2013年、その一台はホールに衝撃と共に現れました。
可愛らしい見た目からは想像もつかない奥深いゲーム性、そして打ち手の感情を揺さぶる「穢れシステム」――。パチスロ『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』の登場は、まさに事件でした。
ワルプルギスの夜に一喜一憂し、アルティメットバトルを夢見たあの日々を、今でも鮮明に覚えているファンは多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな伝説の初代から、A+ART、Aタイプ、6号機AT、そして外伝『マギアレコード』を含む最新のスマスロまで、パチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの歴代全機種を完全網羅!
各機種のスペックやゲーム性の特徴はもちろん、天井の恩恵や狙い目、設定判別ポイントといった「勝つための攻略情報」まで、どこよりも詳しく徹底的に解説します。
この記事は、こんなあなたにこそ読んでほしい内容となっています。
- 「あの頃よく打った名機の思い出に浸りたい」
- 「シリーズの歴史を改めて知りたい」
- 「これから最新台を打つために、過去作との違いを知っておきたい」
そんな、すべての『まどマギ』ファンに捧げる【保存版】まとめ記事です。
さあ、あなたと共に歩んだ魔法少女たちの軌跡を、もう一度ここから振り返ってみましょう。
すべての始まり― 原作アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズとは

パチスロ『まどマギ』シリーズを心から楽しむためには、その根幹にある物語を知ることが不可欠です。なぜこの作品は社会現象とまで呼ばれ、パチスロになってもなお多くの人々を熱狂させるのか。その深い魅力の源泉を、ここから紐解いていきましょう。
『魔法少女まどか☆マギカ』― “魔法少女”の概念を覆した衝撃作
2011年に放送された『魔法少女まどか☆マギカ』は、単なるアニメ作品にとどまらない、ひとつの「事件」でした。監督・新房昭之、脚本・虚淵玄(ニトロプラス)、キャラクター原案・蒼樹うめ、そしてアニメーション制作・シャフトという、業界屈指のクリエイター陣が集結して生み出されたこの作品は、放送前から大きな注目を集めていました。
物語は、平凡な中学2年生・鹿目まどかが、謎の生物「キュゥべえ」に「僕と契約して、魔法少女になってよ!」と誘われる、王道の魔法少女ものとして幕を開けます。しかし、視聴者はすぐにその”王道”が巧妙な罠であったことを知ります。
- 希望と絶望の等価交換: 願いを一つ叶える代償として、少女たちは命を懸けて魔女と戦う宿命を背負わされる。
- ソウルジェムの残酷な真実: 魔法少女の力の源である「ソウルジェム」に隠された、あまりにも非情な秘密。
- 衝撃の第3話: 特に第3話で描かれた衝撃的な展開は「マミる」というネットスラングを生み、この作品がただの”かわいい魔法少女アニメ”ではないことを決定づけました。
希望が絶望に転化する先の読めないストーリー、愛らしいキャラクターたちが直面する過酷な運命は、アニメファンだけでなく幅広い層に衝撃を与え、「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞」をはじめ数々の賞を受賞。TVシリーズ後には、総集編である『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』、そして完全新作となる『[新編]叛逆の物語』が公開され、その人気を不動のものとしました。これらの劇場版も、後のパチスロシリーズの重要なモチーフとなっています。
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』― もう一つの魔法少女たちの物語
『マギアレコード』(通称:マギレコ)は、『まどマギ』本編と同じ世界観を共有しつつ、新たな魔法少女たちの戦いを描いた外伝作品です。2017年にスマートフォン向けゲームとしてリリースされ、後にアニメ化もされました。
物語の舞台は、新興都市「神浜市」。この街では、「魔法少女は救われる」という奇妙な噂が囁かれていました。行方不明になった妹・ういを探す魔法少女「環いろは」は、その噂に導かれて神浜市を訪れ、他の魔法少女たちと共に、街に隠された真実に迫っていきます。
- 新たな魔法少女たち: いろはをはじめ、数多くの個性豊かな魔法少女たちが登場し、それぞれの願いや葛藤が描かれます。もちろん、鹿目まどかをはじめとする原作のキャラクターたちも物語に深く関わってきます。
- 「ドッペル」という新概念: 神浜市の魔法少女だけが発現させることができる謎の力「ドッペル」。ソウルジェムが濁りきっても魔女化を免れるこの現象が、物語の重要な鍵を握ります。
『マギアレコード』は、原作の持つダークな世界観はそのままに、”チーム”として戦う魔法少女たちの絆や、より複雑に絡み合う謎が描かれており、本編とはまた異なる魅力でファンを惹きつけています。この『マギレコ』の世界観も、後のスマスロで初めてパチスロ化されることになります。
▼すべての物語の原点について、もっと詳しく知りたい方はこちら!
