リゼロを動かせるかどうかは設定を扱う人の設定師スキルに掛かっていると思います。
打ち手を手玉にとるような上手い運用を出来るホールだけが、リゼロを稼働の軸とする事が可能となっていくんじゃないかと思っています。
ぜひとも「楽しい設定狙い」をさせて頂きたく存じます。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
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