【パチスロ】「北斗の拳」シリーズ全機種一覧と原作漫画・アニメ情報

アニメタイアップが多くを占めるパチンコ・パチスロ機種。この流れが生まれる切欠を作った機種と言えば、何と言っても初代「パチスロ北斗の拳」でしょう。

パチスロ北斗の拳の爆発的なヒットを受け、アニメや漫画のタイアップ機種が劇的に増加しました。

もちろん北斗の拳を題材にしたパチスロ、そしてパチンコも多数登場しており、パチンコ・パチスロ業界においては、エヴァンゲリオンシリーズと並ぶアニメタイアップの代表格とも言える状況です。

今回の記事では、原作「北斗の拳」に関する概要説明と共に、これまでに登場したパチンコ・パチスロの北斗の拳シリーズ全機種を網羅したいと思います。

これほど多くの機種が登場していたのか・・・と驚く人もいれば、アレもあったコレもあった・・・と懐かしく感じる人もいるでしょう。

それでは、パチンコ・パチスロ北斗の拳の全てをどうぞ。

「北斗の拳」とは?

北斗の拳は、1983年から1988年まで週刊少年ジャンプに連載された、原作:武論尊と作画:原哲夫による日本の漫画です。

核戦争によって荒廃した未来の世界を舞台に、北斗神拳の使い手であるケンシロウが、愛する人々を守るために戦う物語です。

北斗の拳は、熱血漢の主人公と重厚なストーリー、そして過激なアクションシーンが特徴で、日本の漫画文化に大きな影響を与えた作品の一つであることは皆さんご存知でしょう。

ケンシロウのセリフ、「お前はもう死んでいる」はあまりにも有名です。

原作漫画の単行本は全27巻、アニメは1984年から1987年まで放映され、その他様々なメディアミックス展開をしている作品ですね。

具体的には以下のように複数回アニメ化されています。

  • 【テレビ】北斗の拳(1984~1987)
  • 【テレビ】北斗の拳2(1987~1988)
  • 【映画】北斗の拳(1986)
  • 【OVA】新・北斗の拳(2003~2004)
  • 【映画】真救世主伝説 北斗の拳 第一部 ラオウ伝 殉愛の章(2006)
  • 【OVA】真救世主伝説 北斗の拳 第二部 ユリア伝(2007)
  • 【映画】真救世主伝説 北斗の拳 第三部 ラオウ伝 激闘の章(2007)
  • 【OVA】真救世主伝説 北斗の拳 第四部 トキ伝(2008)
  • 【映画】真救世主伝説 北斗の拳 第五部 ZERO ケンシロウ伝(2008)

1983年の登場から2023年で40周年となっており、様々な企画が展開されています。こういった点から見ても、50周年へ向けて今後も存在感を発揮し続けていく事でしょう。

北斗の拳一挙見Blu-ray第三部 乱世覇道編 『南斗乱るる時北斗現われり!!』

原作の「北斗の拳」について詳しくはこちら

原作紹介

202X年、ホールは再び“世紀末”の熱狂に包まれました。そう、『スマスロ北斗の拳』の登場です。 あの伝説の初代『パチスロ北斗の拳』を彷彿とさせるゲーム性に、胸を熱くした古参ファン。そして、その圧倒的な出玉性能と分かりやすいゲーム性から[…]

【原作アニメ紹介】パチスロ北斗ファン必見!あの演出の元ネタはこれ!原作アニメを120%楽しむための視聴ガイド

パチスロ「北斗の拳」シリーズ一覧

北斗の拳

筐体

リール配列

初代北斗の拳リール

基本スペック

  • 導入日: 2003年10月

  • 機種区分:5号機
  • システム: Cタイプ・ST機

  • BB仕様: バトルボーナス:1セット10G、JAC IN2回 or 10G消化で終了

バトルボーナス(BB)確率

設定 BB初当たり確率
1 1/387.0
2 1/370.6
3 1/350.5
4 1/326.0
5 1/300.6
6 1/268.6

機械割

設定 機械割
96.5%
99.4%
102.3%
105.9%
111.0%
119.7%

ゲーム性の特徴と魅力

  • パチスロの常識を覆した「バトルボーナス」
    本機最大の革命は、ボーナスが連チャンする「バトルボーナス(BB)」システムにあります。1回のBBは純増約110枚程度ですが、内部的な継続率(66%〜89%)に漏れるまで延々と継続する仕様が、プレイヤーに未曾有の興奮をもたらしました。出玉が尽きない感覚は「終わらないボーナス」と称され、多くのプレイヤーを熱狂の渦に巻き込みました。

  • 期待感を途切れさせないモード移行システム
    通常時は、天国や地獄といった内部モードによってBB当選期待度が管理されていました。レア役を引けずとも、モードが昇格すれば突如として前兆が始まりBBに当選するというゲーム性は、レバーオンの度に期待感を持続させることに成功。「2チェ」や「スイカ」を引いた後のザワザワ感、そして静まり返った後のいきなりのバトル発展は、4号機時代の代名詞的な演出フローとして完璧な完成度を誇りました。

  • 継続か否か、手に汗握る10ゲームの攻防
    BB中は、ケンシロウとラオウのバトルによって継続期待度が示唆されます。ケンシロウの攻撃、ラオウの攻撃の種類、そしてJACイン時の第3停止で鳴り響く「ピキドゴ」「デーーン」といった効果音。その全てが継続への期待と不安を煽り、10ゲームという短い間に凝縮されたドラマは、他の機種では味わえない唯一無二の魅力でした。自力で継続を掴み取っているかのような錯覚に陥るほどの没入感が、本機を伝説たらしめた最大の要因です。