本記事で紹介したシリーズの原点である『魔法少女まどか☆マギカ』。そのあらすじやキャラクター、物語の核心に迫る考察などをまとめた解説記事もご用意しています。パチスロの演出をより深く楽しむためにも、ぜひご覧ください。
パチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズは、その作り込まれたゲーム性もさることながら、数々の魅力的な演出で多くのユーザーを惹きつけてやみません。 手に汗握る「ワルプルギスの夜」との攻防。 出玉の鍵を握る「ソウルジェム」の穢れシステ[…]
パチスロ『まどマギ』シリーズ 歴代機種一覧

原作の魅力に触れたところで、ここからはホールを彩ってきたパチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの全機種を、歴史の順に振り返ります。伝説の初代から最新のスマスロまで、まずはその輝かしい系譜を一覧でご覧ください。
| 機種名 | メーカー | 導入日 | タイプ |
|---|---|---|---|
| SLOT魔法少女まどか☆マギカ | メーシー | 2013年12月 | ART |
| SLOT魔法少女まどか☆マギカ2 | メーシー | 2016年9月 | A+ART |
| SLOT魔法少女まどか☆マギカA | エレコ | 2017年12月 | Aタイプ |
| SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 | メーシー | 2019年9月 | AT |
| SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語 | ミズホ | 2021年8月 | AT |
| スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語f-フォルテ- | メーシー | 2023年11月 | スマスロ(AT) |
| スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 | ミズホ | 2025年4月 | スマスロ(AT) |
※導入日は地域によって異なる場合があります。
このように、『まどマギ』シリーズは5号機のART時代から始まり、ボーナスとの絡みが楽しいA+ART、気軽に楽しめるAタイプ、そして6号機・スマスロ時代の高純増ATへと、パチスロの規制やトレンドの変化に呼応するように進化を続けてきました。
次の章からは、いよいよ各機種のスペックやゲーム性の詳細を、天井情報や設定判別ポイントといった攻略情報も交えながら、1台ずつ徹底的に解説していきます。
歴代シリーズ機種 詳細解説
ここからは、パチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの歴代全機種を、1台ずつ詳細に解説していきます。スペックやゲーム性はもちろん、天井の狙い目や設定判別といった、より実践的な攻略情報まで網羅しているので、ぜひ立ち回りの参考にしてください。
SLOT魔法少女まどか☆マギカ(2013年)


2013年12月に登場したシリーズ初代機は、5号機の歴史を語る上で決して外すことのできない不朽の名機です。原作の世界観を見事に再現した演出と、プレイヤーの感情を揺さぶる独創的なゲーム性が奇跡的な融合を果たし、長期にわたってホールで愛され続ける社会現象級のヒットを記録しました。
基本情報・スペック
本機はボーナスとART「マギカラッシュ」で出玉を増やすタイプのART機。純増約2.2枚/GのARTは差枚数管理型で、レア役や特化ゾーンでの上乗せが出玉の鍵を握ります。
| 設定 | ボーナス+ART合算 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/170.1 | 97.9% |
| 2 | 1/162.7 | 99.0% |
| 3 | 1/157.0 | 101.4% |
| 4 | 1/147.2 | 105.1% |
| 5 | 1/139.6 | 110.1% |
| 6 | 1/123.6 | 116.2% |
ゲーム性の特徴と評価
初代『まどマギ』が「神台」とまで呼ばれる理由は、その革新的なゲーム性にあります。特に以下の2つの要素は、多くのプレイヤーを虜にしました。
