パチスロを始めるにあたって一番のハードルは、何と言っても目押しです。
自分の技術で取りこぼしのある小役やボーナスを揃えなければいけない点は、慣れていない方にとっては大きなプレッシャーでしょう。
そこがパチスロの面白さでもあるんですが、最初の一歩としてもう少し気軽に打てる機種から触れるというのは非常にお勧めです。
そこで現状ホールに比較的多く設置されている機種の中から、目押しが出来なくても問題なくゲームを進める事が出来る、そして大損をする事がない機種をご紹介させて頂きます。
目押しの重要度にランクを付けてご紹介させて頂きますので、初心者の方、目押しに苦手意識のある方の参考になれば幸いです。
目押し不要機種の概要説明
目押し不要度
一口に「目押し不要」と言っても、どのレベルで不要であるかは機種によって様々です。本当に全く不要である機種もあれば、多少の損はあるけれどもゲームの進行上は問題ない機種もあります。
まずは目押しの不要度を段階的に説明しましょう。
ここでは便宜上、「目押し不要度〇」と表現していますが、こういった表現がパチスロ一般で使われているわけではなく、この記事で分かりやすいようにそう表現しているだけですので、その点はご注意ください。
どちらかと言えば「目押し難易度」とした方が分かりやすいとは思うのですが、ポイントが高いものほど目押し不要で打てるという指標にしたかったので、あえて「目押し不要度」とさせてもらいました。
目押し不要度1:目押しは必須
主にボーナス入賞時ですが、目押しができないとゲームの進行自体が止まってしまう機種はこちらの分類となります。
こちらに分類される機種が総合的な難易度の高い機種というわけではなく、あくまでも「目押しが出来ないとゲームが進行しない可能性がある」という事です。
ボーナスの目押しさえ出来れば他の要素は簡単であるため、初心者にもオススメできる機種もたくさんあります。
しかし本記事の趣旨は、あくまでも目押し不要で打てるスロット機種を紹介するというものですので、ボーナス目押しが必須である機種についてはこのような扱いとなります。
目押し不要度2:ゲーム進行は可能
小役を取りこぼしたり、AT(ART)中のポイントなどで損をする部分はあるものの、ゲームを進行させるだけなら目押し不要でプレイできる機種がこのレベルに相当します。ただしこのレベルの機種は、目押しができないことによる損失が大きいため、目押しができない人には全くオススメできません。
パチスロでメダルを得る手段は、なにもボーナスだけではありません。
ATやARTと呼ばれる、特定の打ち方(ボーナス絵柄を狙う、指示された押し順で打つ)をすることによってメダルを増やす機能もパチスロには多く搭載されています。これらの機能が出玉増加のメイン契機になっているような機種の場合で、そこで目押しを要求されるような機種も多くあります。そんな機種を打つ上で目押しが出来ないとなれば、率直に言って全く勝ち目はないのです。
目押し不要度1の機種は、不要度2や3の機種を打てるようになってから、ステップアップ先として選択肢に入れる事をオススメします。
目押し不要度3:損が少ない
目押し不要度2との違いは、損をする度合いの差です。レベル1に相当する機種は目押しができなかった場合の損失度合いが大きいのに対して、こちらの機種は損失度合いが小さいです。
主な出玉契機では目押し不要であり、その点で不利にならないような機種が該当します。小役の取りこぼしによる損失はあるものの、それは微々たるものです。もちろん、微々たる損失も塵も積もれば山となりますが、それはスキルの上達と共にフォローして行けば良い話です。
全く目押しができない状態でも、多少の損失には目をつむって打っても良いとオススメできる機種を、目押し不要度2としてご紹介します。
目押し不要度2の機種をしっかり打ち込んで、目押し不要度1の機種や、あるいはゲーム進行に目押しが必須な機種へとステップアップして行きましょう。
目押し不要度4:ほとんど損をしない
目押し不要度3の機種よりも、さらに損失の少ない機種はこのカテゴリーに入ります。
目押しが出来ないことによっての損失がほぼ無い機種が該当し、実質的には目押し不要度5とほとんど変わらない機種です。