当時の評価

「パチスロ北斗の拳」は、単なる人気機種という枠を遥かに超え、社会現象を巻き起こした4号機時代の象徴です。ホールからパチスロ台が消えるほどの空前の大ヒットを記録し、これまでパチスロに興味のなかった層までをも取り込みました。その圧倒的な出玉性能と革新的なゲーム性は、その後のパチスロ開発に計り知れない影響を与え、数多くの後継機を生み出す原点となりました。10年以上が経過した今なお「最高のパチスロ」として語り継がれる、まさに不滅の金字塔です。

パチスロ北斗の拳SE

筐体

リール配列

北斗の拳SEリール配列

基本スペック

  • 導入日: 2006年7月

  • 機種区分:5号機
  • システム: Aタイプ (RT機能付き)

  • BB仕様: BIG BONUS 最大415枚獲得

ボーナス確率

設定 BIG BONUS MIDDLE BONUS ボーナス合成
1 1/431.2 1/819.2 1/282.5
2 1/420.1 1/799.2 1/275.4
3 1/409.6 1/780.2 1/268.6
4 1/399.6 1/762.0 1/262.1
5 1/390.1 1/744.7 1/255.8
6 1/381.0 1/728.2 1/249.6

機械割

設定 機械割
96.3%
99.2%
101.8%
103.7%
105.6%
108.5%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 初代の遺伝子をAタイプで継承する試み
    最大の注目点は、社会現象となった初代のゲーム性を、ボーナスのみで出玉を増やすAタイプへと大胆にモデルチェンジした点です。通常時のモード移行という概念は引き継がれ、液晶演出も初代を踏襲したものが多数搭載されました。これにより、ボーナス非成立時でも「天国モードにいるかもしれない」という、初代独特の期待感をAタイプで再現しようと試みています。

  • ボーナス後のRTが叩きどころ
    本機の出玉の波を生み出す重要なトリガーが、BIG BONUS終了後に突入する可能性があるRT(リプレイタイム)「拳王乱舞」です。このRT中にボーナスを引かずにパンク役を回避し続けることができれば、コインをほとんど減らさずに次のボーナスを待つことが可能。このRTとボーナスのループが、本機における「連チャン」の鍵を握っていました。

  • ファンを唸らせる多彩な演出群
    初代でプレイヤーを熱くさせた数々の演出は、本機でも健在です。おなじみのザコバトルやキャラクターのセリフ演出はもちろんのこと、BB中のJACゲームでは初代BBのバトル演出が再現されるなど、ファンサービスに溢れていました。ボーナスが揃った後、ケンシロウがオーラをまとう「昇天演出」が発生すれば高設定の期待が高まるなど、新たな楽しみも加えられました。

当時の評価

偉大すぎる初代の後継機として、ファンの期待を一身に背負ってホールデビューしましたが、その評価は大きく分かれる結果となりました。初代の代名詞であった「終わらないバトルボーナス」の興奮を期待したプレイヤー層からは、Aタイプへの大幅なゲーム性変更に戸惑いの声が多く上がりました。「これは北斗ではない」という厳しい意見も少なくなく、初代の熱狂を知るファンほど、そのギャップに苦しんだと言えるでしょう。結果的に、初代のような社会現象を再び巻き起こすには至らず、ホールの主役の座を掴むことはできませんでした。しかし、Aタイプとしての完成度や、RT機能を絡めたゲーム性を評価する声もあり、良くも悪くも「初代の存在がいかに伝説的であったか」を改めて証明した、シリーズの歴史を語る上で欠かせない一台です。

パチスロ北斗の拳2乱世覇王伝天覇の章

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳2乱世覇王伝天覇の章リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2007年7月

  • 機種区分:5号機
  • システム: A+ART搭載

  • ART仕様: ART「死闘の刻(しとうのとき)」:1セット50G、純増約1.0枚/G

ボーナス・ART確率

設定 ボーナス合成 ART初当たり
1 1/297.9 1/530.1
2 1/289.9 1/498.7
3 1/282.5 1/465.3
4 1/273.1 1/427.3
5 1/264.3 1/390.0
6 1/248.2 1/334.5

機械割

設定 機械割
96.8%
96.9%
97.2%
99.3%
102.9%
106.8%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 新たな主人公と原作ストーリーの完全再現
    本機はケンシロウの息子「リュウ」を主人公に据え、これまでパチスロ化されていなかった原作の最終章「天帝編」以降の物語を初めて描きました。ART「死闘の刻」では、原作ストーリーがエピソード形式で展開され、特定のボスを倒すことで次のエピソードへ進むという、物語への没入感を高める斬新なゲーム性を採用。これは、初代とは全く異なるアプローチで北斗の世界観を表現する、意欲的な試みでした。

  • ART突入への多彩なルート
    出玉増加のメインとなるART「死闘の刻」への突入ルートが複数用意されていたのが特徴です。ボーナス中の抽選はもちろん、通常時の特定小役の連続や、規定ゲーム数消化で突入するチャンスゾーン「拳王軍潜入注意」を経由するなど、あらゆる場面にARTへの期待感が持てるように設計されていました。単調な展開になりにくく、常にARTへのチャンスを窺いながら遊技できる点が魅力でした。