- 穢れシステム
プレイヤーにとって不利な状況(CZ連続失敗、ボーナス間のハマり等)が続くと、液晶左下のソウルジェムに「穢れ」が蓄積。これがMAXまで溜まった状態でボーナスに当選すると、強力な恩恵が得られる「エピソードボーナス」や、最強の上乗せ特化ゾーン「アルティメットバトル」への道が開かれます。「ハマっても無駄にならない」という救済機能が、絶妙なゲームバランスを生み出しました。 - 上乗せ特化ゾーン「ワルプルギスの夜」
ART中のレア役などから突入する、本機最強の叩きどころ。継続率管理のバトル形式で、ほむらが倒れない限りARTの差枚数を上乗せし続けます。継続時のBGM変化(Magia)や追撃発生時の興奮は、今なお語り草となっています。
天井情報
- 天井ゲーム数: ボーナス間 999G
- 恩恵: ART確定(稀に「ワルプルギスの夜」も同時に当選)
天井の恩恵はART当選のみとシンプルですが、投資を捲るきっかけとしては十分。600Gあたりからが狙い目とされていました。
打ち方・リール配列
通常時・ART中ともに、左リール上段〜中段にBARを狙う「BAR狙い」が基本となります。スイカがスベってきた時のみ、中・右リールにもスイカを狙えば小役の取りこぼしはありません。
主な設定判別要素
設定推測の楽しさも本機の魅力の一つでした。特に重要視された要素は以下の通りです。
- 弱チェリー確率: 設定差が最も大きい最重要ポイント。終日打てば設定1と6で大きな差が出ます。
- スイカからのCZ「マジカルチャレンジ」当選率: 高設定ほど優遇。
- ART引き戻し当選率: ART終了後、前兆を経てARTに復帰する確率。高設定ほど優遇。
- プチボーナス中のキャラクター紹介: 登場キャラの順番で設定を示唆。「キュゥべえ」が4人目以降に登場すれば高設定のチャンス。
- ボーナス終了後のセリフ: 特定のセリフで設定を示唆。「君にならその資格がある。本当にそれを望むならね」は設定5以上濃厚、「訳が分からないよ」は設定6濃厚とされていました。
やめどき
ボーナス・ART終了後、前兆ステージ(円環の理など)を消化して、演出が静かになったらやめるのが基本です。ただし、穢れが溜まっていることを示唆する演出(黒いモヤが大など)が発生した場合は、穢れが解放されるまで続行するのがセオリーでした。
SLOT魔法少女まどか☆マギカ2(2016年)


伝説となった初代の正統後継機として、多くのファンの期待を背負って2016年9月に登場したのが『SLOT魔法少女まどか☆マギカ2』です。初代のゲーム性を色濃く継承しつつ、スペックをボーナスとARTが絡み合う「A+ART機」へと変更。新たな上乗せ特化ゾーンも搭載し、初代とは異なるゲーム性で人気を博しました。
基本情報・スペック
本機はボーナス(BIG:純増約150枚 / PETIT:純増約50枚)とART「マギカラッシュ」で出玉を増やすA+ART機。ARTの純増は約1.5枚/G(ボーナス込で約2.0枚/G)となり、ART中にボーナスをいかに引けるかが大量出玉への鍵となるゲーム性です。
| 設定 | ボーナス+ART合算 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/172.9 | 98.4% |
| 2 | 1/168.0 | 99.5% |
| 3 | 1/162.2 | 101.5% |
| 4 | 1/151.7 | 105.4% |
| 5 | 1/143.4 | 110.1% |
| 6 | 1/130.6 | 115.0% |
ゲーム性の特徴と評価
『まどマギ2』の最大の特徴は、新搭載された上乗せ特化ゾーン「マギカ☆クエスト」です。すごろく形式で進んでいき、止まったマスの内容に応じてゲーム数上乗せやボーナス、特化ゾーンの上乗せなど様々な恩恵を獲得できます。自力で展開を切り拓く感覚が強く、初代の「ワルプルギスの夜」とはまた違った興奮を味わえました。
- A+ARTによるゲーム性の変化
ボーナス確率が軽くなったことで、ART中にボーナスを絡めて出玉を伸ばす展開が王道に。ART中のボーナスはゲーム数上乗せのチャンスとなるだけでなく、マギカ☆クエストのストックも抽選します。 - 継承された「穢れシステム」
初代から引き続き「穢れシステム」を搭載。解放時の恩恵は「エピソードボーナス」や「裏マギカ☆クエスト」、「ワルプルギスの夜」となり、ハマり台にも期待感が持てる仕様は健在でした。