目押し不要度4と5の違いは、5は後述しますが目押しによる損失が全くないのに対して、目押し不要度4は若干の損失はあるものの、その程度が微々たるものであることです。
目押し不要度4と5は、目押しを苦手としている人でも気軽に打てるラインの台として大いに重宝するものと思われます。
目押し不要度5:全く損をしない
目押しが出来なくても全く損をしない機種というものがあります。目押し不要度3の機種とは、まさにそういった機種となります。
小役の取りこぼしは無く、ボーナスは勝手に揃うか、目押しをミスしてもボーナスが開始される機種がこれに該当します。
こういった機種の場合、初心者が打とうが歴戦の猛者が打とうが出玉性能に違いは生じません。
まずはこのような機種を気軽に打ち込んで、パチスロに慣れるのもオススメです。
目押し不要=ゲームの進行可能
ここで紹介する機種の中には、ボーナスの目押しを要求される機種も存在します。しかしそれらのボーナス目押しは、成功しなくてもゲーム進行上は問題ないタイプのものです。
初心者の方には分かりづらい話だと思いますが、台の演出でボーナス目押しを指示されるケースでも、しっかりと目押しをしないとゲームが進行していかないケース(リアルなボーナス)と、目押しをミスしても問題ないケース(絵柄揃いでAT突入確定など)があります。ここで紹介する機種に存在するのは、後者の「目押しをミスしても問題ないタイプ」の目押し要素です。
例えば、パチスロの代名詞的機種の一つである「ジャグラーシリーズ」の機種は、ボーナスが成立している状態で目押しをしてボーナス絵柄を自力で揃える必要があります。これが出来ないと延々とボーナスが開始されません。一方、本記事で紹介する機種はそういった事は無い仕様となっていますから、目押しが出来なくて立往生することはありません。
本記事では、ゲーム進行上で目押し能力が必要となるような機種は紹介しておりませんので、ジャグラーシリーズのような機種は登場しません。
ですから、これらの機種でボーナス目押しを要求された場合には、一応狙ってみて、揃えば良し、揃わなくても別に損はしていないと考えて問題ありません。
あとは小役の取りこぼしであったり、ATやART中のポイント抽選であったりで多少の損失がある機種もありますが、その点については先ほど説明した目押し重要度レベルを添えておきますので参考にしてください。
むしろ、これらの機種で気を付けて欲しいのは、全体のゲームフローを理解しておくこと、そしていつ止めるかという点です。
ジャグラーシリーズのようなノーマルタイプ(天井なし)といった機種は、ボーナスが成立していなければいつ止めても良いですが、この記事で紹介しているような機種は、いつ止めるかで結果が大きく変わって来ます。
各機種毎に詳しく解説しているサイトを紹介しておきますので、この機種を打つと決めたら一通り目を通しておくことをお勧めします。
特に「ヤメ時」といったものは、しっかりと把握しておきましょう。
「目押し不要度」と「あんしん度」を掲載
こちらで紹介する機種については、二つの指標で評価を付けさせて頂きます。
- 目押し不要度:目押しができない事による損失の少なさを表す
- あんしん度:出玉の波が穏やか、極端な負けの少なさを表す
初心者の方にオススメなのは、「目押し不要度」と「あんしん度」が共に高い機種、つまり「目押し不要で、ギャンブル性が低い機種」です。
目押し不要度については先述の説明通り1~3で設定しており、1(目押しが出来ないとキツイ)~5(目押しが出来なくても大丈夫)といった指標です。
あんしん度も同様に5段階で設定します。1(ギャンブル性が高く不安定)~5(ギャンブル性が低く安定)となっておりますので、機種選びの参考として頂ければ幸いです。
オススメ機種一覧
ここからオススメの目押し不要スロット機種を紹介していきます。
機種によって、不要度とあんしん度の採点をしていますので、機種選びの参考にしてください。
スマスロ北斗の拳
目押し不要度:3
あんしん度:3
パチスロのシリーズ機として長い歴史を誇る北斗の拳シリーズが、メダルレスパチスロ(スマスロ)として初登場したのが本機です。
この機種にはいくつか目押しを要求される場面がありますが、全て失敗したとしてもゲームの進行上は問題ありません。
小役の取りこぼしはありますが、損失は小さいです。目押しが苦手な人でも比較的打ちやすい部類の台だろうと思われます。