  • ARTの継続を左右する「宿命の刻」
    ART「死闘の刻」のセット終了後に突入する「宿命の刻」が、ゲーム性の鍵を握っていました。この5ゲーム間では、成立役に応じてARTの引き戻し抽選が行われます。レア役を引けば引き戻しの期待大、さらにボーナス成立ならばART継続が濃厚となるなど、プレイヤーのヒキが試される重要な局面でした。自らの手で連チャンを掴み取るという、A+ART機ならではの自力感を強く味わえるポイントでした。

当時の評価

シリーズ初のナンバリング続編として、ホールの期待を最高潮に高めて登場しましたが、市場の評価は極めて厳しいものとなりました。あまりにも偉大すぎた初代の「バトルボーナス」システムを完全に刷新し、全く新しいゲーム性で勝負したものの、多くのファンが求めていたものとは大きく乖離がありました。複雑なART突入経路や、純増約1.0枚というマイルドなART性能は、初代の熱狂を知るプレイヤーには受け入れられにくく、稼働は伸び悩みました。結果として、シリーズの歴史においては商業的に成功したとは言えない一台です。しかし、原作の物語を忠実に再現しようとした意欲的な試みや、その後のART機のゲーム性の礎となるシステムを盛り込んだという点では、決して無視できない挑戦的な一作として記憶されています。

パチスロ北斗の拳2ネクストゾーン闘

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳2ネクストゾーン闘リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2012年2月

  • 機種区分:5号機
  • システム: A+ART搭載

  • ART仕様: ART「激闘乱舞TURBO」:1セット50G+α、純増約1.5枚/G

ボーナス・ART確率

設定 ボーナス合成 ART初当たり
1 1/248.2 1/534.8
2 1/248.2 1/501.5
3 1/248.2 1/465.3
4 1/248.2 1/409.6
5 1/248.2 1/361.3
6 1/241.0 1/303.4

機械割

設定 機械割
98.8%
100.8%
102.8%
105.0%
107.2%
109.7%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 「救世主」の正統進化を目指したゲーム性
    本機は、大ヒットを記録した『世紀末救世主伝説』のゲーム性を色濃く継承。再びケンシロウを主人公とし、ART「激闘乱舞」は上乗せ性能を強化した「激闘乱舞TURBO」へと進化を遂げました。継続率とゲーム数上乗せで出玉を伸ばすという、ファンが最も熱狂したゲームフローをベースに、さらなる興奮を追求した正統後継機としての作り込みがなされていました。

  • 新たな期待感を創出する「ネクストゾーン」
    機種名の由来ともなった新たな前兆ステージ「ネクストゾーン」が、本機のゲーム性の核を担っていました。レア役などから突入し、背景の色が変わるほどARTへの期待が高まっていくこのシステムは、前作の「北斗カウンター」とは異なる形でプレイヤーの期待感を煽りました。ゾーン中の連続演出の行方を見守る手に汗握る展開は、本機ならではの魅力でした。

  • 強化されたART中の上乗せ性能
    「TURBO」の名が示す通り、ART中の上乗せ性能が大きく強化されました。ART中のボーナスはゲーム数上乗せが確定し、さらに上乗せ特化ゾーン「拳王乱舞」も継承。レア役での直乗せ性能も向上しており、ARTに一度突入させてしまえば、前作以上の爆発力を秘めている点が最大のセールスポイントでした。

当時の評価

『世紀末救世主伝説』がホールで圧倒的な支持を集める中で登場したため、ファンからの期待は極めて高いものでした。しかし、その偉大すぎる前作の存在が、本機にとってはあまりにも高い壁となりました。ARTの初当たり確率が前作より重く、多くのプレイヤーがARTにたどり着くまでのハードルの高さを感じたのです。強化されたART性能を体感する前に、投資が嵩んでしまう展開が頻発し、「救世主ほどの安定感がない」という評価が定着してしまいました。結果として、前作の稼働を超えることはできず、ホールの主役の座を奪うには至りませんでした。ゲーム性そのものは決して悪くなかったものの、時代の寵児となった前作の影に隠れる形となった、シリーズ史における「悲運の名機」と言えるでしょう。

パチスロ北斗の拳2ネクストゾーン将

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳2ネクストゾーン将リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2012年11月

  • 機種区分:5号機
  • システム: Aタイプ (RT機能付き)

  • BB仕様: BIG BONUS 最大415枚獲得

ボーナス確率

設定 BIG BONUS MIDDLE BONUS ボーナス合成
1 1/399.6 1/394.8 1/198.6
2 1/385.5 1/381.0 1/192.8
3 1/372.4 1/368.2 1/187.4
4 1/360.1 1/356.2 1/182.2
5 1/348.6 1/344.9 1/177.1
6 1/332.7 1/329.3 1/168.0

機械割

設定 機械割
97.0%
98.0%
102.0%
105.0%
107.0%
112.0%

ゲーム性の特徴と魅力

  • ART機からAタイプへの大胆な原点回帰
    ART機であった『闘』から一転、本機はボーナスのみで出玉を増やす純粋なAタイプとして登場しました。複雑なシステムを一切排除し、「レア役を引いてボーナスを待つ」というパチスロ本来の分かりやすさを追求。これにより、ART機を敬遠しがちな年配層や初心者でも、気軽に「北斗の世界」を楽しめる間口の広さを実現しました。