天井情報
- 天井ゲーム数: ボーナス&ART間 1000G
- 恩恵: ART確定。ARTに当選するまで継続するCZ「救済の祈り」に突入し、そこでボーナスを引ければART+ワルプルギスの夜も確定。
ハマった際の恩恵が比較的強く、650G〜700Gあたりからが狙い目とされていました。
打ち方・リール配列
通常時の打ち方は初代とほぼ同じく、左リール枠上〜上段にBARを狙う手順でOK。スイカテンパイ時のみ中・右リールにもスイカを狙いましょう。
主な設定判別要素
本機も多彩な設定示唆要素を持っていましたが、特に注目すべきは以下のポイントです。
- 弱チェリー確率: 初代ほどではありませんが、依然として重要な設定差ポイント。
- スイカからのCZ「魔女の結界」当選率: 高設定ほど顕著に優遇されており、複数回確認できれば粘る根拠になります。
- ART直撃当選率: 通常時のレア役からボーナスを経由せずに直接ARTに当選する確率。設定差が非常に大きい最重要項目。
- ボーナス確定画面: キャラクターによって奇数・偶数設定を示唆。「杏子」は偶数設定、「さやか」は奇数設定で出現しやすいなど。
- ボーナス終了後のセリフ: 「君にならその資格がある」で設定5以上濃厚、「訳が分からないよ」で設定6濃厚となる点は初代から継承。
やめどき
ボーナス・ART終了後、前兆の有無を確認してからやめるのが基本。穢れを示唆する演出(黒いモヤ)が発生している場合は、解放されるまで続行を検討しましょう。
SLOT魔法少女まどか☆マギカA(2017年)


2017年12月、シリーズは新たな境地へ。ARTやATといったゲーム性を一切排除した、シリーズ初の「Aタイプ(ノーマルタイプ)」として『SLOT魔法少女まどか☆マギカA』が登場しました。ボーナスのみで出玉を増やすシンプルな仕様で、これまでのシリーズのファンだけでなく、普段Aタイプを好んで打つ層からも注目を集めました。
基本情報・スペック
本機はBIG BONUS(最大311枚)とPETIT BONUS(103枚)の2種類のボーナスのみで出玉を増やす完全告知のAタイプ。ボーナス合成確率は設定1でも1/145.3と遊びやすいスペックが特徴です。
| 設定 | ボーナス合算確率 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/145.3 | 98.2% |
| 2 | 1/141.5 | 99.4% |
| 3 | 1/136.5 | 101.3% |
| 4 | 1/130.1 | 104.2% |
| 5 | 1/123.8 | 107.5% |
| 6 | 1/112.5 | 113.3% |
ゲーム性の特徴と評価
Aタイプながら、これまでのシリーズで好評だった演出を数多く継承。多彩な前兆演出からボーナスを告知するゲーム性は、パチスロ初心者から上級者まで幅広い層が楽しめました。
- 豊富なボーナス確定パターン: 小役との同時当選がメインとなっており、演出の強弱や法則崩れなど、Aタイプならではの奥深い出目と演出の絡みを楽しむことができました。
- 選べる告知タイプ: BIGボーナス中は3種類の告知タイプ(チャンス・完全・後告知)から好きなものを選び、1G連の期待感を楽しむことができました。
- ボーナス後のRT「魔女の結界」: ボーナス後に必ず突入する20GのRTも搭載。RT中にボーナスを引き当てれば、専用の演出を堪能できました。
また、本機のために書き下ろされた新規楽曲も搭載されており、ファンにとっては嬉しい要素でした。
天井情報
本機はボーナスのみで出玉を増やすAタイプのため、天井機能は搭載されていません。
打ち方・リール配列
通常時の打ち方はシリーズ機同様、左リールにBARを狙う手順でOK。ボーナスを揃える際は1枚がけで、迅速に揃えることが獲得枚数アップに繋がります。
主な設定判別要素
Aタイプらしく、ボーナス中の示唆や小役確率に設定差が設けられていました。
- BIG中のハズレ確率: BIG中のハズレ出現率は高設定ほど優遇されており、複数回確認できれば粘る強い根拠となりました。
- REG(プチボーナス)中のキャラカード: 出現するキャラカードで設定を示唆。「銀背景」なら設定2以上、「金背景」なら設定4以上濃厚など、重要な判別要素でした。