ギャンブル性については、パチスロ全体の中では平均的な度合いといえるでしょう。気楽に打てる機種とは言い難いですが、あらかじめ使う金額を決めた上で打つのであれば、無難な選択肢の一つとしてあげられます。
パチスロ甲鉄城のカバネリ
目押し不要度:2
あんしん度:3
6.5号機最大のヒット機種と言っても過言ではない人気を誇るカバネリですが、この機種は目押し不要度1なので、目押し初心者が打つにはハードルが高い機種です。
小役の取りこぼしは無く、ボーナスは勝手に揃いますし、カットインで赤7を揃えるような場面でも勝手に揃ってくれるので、ゲームの進行自体は目押しが出来なくても問題ありません。そういった意味では目押し初心者にもやさしい仕様に見えなくもありませんが、実態としては目押しが出来ずに打つのは極めて危険な機種です。
出玉を増加させるためには押し順ベルの第一停止で赤7or青7を狙わなければいけない点が、目押しができない人にとってはあまりにも致命的です。ここでミスを連発すると、勝てる勝負をみすみす落とす事になってしまいますから、ある程度は目押しを出来る様になってから挑むべき機種であるのは間違いありません。
AT中の逆押しで左リールに赤7サンド目を狙う演出などは、有効コマ数も多く目押しの練習としても丁度良い塩梅だと思いますので、赤7と青7の押し分けをしてベルの獲得が問題なくできるようなら、パチスロ初級者にもオススメしたい機種です。
スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 天膳 BLACK EDITION
目押し不要度:5
あんしん度:3
この機種はボーナス絵柄が自動で揃うタイプとなっており、目押しが出来なくても全く問題ありません。
ゲーム進行中に目押しを求められる演出はありますが、そこはミスしても損のない目押しですので気楽に狙ってみれば大丈夫です。
現在ではメイン機種として扱われている店は少なくなりましたが、それでも多くのホールに多台数設置されているため、打ちやすい機種でしょう。
設置台数と目押し不要である点を考慮すると、目押し初心者が打つ機種として最もオススメできるのはこの機種だとも言えます。
あんしん度は2としていますが、1寄りの2といった性能の機種となっており、そういった点では出玉の波は若干荒めです。そこが本機を初心者の方にオススメする上でのネックともなりますが、比較的打ちやすい機種であるのはたしかでしょう。
押忍!番長4
目押し不要度:3
あんしん度:3
大都技研の「押忍!番長4」は、比較的目押し依存度の低い機種となっています。
ボーナスはフリー打ちした場合でも自動で揃うタイプですので、ボーナス目押しという最大の難関を回避する事ができます。演出上で目押しを求められる事はありますが、あくまでも演出であり、目押しをミスしても内部的な抽選には何の影響もないので全く問題ありません。
ただし、こちらの機種については小役の取りこぼしはあります。目押しが出来る事によって獲得できるメダルをロスしてしまうため、多少の損失は発生します。とは言え、その損失は全体から見ればわずかなものですから、目押し初心者が打ちやすい機種として上位に入る事は間違いありません。
導入当初はメイン機種としての稼働に期待が寄せられていた本機でしたが、結果的にはメイン機種には届かない2軍機種といった立ち位置が多くのホールにおける現実でしょう。
ですので、できるだけ本機に力を入れている(ホール側からのアピールが強い、設置台数が多いなどの要素が見られる)ホールで打つ事をオススメします。
沖ドキ!GOLD‐30
目押し不要度:4
あんしん度:2
ユニバーサルの「沖ドキ!GOLD‐30」は、目押し依存度が低い機種となっています。
ボーナス揃えはボタン停止さえすれば自動で揃いますし、ボーナス(AT)中も押し順に従うだけで良いので、目押しが出来ない人にとっては非常に打ちやすい仕様です。
小役の取りこぼしはありますが、損失は微々たるものですので、さほど気にする必要はないでしょう。
しかし本機最大の問題点は、出玉性能の荒さ、ギャンブル性の高さです。かなりの投資金額を強いられる可能性があり、そういった意味では気軽に手を出すのは躊躇される機種の一つと言えます。