  • シンプルながら奥深い多彩な告知演出
    ゲーム性はシンプルですが、プレイヤーを飽きさせない演出のバリエーションが豊富に盛り込まれていました。液晶での連続演出はもちろん、リールロックからのフリーズ演出や、リール横にある「北斗七星ランプ」の点灯パターンなど、多彩な告知でボーナス当選を祝福。レバーオンからリール停止まで、あらゆる瞬間に期待が持てるよう工夫されていました。

  • 継承された技術介入と設定推測要素
    BIG BONUS中は簡単なリール目押しを一度だけ行うことで、最大枚数である415枚を獲得できる技術介入要素を搭載。また、MIDDLE BONUS中に特定の手順で消化すると出現するキャラクターで設定を示唆するなど、往年のファンや上級者も楽しめるやり込み要素が加えられていました。シンプルなだけでなく、プレイヤーの知識や技量が反映される奥深さも兼ね備えていたのです。

当時の評価

『闘』と同じ「ネクストゾーン」の名を冠しながらも、全く異なるAタイプスペックでの登場は、市場に驚きをもって迎えられました。当時はART全盛期であり、ホールの主役は高純増・高射幸性の機種が占めていた時代です。その中で投入されたAタイプの『将』は、ある意味で非常に挑戦的な一台でした。ARTのヒリつくような展開に疲れたプレイヤーの受け皿となり、分かりやすいゲーム性を好む一定層のファンを確かに掴みました。しかし、やはり当時の市場が求めていたのは『世紀末救世主伝説』のような爆発力であり、ホールのメイン機種として君臨するには至りませんでした。結果として、『闘』と『将』という二つの異なるアプローチは、偉大すぎる初代や救世主の牙城を崩すことはできず、シリーズの歴史の中で新たな可能性を模索した過渡期のマシンとして位置づけられています。

パチスロ北斗の拳 世紀末救世主伝説

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳 世紀末救世主伝説リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2011年12月

  • 機種区分:5号機
  • システム: A+ART搭載

  • ART仕様: ART「激闘乱舞」:1セット30G+α、純増約2.2枚/G

 

ボーナス・ART確率

設定 ボーナス合成 ART初当たり
1 1/364.1 1/365.3
2 1/356.2 1/347.5
3 1/348.6 1/324.6
4 1/341.3 1/292.6
5 1/334.4 1/270.8
6 1/327.7 1/238.1

機械割

設定 機械割
97.0%
98.5%
100.6%
104.4%
109.4%
115.2%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 伝説の再臨、4号機の興奮を5号機で完全再現
    本機が歴史に名を刻んだ最大の理由は、4号機の初代「北斗」が持っていたゲーム性を、ボーナスとARTが絡み合うA+ART機として極めて高いレベルで再現した点にあります。通常時はレア役を引けばボーナスかARTに期待が持て、ART「激闘乱舞」は継続率で管理されるという、ファンが最も求めていた「北斗らしさ」を見事に蘇らせました。

  • 遊技の常識を変えた「中押し」と「北斗カウンター」
    打ち手の遊技スタイルに革命を起こしたのが「中押し手順」の存在です。中リールから停止させることで、成立役をいち早く察知し、アツい出目を自ら引き出すという新たな楽しみ方を提供しました。さらにレア役後に作動する「北斗カウンター」は、前兆をゲーム数で可視化するという画期的な発明で、通常時のあらゆるゲームで期待感を持続させることに成功しました。

  • 継続か否か、自力で掴むART中の激闘
    出玉の鍵を握るART「激闘乱舞」は、ケンシロウがラオウに敗北しない限り継続するという、原作の世界観とパチスロのゲーム性が完璧に融合したシステムです。継続バトル中のレバーオンには全ての期待が込められ、プレイヤーのヒキがダイレクトに出玉に繋がる自力感が、多くのファンを虜にしました。ART中のレア役で突入する上乗せ特化ゾーン「拳王乱舞」は、まさに一撃必殺のトリガーとして君臨しました。

当時の評価

ホール導入と同時に瞬く間に全国のメイン機種となり、空前の大ヒットを記録しました。4号機時代からのファンはもちろん、5号機からパチスロを始めた新規ファン層までをも巻き込み、世代を超えて愛されるモンスターマシンとなりました。その完成度の高さから、多くのホールで長期にわたって看板機種として稼働し続け、5号機時代を代表する不朽の名作として、今なお多くのプレイヤーの記憶に深く刻まれています。まさに「救世主」の名にふさわしい、伝説的な一台です。

パチスロ北斗の拳 転生の章

筐体

リール配列

北斗の拳転生の章リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2013年6月

  • 機種区分:5号機
  • システム: 疑似ボーナス+AT機

  • AT仕様: AT「闘神演舞」:1セット40G、純増約2.8枚/G

AT「闘神演舞」初当たり確率

設定 AT初当たり
1 1/355.8
2 1/339.4
3 1/320.1
4 1/288.7
5 1/263.1
6 1/237.5

機械割

設定 機械割
97.5%
98.8%
100.8%
105.6%
110.1%
113.1%

ゲーム性の特徴と魅力

  • ゲーム数の概念を破壊した「あべしステム」
    本機を象徴するのが、液晶右下に表示される「あべしカウント」です。これは従来のゲーム数天井とは全く異なる概念で、1ゲーム消化で最低1あべし、レア役などで大量獲得のチャンスがあるポイントを貯めていき、規定あべしに到達するとATに当選します。このシステムにより「ハマっているように見えて、実は天井間近」という新たな期待感が生まれ、パチスロの常識を根底から覆しました。