- ボーナス終了時の羽の色: ボーナス終了時に液晶上部のソウルジェムをタッチすると出現する羽の色で設定を示唆。「赤」なら高設定のチャンス、「虹色」なら設定5以上濃厚。
- 通常時の小役確率: 弱チェリーやスイカの確率に設定差が存在しました。
やめどき
Aタイプのため、いつやめても問題ありません。ボーナス非当選を確認後、RT「魔女の結界」が終了していれば、いつでも席を立つことができます。
SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(2019年)
![SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語筐体](https://2d-ps.com/wp-content/uploads/2025/10/SLOT劇場版-魔法少女まどか☆マギカ新編叛逆の物語筐体.jpg)
![SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語リール](https://2d-ps.com/wp-content/uploads/2025/10/SLOT劇場版-魔法少女まどか☆マギカ新編叛逆の物語リール.jpg)
2019年9月、パチスロは6号機時代へと移行する中で、まどマギシリーズも新たなステージへ。劇場版の完結編として描かれた『[新編]叛逆の物語』をモチーフに、シリーズ初となる純増約3.0枚/GのAT機として登場しました。高い出玉性能と、原作の衝撃的なストーリー展開を再現した演出で、多くのファンを魅了しました。
基本情報・スペック
本機は擬似ボーナスと差枚数管理型AT「マギカラッシュ」で出玉を増やすAT機。ATは初期枚数100枚+αでスタートし、消化中のレア役や特化ゾーンで差枚数上乗せを目指します。
| 設定 | AT初当り確率 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/530.1 | 97.3% |
| 2 | 1/501.9 | 98.6% |
| 3 | 1/465.1 | 100.3% |
| 4 | 1/413.7 | 103.0% |
| 5 | 1/370.4 | 106.1% |
| 6 | 1/299.7 | 112.1% |
ゲーム性の特徴と評価
6号機のAT機となったことで、初代を彷彿とさせる高い出玉スピードを実現。ゲーム性の核となるのは、3種類の特化ゾーンと、シリーズの代名詞でもある「穢れシステム」でした。
- 3種類の特化ゾーン: 上乗せ性能が異なる「ほむらvsマミ」「さやかvs杏子」「くるみ割りの魔女」の3種類を搭載。特に「くるみ割りの魔女」は平均上乗せ約300枚を誇る最強のトリガーでした。
- 悪魔ほむらゾーン: AT終了時の一部で突入する引き戻しゾーン。成功すればATに復帰するだけでなく、強力な特化ゾーン「くるみ割りの魔女」も確定する、まさに逆転のチャンスゾーンでした。
- 進化した穢れシステム: 本機でも穢れシステムは健在。MAX時にボーナスを引ければATが確定し、さらに特化ゾーンも1つ以上ストックするため、恩恵は非常に強力でした。
天井情報
- 天井ゲーム数: 通常時 699G消化
- 恩恵: ボーナス(AT非当選の可能性あり)
天井の恩恵はボーナスのみでATが確定しないため、狙い目は深めの400Gあたりからとされていました。ただし、天井到達時のボーナスはAT期待度が若干優遇されていました。
打ち方・リール配列
通常時は左リールBAR狙いで消化。レア役の強弱を判別するために、スイカテンパイ時は中リールは赤7、右リールはBARを目安にスイカを狙う必要がありました。
主な設定判別要素
6号機となり、より設定示唆演出が重要視されるようになりました。
- 弱チェリー確率: シリーズの伝統とも言える最重要ポイント。設定1と6では大きな差があります。
- AT直撃当選率: 通常時のレア役からのAT直撃にも大きな設定差があり、一度でも確認できれば高設定への期待が高まりました。
- AT終了画面: AT終了画面で出現するキャラクターやイラストで設定を示唆。「悪魔ほむら」なら設定4以上、「まどか&ほむら」なら設定6が濃厚でした。
- セリフの色: 通常時のキャラのセリフの色が「赤」や「金」ならチャンスですが、「紫」のセリフは特定のモードや高設定を示唆する重要な役割を担っていました。
やめどき