とは言え、投資金額を決めた上で「運試し」のような形で打つ分には悪くない選択肢と言えるでしょう。
補足として、本気はボーナス当選後の連チャンが出玉増加のメインとなっていますので、ボーナス終了後32Gまでは確実に回してからヤメるように徹底しましょう。
スマスロモンキーターンV
目押し不要度:4
あんしん度:4
山佐の「スマスロモンキーターンⅤ」は、目押し依存度が低い機種となっています。
出玉増加のメインであるAT「SGラッシュ」には目押しなど不要で突入しますし、AT中も押し順のみでベルを獲得できます。一部でボーナス絵柄(V絵柄)を狙う場面がありますが、これは演出上のものですから目押しに失敗しても問題ありません。
小役の取りこぼしはあるものの、その損失も小さく、目押しが苦手な人にとっても非常に打ちやすい機種と言えるでしょう。
あんしん度については少々迷いましたが、あんしん度4としました。パチスロ全体として平均的なギャンブル度よりも少し穏やかな性能だと思います。
炎炎ノ消防隊
目押し不要度:4
あんしん度:3
SANKYOのパチスロ「炎炎ノ消防隊」は、目押し依存度の低い機種となっています。
目押し失敗によってゲームの進行が止まってしまうような場面はなく、ボーナス絵柄もボタン停止さえすれば自動で揃います。
小役の取りこぼしはあるものの、損失は微々たるものですから、目押しが苦手な人でも非常に打ちやすい機種と言えるでしょう。
あんしん度は3としました。この機種の場合、ボーナスに当選するだけでは出玉が増えませんので、ある程度固まった出玉を得るためには、それなりの投資を強いられる可能性がある点は注意が必要です。
スマスロ炎炎ノ消防隊
目押し不要度:4
あんしん度:3
一つ前に紹介したSANKYOのパチスロ「炎炎ノ消防隊」のスマスロ(メダルレス)版です。
基本的な性能はほぼ前作を踏襲しており、目押し依存度の低い機種となっています。
小役の取りこぼしはあるものの、損失は微々たるものですから、目押しが苦手な人でも非常に打ちやすい機種と言えるでしょう。
あんしん度は前作と同様に3としました。この機種の場合も前作と同様、ある程度固まった出玉を得るためには、それなりの投資を強いられる可能性がある点は注意が必要です。
現在は前作と比較して導入台数が少ない状況ですが、今後は前作との入れ替えが進んで行く可能性もあります。
前作と今作の炎炎ノ消防隊パチスロが人気を博せば、今後も定番シリーズとして台が登場し続ける可能性もあるでしょう。
ジャグラーシリーズ
目押し不要度:1
あんしん度:5
最後にご紹介するのは、パチスロコーナーの主役、定番中の定番であるジャグラーシリーズです。
上の写真では「アイムジャグラー」と「マイジャグラー」を表示してありますが、これに限らず全てのジャグラーシリーズ機についての評価となっています。
ジャグラーシリーズは何と言ってもボーナスを入賞させるためには目押しが必須となっています。ですから、本記事の趣旨からするとオススメ対象外機種という事になってしまいます。
しかし、その点を除けば、ジャグラーシリーズは初心者にとっても十分に打ちやすいパチスロ機であるのも確かですから、ここであえて紹介させて頂く事にしました。
ボーナス絵柄を揃える目押しだけ出来れば、後は極めてシンプルなゲーム性ですし、ボーナス中も順押しフリー打ちで問題ありませんから、そういった意味では初心者向きの機種とも言えます。
あんしん度5でお分かりのように、出玉の波も穏やかであり、投資金額を決めての運試しにはこれほど最適な機種は他にありません。
とりあえずボーナス絵柄の目押しさえ出来れば打てますので、まずは他の目押し不要機種でパチスロに慣れて、その後はジャグラーシリーズで経験値を積んで行くのが良いでしょう。
まずは目押し不要機種で慣れる事、そして目押しに慣れる事
本記事では、目押しができなくても打てる機種について解説してきました。
それぞれに目押し不要度、あんしん度という指標を設けて、それぞれの機種の大まかな輪郭を分かりやすくお伝えしたつもりです。
パチスロに慣れるためには、まずは目押しが出来なくても打てる機種でパチスロに触れてみる。そしてそこから目押しを学んでいくのがオススメです。
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