  • 継続率から自力勝負へ進化した「神拳勝舞」
    ATの継続システムは、これまでの継続率抽選を完全に撤廃。AT中に貯めた「勝舞魂」の数だけ継続バトルに挑む「神拳勝舞」へと変貌を遂げました。魂1個あたりの勝率は約20%ですが、これを自力で掴み取るゲーム性は、これまでのシリーズとは比較にならないほどの緊張感と達成感を生み出しました。まさに「己のヒキが全て」を体現したシステムです。

  • 出玉の鍵を握る「勝舞魂」と上乗せ特化ゾーン
    大量出玉を獲得するためには、AT中にいかに多くの「勝舞魂」を貯められるかが全てです。AT中のレア役での上乗せはもちろん、上乗せ特化ゾーンである「百裂乱舞」や、0G連で魂をストックする「闘神乱舞」に突入させることが、連チャンへの最短ルートでした。この魂集めと神拳勝舞のループが、プレイヤーに爆発的な出玉への夢を見せました。

当時の評価

『世紀末救世主伝説』の大ヒットで最高潮に高まったファンの期待を、全く新しいゲーム性で遥かに超えてみせた、5号機史に残る傑作機です。導入直後からホールは「転生」一色に染まり、『救世主』から王者の座を継承する形で全国のメイン通路を独占しました。「あべしステム」の斬新さと、「神拳勝舞」の圧倒的な自力感は多くのプレイヤーを中毒にさせ、その射幸性の高さも相まって社会現象的な人気を獲得。その人気は5号機が撤去される最後の瞬間まで衰えることがなく、『救世主』と並び、5号機北斗シリーズの金字塔として語り継がれる伝説の一台です。

パチスロ北斗の拳 強敵

筐体

リール配列

北斗の拳強敵リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2015年9月

  • 機種区分:5号機
  • システム: AT搭載

  • AT仕様: AT「激闘乱舞」:1セット50G、純増約2.8枚/G

AT「激闘乱舞」初当たり確率

設定 AT初当たり
1 1/433.0
2 1/416.9
3 1/399.8
4 1/357.5
5 1/327.1
6 1/297.8

機械割

設定 機械割
97.6%
98.7%
101.4%
103.4%
107.2%
113.1%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 「あべし」から王道のゲーム数管理へ回帰
    本機は、前作『転生の章』の代名詞であった「あべしステム」を廃止し、オーソドックスなゲーム数解除とレア役解除を主軸としたゲーム性に回帰しました。これにより、誰にでも分かりやすいゲームフローとなり、打ち手を選ばない安心感が生まれました。天井やゾーンといった、AT機本来の立ち回りが有効になった点も大きな特徴です。

  • 継続率とセット数上乗せのハイブリッドAT
    AT「激闘乱舞」は、ベースとなる継続率に加えて、セット数上乗せの概念を取り入れたハイブリッド仕様です。AT中のレア役で「ひでぶ」を獲得し、それを消費して継続バトルに挑むという自力要素は残しつつも、根底には継続率が存在するため、前作ほどの極端なヒキが無くとも連チャンが期待できる安定感を持ち合わせていました。

  • シリーズ最強クラスの上乗せ特化ゾーン「北斗乱舞」
    本機最強の出玉トリガーとして搭載されたのが、上乗せ特化ゾーン「北斗乱舞」です。突入すれば北斗兄弟が次々と登場し、それぞれがゲーム数やセット数を上乗せしていくという、まさにオールスター的な演出でプレイヤーを魅了しました。この一撃が、ATをロング継続させる最大の鍵であり、多くのプレイヤーが夢見た瞬間でした。

当時の評価

社会現象を巻き起こした『転生の章』の正統後継機として、導入前から極めて高い注目を集めました。斬新すぎた「あべてステム」から、誰もが安心して打てる王道スペックへの回帰は、多くのプレイヤーに歓迎されました。安定したゲーム性と、進化した美麗なグラフィックが高く評価され、瞬く間にホールのメイン機種へと上り詰め、長期にわたる高稼働を記録する大ヒット作となります。しかし、その一方で『転生の章』が持っていた唯一無二の「神拳勝舞」のヒリつきや中毒性を惜しむ声も少なくなく、「面白いが、転生ほどの熱狂はない」という評価も存在しました。結果として、『救世主』や『転生』のような歴史に名を刻む伝説的な存在とまではならなかったものの、5号機後期を代表する紛れもない名機として、多くのファンの記憶に残る一台です。

A-SLOT北斗の拳 将

筐体

リール配列

A-SLOT北斗の拳将リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2016年7月

  • 機種区分:5号機
  •  
  • システム: Aタイプ

  • BB仕様: BIG BONUS 最大311枚 / REG BONUS 最大104枚

ボーナス確率

設定 BIG BONUS REG BONUS ボーナス合成
1 1/315.1 1/455.1 1/186.2
2 1/309.1 1/442.8 1/182.0
3 1/300.6 1/428.3 1/176.7
4 1/288.7 1/409.6 1/169.2
5 1/278.9 1/392.4 1/163.0
6 1/265.3 1/372.4 1/155.3

機械割

設定 機械割
97.7%
99.9%
104.5%
110.1%

ゲーム性の特徴と魅力

  • シリーズの原点に立ち返った純粋なAタイプ
    本機最大の特徴は、ATやARTといった複雑な機能を一切排除し、ボーナスのみで出玉を増やすというパチスロ本来のゲーム性に特化した点です。 リーチ目や多彩な液晶演出を楽しみながら、いつ訪れるか分からないボーナスを待つという、シンプルかつ奥深い遊技性を実現。AT機の射幸性に疲れたプレイヤー層に、安らぎと興奮の新たな選択肢を提供しました。

  • 打ち手の知識が活きる多彩な設定推測要素
    シンプルなゲーム性ながら、随所にプレイヤーの知識や技術が反映される要素が散りばめられていました。特にボーナス中のBGM変化は大きな特徴で、特定の条件を満たすと過去シリーズの名曲に変化し、高設定の期待度を示唆。 また、ボーナス終了画面のサミートロフィーなど、ファンを唸らせる設定推測要素が豊富に搭載されていました。

  • 選べる演出モードと伝統のリーチ目
    プレイヤーは通常時の演出モードを、初代北斗のゲーム性を再現した「伝承モード」と、シンプルなチャンス告知がメインの「世紀末モード」から選択可能でした。 これにより、自分の好みに合わせた楽しみ方ができるだけでなく、伝統的な中押し手順や美しいリーチ目も健在で、シリーズのファンからAタイプファンまで、幅広い層が楽しめる作り込みがなされていました。

当時の評価

高純増AT機が市場の主流であった時代に、純粋なノーマルAタイプとして登場した本機は、ある種の「原点回帰」として多くのファンに好意的に受け入れられました。大ヒットした『強敵』のゲーム性に疲れた層や、安定した遊技を求めるベテランプレイヤーからの支持は厚く、バラエティコーナーの定番機種として多くのホールで息の長い稼働を誇りました。しかし、やはり時代の主役はAT機であり、爆発的な出玉を求める層にはアピールしきれなかったのも事実です。結果として、爆発的なヒットとはならなかったものの、北斗の拳というキラーコンテンツの新たな可能性を示し、シリーズのファン層を拡大するという重要な役割を担った、価値ある一台として評価されています。

パチスロ北斗の拳 修羅の国篇

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳 修羅の国篇リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2016年10月

  • 機種区分:5号機
  • システム: A+ART搭載

  • ART仕様: ART「闘神演舞」:1セット50G、純増約2.0枚/G

ボーナス・ART確率

設定 ボーナス合成 ART初当たり
1 1/364.1 1/539.2
2 1/364.1 1/522.4
3 1/364.1 1/501.0
4 1/364.1 1/450.5
5 1/364.1 1/409.6
6 1/364.1 1/359.1

機械割

設定 機械割
97.9%
99.0%
101.2%
105.4%
110.1%
115.1%

ゲーム性の特徴と魅力

  • ARTのゲーム性を自ら選ぶ「キャラクター選択システム」
    本機の最大の革新は、ART「闘神演舞」突入時に、プレイヤーがケンシロウ・シャチ・カイオウの3人から主人公を任意で選択できる点にあります。ケンシロウは安定したゲーム数上乗せ、シャチは「勝舞魂」獲得特化、カイオウは短期決戦型と、それぞれART中の上乗せ性能が全く異なります。この戦略性の高いシステムは、プレイヤーに「ゲームを自ら創り出す」という新たな楽しみ方を提供しました。

  • 「転生」の興奮が蘇る、進化した「神拳勝舞」
    ARTの継続を賭けたバトルは、『転生の章』で絶大な人気を博した「神拳勝舞」システムをA+ART機として再構築。ART中に貯めた「勝舞魂」を使い、1G完結のガチ抽選で継続を目指します。継続が確定すれば、そこから再度ARTがスタートするという流れは、『転生』の興奮とA+ART機の安定感を融合させる画期的な試みでした。

  • 出玉性能を飛躍させる多彩な上乗せ特化ゾーン
    連チャンを強力にアシストする複数の上乗せ特化ゾーンが搭載されていました。中でも、ARTの継続が確定した後に突入する可能性がある「特闘」は、北斗揃いからのみ突入したプレミアムフラグを現実的な確率で搭載したもので、4号機初代を彷彿とさせるバトルが続く限りARTセット数を上乗せする、本機最強の出玉トリガーでした。

当時の評価

『転生の章』『強敵』というメガヒット作の後継機として、市場の期待は最高潮に達していました。しかし、その複雑で奥深いゲーム性は、全てのプレイヤーに受け入れられたわけではありませんでした。「神拳勝舞」の自力感は健在だったものの、ARTの純増枚数が約2.0枚と前作より抑えられていた点や、ART初当たりの重さが指摘され、「思ったより出玉のスピードが遅い」という声が上がりました。結果として、前作、前々作のような社会現象クラスのヒットには至らず、ホールの主役の座を完全に掴むことはできませんでした。しかしながら、プレイヤーが介入できる戦略性の高いゲーム性や、挑戦的なシステムは間違いなくシリーズの進化を感じさせるものであり、5号機時代の最後に登場した北斗として、その歴史に確かな足跡を残した意欲作です。

パチスロ北斗の拳 新伝説創造

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳 新伝説創造リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2017年9月

  • 機種区分:5.9号機
  • システム: A+ART搭載

  • ART仕様: ART「激闘乱舞」:純増約1.9枚/G(ボーナス込み)

ボーナス・ART確率

設定 ボーナス合成 ART初当たり
1 1/364.1 1/489.1
2 1/364.1 1/468.1
3 1/364.1 1/442.8
4 1/364.1 1/399.6
5 1/364.1 1/364.1
6 1/364.1 1/321.3

機械割

設定 機械割
97.8%
98.9%
100.9%
105.2%
108.7%
115.1%

パチスロ北斗の拳 修羅の国篇 羅刹ver.

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳 修羅の国篇 羅刹verリール配列

基本スペック

  • 導入日: 2017年6月

  • 機種区分:5.5号機
  • システム: A+ART搭載

  • ART仕様: ART「闘神演舞」:1セット50G、純増約2.0枚/G

ボーナス・ART確率

設定 ボーナス合成 ART初当たり
1 1/364.1 1/436.9
2 1/364.1 1/422.8
3 1/364.1 1/404.5
4 1/364.1 1/374.5
5 1/364.1 1/350.5
6 1/364.1 1/309.1

機械割

設定 機械割
99.7%
100.6%
103.0%
106.0%
111.0%
115.1%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 遊びやすさを追求したマイルドスペックへの転身
    本機は、前作『修羅の国篇』の基本的なゲーム性をそのまま継承しつつ、ARTの初当たり確率を全設定域で軽くした「遊びやすさ」重視のスペック調整が最大の特徴です。これにより、プレイヤーは投資を抑えながらARTの興奮を体験しやすくなり、シリーズの初心者でも気軽に楽しめる間口の広さを実現しました。

  • 均等化されたキャラクター選択が生む新たな戦略性
    前作ではART開始時にケンシロウが選択される比率が高いという特徴がありましたが、羅刹ver.では3人のキャラクターの選択率がほぼ均等になりました。これにより、プレイヤーはより純粋に自らの好みや状況判断でARTのゲーム性を選択できるようになり、「どのキャラクターで勝負をかけるか」という戦略性が一層高まりました。

  • 安定感を増した高設定域の挙動
    ART初当たりが軽くなった一方で、高設定域の出玉性能は前作よりもマイルドな設計に変更されました。これは爆発的な一撃を狙うというよりも、ARTの突入と継続をコンスタントに繰り返し、安定して出玉を伸ばしていくゲーム性を意図したものです。高設定ほど顕著にARTに当選するため、設定看破の面白さも増していました。

当時の評価

前作『修羅の国篇』が市場で苦戦を強いられる中、そのテコ入れとして投入されたのがこの『羅刹ver.』です。「ART初当たりが重い」という前作の最大の弱点を解消し、より多くのプレイヤーにARTを楽しんでもらおうという明確な意図がありました。しかし、根本的なゲームシステムに変更はなく、またARTの純増速度も当時の市場トレンドから見れば緩やかであったため、残念ながら前作の評価を覆すほどの起爆剤とはなりませんでした。結果として、ホールでの稼働は限定的なものに留まり、シリーズの歴史の中では比較的マイナーな存在として、一部の熱心なファンに記憶される一台となっています。

パチスロ北斗の拳 天昇

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳 天昇リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2019年11月

  • 機種区分:6号機
  • システム: AT搭載

  • AT仕様: AT「真・天昇RUSH」:純増約6.3枚/G

AT「真・天昇RUSH」初当たり確率

設定 AT初当たり
1 1/594.3
2 1/555.2
3 1/539.1
4 1/455.6
5 1/413.6
6 1/364.6

機械割

設定 機械割
97.9%
99.0%
100.1%
105.4%
110.1%
114.0%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 突破して掴む、6号機最高峰の出玉スピード
    本機のゲームフローは、まず突破型のチャンスゾーンである「激闘BONUS」をクリアし、その先にある純増約6.3枚/Gという当時最高峰のAT「真・天昇RUSH」を目指すという、明確な二段階構造になっています。この分かりやすさと、一度ATに入れてしまえば猛烈なスピードで出玉が増加していく爽快感が、最大の魅力でした。

  • 勝敗を分ける3戦BATTLE「激闘BONUS」
    通常時から目指す「激闘BONUS」は、3人の強敵とのバトルを勝ち抜くことでメインATが確定する、本機最大の叩きどころです。対戦相手の組み合わせや内部的なレベルによって勝利期待度が大きく変動するため、レバーオンの度に手に汗握る展開が繰り広げられました。この「ヒリつき」こそが、多くのプレイヤーを虜にしたゲーム性の核心でした。

  • 継続の鍵を握る「世紀末ZONE」と「昇舞の刻」
    メインAT「真・天昇RUSH」は、セット継続とゲーム数上乗せでロングランを目指します。AT終了後に突入する引き戻しゾーン「世紀末ZONE」や、ゲーム数上乗せのメイン契機となる「昇舞の刻」など、AT中も常に自力感が試される瞬間が用意されていました。これらの局面でレア役を引けるかどうかが、出玉を大きく伸ばすための重要な分岐点となっていました。

当時の評価

シリーズ初の6号機として、ファンの期待を一身に背負ってホールに登場し、導入直後から空前の大ヒットを記録しました。6号機ならではの高純増ATがもたらす圧倒的な出玉スピードは、多くのプレイヤーに衝撃を与え、一躍ホールの主役へと躍り出ます。しかしその一方で、メインATへの道のりが険しい「激闘BONUS」の突破が必須となるゲーム性は、「突破できなければ何も始まらない」という厳しさも内包しており、その”オール・オア・ナッシング”な仕様に疲弊する声も少なくありませんでした。結果として、初期の熱狂的な稼働は徐々に落ち着きを見せたものの、6号機時代の幕開けを象徴する代表的なヒット機種として、パチスロ史にその名を刻んだ一台です。

パチスロ北斗の拳 宿命 2021年3月導入

筐体

リール配列

パチスロ北斗の拳 宿命リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2021年3月

  • 機種区分:6.1号機 
  • システム: 疑似ボーナス+AT機

  • AT仕様: AT「激闘乱舞」:1セット約100枚、純増約2.8枚/G

AT「激闘乱舞」初当たり確率

設定 AT初当たり
1 1/536.5
2 1/522.6
3 1/504.6
4 1/458.9
5 1/424.5
6 1/386.6

機械割

設定 機械割
98.0%
99.1%
100.7%
104.3%
109.0%
111.1%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 戦略を自ら選ぶ2種類の擬似ボーナス
    本機のゲームフローは、まず「伝承」「覇道」という2種類の擬似ボーナス(BB)を目指すことから始まります。BB突入時にプレイヤーは、技術介入でATを目指す「伝承」か、完全運任せで一撃を狙う「覇道」かを任意で選択可能。この選択がその後の展開を大きく左右する、極めて戦略性の高いゲーム性の入り口となっていました。

  • 己の腕で未来を切り開く「技術介入」
    この機種の心臓部と言えるのが、BB「伝承」中に発生する技術介入要素です。指定された2コマの目押しを成功させ続けることで、AT突入を賭けたバトルを有利に進めることが可能。完璧にこなせば設定1でも機械割が100%を超えるという仕様は、パチスロ本来の「介入して出玉を得る」という楽しさを6号機で再現した、画期的な試みでした。

  • 最強の味方「トキ」が握るAT継続の鍵
    メインAT「激闘乱舞」はセット数管理型。継続を賭けたバトルに勝利すれば次セットへと繋がりますが、その最大の援護射撃となるのが「トキ参戦」です。トキが味方として参戦している間は、バトル勝利(Vストック)の期待感が飛躍的に高まります。いかにしてトキを参戦させ、その間にVストックを稼げるかが、ロング継続への絶対条件でした。

当時の評価

高純増AT機『天昇』の大ヒットから一転、純増枚数を抑え、プレイヤーの技術介入に重きを置いたゲーム性で登場した本機は、市場で明確な賛否両論を巻き起こしました。目押しに自信のあるプレイヤーからは「自分の腕で勝てる6号機」として熱狂的な支持を集め、一部のホールではカルト的な人気を博しました。しかしその一方で、目押しが苦手な層や気軽に楽しみたいライトユーザーからは敬遠される傾向が強く、万人受けする機種とはなりませんでした。結果として、『天昇』のような社会現象的なヒットには至らなかったものの、射幸性だけでなくプレイヤーの技量に焦点を当てたゲーム性は、6号機時代のパチスロが持つべき多様性の一つを示した、極めて挑戦的かつ記憶に残る一台として評価されています。

スマスロ北斗の拳

筐体

リール配列

スマスロ北斗の拳リール配列

基本スペック

  • 導入日: 2023年4月

  • 機種区分: 6.5号機 (スマスロ)

  • システム: AT搭載

  • AT仕様: AT「バトルボーナス」:1セット平均約110枚獲得、純増約5.0枚/G(※BB準備中含む)

AT「バトルボーナス」初当たり確率

設定 AT初当たり
1 1/383.2
2 1/371.8
3 1/348.6
4 1/297.9
5 1/270.8
6 1/258.0

機械割

設定 機械割
98.0%
98.9%
105.7%
110.0%
113.0%

ゲーム性の特徴と魅力

  • 伝説の完全復活、4号機の興奮がスマスロで蘇る
    本機がパチスロ史に刻んだ最大の功績は、伝説の4号機初代「北斗の拳」のゲーム性を、スマスロという最新の舞台で寸分違わず再現した点にあります。通常時は主にレア役、特に「中段チェリー」を待ち、AT「バトルボーナス」は継続率で管理されるという、極めてシンプルかつ奥深いゲームフロー。この「誰もが知っている安心感」と「脳が焼かれる興奮」の融合が、全てのプレイヤーを熱狂させました。

  • 継続率が全てを支配する、手に汗握るバトルボーナス
    出玉増加の主軸となるバトルボーナス(BB)は、初代同様に66%〜89%の継続率によって管理されています。セット開始時のオーラの色、バトル中の攻防、JACイン時の効果音。その全てが継続期待度を示唆し、プレイヤーの感情を揺さぶります。継続が確定した瞬間の高揚感は、複雑化した現代のパチスロが失いかけていた、純粋な喜びそのものでした。

  • シリーズ史上最強のトリガー「無想転生バトル」
    初代のゲーム性を完全再現しつつ、本機には新たな究極トリガーとして「無想転生バトル」が搭載されています。これは、AT中の特定条件で突入するプレミアム状態で、継続率は驚異の94%。一度突入すれば終わらないのではないかと錯覚するほどの圧倒的なループ性能を誇り、プレイヤーにスマスロ時代最高の「夢」を見せる、本機最強にして最大の魅力です。

当時の評価

導入されるや否や、ホールから空き台が消えるという社会現象を巻き起こした、スマスロ時代の絶対王者です。その圧倒的な人気は、単なるヒット機種という枠を遥かに超え、複雑な6号機に疲弊しパチスロから離れていた多くの「出戻りユーザー」をホールに呼び戻すという、業界の救世主的な役割を果たしました。初代を知るベテランから、スマスロで初めて北斗に触れる若者まで、世代を超えて熱狂的な支持を集め、販売台数は記録的なセールスを達成。間違いなく、パチスロの歴史に永遠に語り継がれる、新たな伝説の始まりを告げた不朽の名機です。


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