ボーナス・AT終了後、有利区間ランプが消灯したらやめるのが基本です。ただし、「悪魔ほむらゾーン」に突入した場合は必ず消化し、当否を確認してからやめましょう。
SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語(2021年)
![SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語筐体](https://2d-ps.com/wp-content/uploads/2025/10/SLOT劇場版-魔法少女まどか☆マギカ前編始まりの物語/後編永遠の物語筐体.jpg)
![SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語筐体リール配列](https://2d-ps.com/wp-content/uploads/2025/10/SLOT劇場版-魔法少女まどか☆マギカ前編始まりの物語/後編永遠の物語筐体リール配列.jpg)
2021年8月、多くのファンが待ち望んだ”初代”の遺伝子を受け継ぐマシンが登場しました。本機は6.2号機という有利区間ゲーム数が緩和されたスペックを活かし、初代『まどマギ』の代名詞であった上乗せ特化ゾーン「ワルプルギスの夜」を完全再現。通常時のゲームフローも初代を踏襲しており、往年のファンを歓喜させました。
基本情報・スペック
ゲーム性は擬似ボーナスからAT「マギカラッシュ」を目指すという、初代や『叛逆の物語』に近いフロー。純増約2.5枚/Gの差枚数管理型ATとなっています。
| 設定 | AT初当り確率 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/544.1 | 97.4% |
| 2 | 1/530.1 | 98.5% |
| 3 | 1/498.9 | 100.4% |
| 4 | 1/451.9 | 104.1% |
| 5 | 1/415.0 | 107.1% |
| 6 | 1/365.4 | 112.3% |
ゲーム性の特徴と評価
本機の評価を決定づけたのは、何と言っても初代の興奮を蘇らせた「ワルプルギスの夜」の存在です。継続率管理のバトル、BGM「Magia」が流れるタイミング、追撃上乗せなど、細部に至るまで初代を忠実に再現。さらに新たな上乗せ要素も加わり、正統進化を遂げました。
- 初代回帰のゲームフロー: 通常時は規定ゲーム数消化やレア役でCZやボーナスを目指し、ボーナス中の抽選をクリアしてATへ、という初代ファンにはお馴染みの流れ。
- 新感覚の上乗せ「マギカアタック」: AT中のレア役で突入する上乗せ演出。4人のキャラクター毎に上乗せG数や特性が異なり、叩きどころのバリエーションが増えました。
- 健在の穢れシステム: 本機でも穢れシステムを搭載。解放時はAT確定のエピソードボーナスへ。さらにAT終了後に即発動した場合は、ワルプルギスの夜からスタートするという強力な恩恵がありました。
天井情報
本機には2種類の天井が存在しました。
- ゲーム数天井: 通常時 699G消化でボーナス確定。
- スルー回数天井: AT非当選のボーナスが 7回連続すると、次回のボーナスがAT確定のエピソードボーナスになる。
ゲーム数天井の恩恵はボーナスのみのため、スルー回数も加味して狙い目を判断する必要がありました。
打ち方・リール配列
通常時は左リールBAR狙いで消化。初代やまど2に近い感覚で打てる、シンプルな打ち方でした。
主な設定判別要素
初代ライクなゲーム性ながら、設定示唆は6号機らしく豊富に用意されていました。
- 弱チェリー確率: やはり本機でも重要な設定差ポイント。
- AT直撃当選率: 通常時のレア役からのAT直撃当選率に特大の設定差があり、一度でも確認できれば高設定の期待度が飛躍的にアップしました。
- AT終了画面のタッチボイス: AT終了画面でサブ液晶をタッチすると発生するボイスで設定を示唆。「今はまだ、その時じゃない」なら設定4以上、「諦めたらそれまでだ」なら設定6が濃厚でした。
- CZ「キュゥべえチャレンジ」成功率: 成功すればAT確定となる上位CZの成功率も高設定ほど優遇。
やめどき
ボーナス・AT終了後、前兆がないことを確認してやめるのが基本です。ただし、穢れ示唆(大)が出ている場合や、ボーナススルー回数が天井に近い場合は続行を検討しましょう。
スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語f-フォルテ-(2023年)
![スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語f-フォルテ-筐体](https://2d-ps.com/wp-content/uploads/2025/10/スマスロ劇場版-魔法少女まどか☆マギカ前編始まりの物語/後編永遠の物語f-フォルテ-筐体.jpg)
![スマスロ劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語f-フォルテ-リール](https://2d-ps.com/wp-content/uploads/2025/10/スマスロ劇場版-魔法少女まどか☆マギカ前編始まりの物語/後編永遠の物語f-フォルテ-リール.jpg)
2023年11月、シリーズはついに「スマスロ」の舞台へ。通称『まどかf(フォルテ)』と呼ばれる本機は、差枚数管理をベースとしつつ、AT中の展開に応じて純増枚数が変動するという新しいゲーム性を採用。スマスロならではの強力な出玉性能と、原作の名シーンを活かした演出で、新時代の『まどマギ』を印象付けました。
基本情報・スペック
本機は主にレア役から突入するCZをクリアしてボーナスを目指し、ボーナス中の抽選を突破してAT「マギカラッシュ」に当選させるゲームフロー。ATは純増約2.0枚/G or 約4.0枚/Gの差枚数管理型です。
| 設定 | AT初当り確率 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/421.2 | 97.6% |
| 2 | 1/409.8 | 98.8% |
| 3 | 1/386.5 | 101.5% |
| 4 | 1/352.6 | 105.3% |
| 5 | 1/328.0 | 108.5% |
| 6 | 1/304.5 | 113.1% |
ゲーム性の特徴と評価
本機の最大の特徴は「舞台装置の魔女」の存在です。AT中の特定の条件で突入し、消化中は純増が約4.0枚/Gにアップ。さらに大量上乗せのチャンスとなるため、いかにこの状態へ持っていくかが出玉の鍵を握ります。これにより、AT中に緩急が生まれ、プレイヤーを飽きさせないゲーム性を実現しました。
- 新システム「朽ちた墓地」: AT中のレア役でマスが進み、ゴールに到達すればボーナスや特化ゾーンが確定するすごろくのようなシステム。まど2の「マギカ☆クエスト」を彷彿とさせます。
- 強力な上位AT「ワルプルギスの夜」: 本機における「ワルプルギスの夜」は、継続率約80%の上位ATとして搭載。突入すればエンディング(コンプリート機能)到達も視野に入る、最強のトリガーとなっています。
- スマスロ版 穢れシステム: もちろん穢れシステムも搭載。解放で強力な恩恵を持つBIGボーナスが確定。さらに上位の「ソウルジェム(穢れ)システム」も存在し、解放時は上位AT突入の期待大!
天井情報
本機には2種類の天井が搭載されています。
- ゲーム数天井: 通常時 999G+α消化でBIGボーナス確定。
- CZスルー回数天井: CZ「舞台装置の魔女」を4回連続で失敗すると、次回のCZが成功確定の上位版「朽ちた世界の救済」となります。
ゲーム数天井の恩恵はボーナスのみですが、スマスロの特性上、そこからのAT、そして一撃を狙える仕様となっています。
打ち方・リール配列
通常時は左リールBAR狙いで消化。レア役成立時は液晶演出で強弱が示唆されるため、目押しが苦手な人でも楽しめるよう配慮されています。
主な設定判別要素
設定判別においては、ボーナス・AT終了画面が重要な役割を担います。
- BIGボーナス終了画面: 終了画面に出現するイラストで設定を示唆。「5人集合」なら設定4以上、「アルティメットまどか」なら設定6が濃厚です。
- AT終了画面: AT終了画面にも設定示唆パターンが存在。「キュゥべえ」が出現すれば設定2以上濃厚となります。
- 弱チェリー確率: やはり本機でも設定差が存在。シリーズ伝統の判別要素です。
- 直撃AT当選率: レア役からの直撃AT当選率にも設定差がありますが、分母が大きいため複数回確認したい要素です。
やめどき
ボーナス・AT終了後、状態を確認してやめるのが基本。特に、メニュー画面から確認できる「ソウルジェム(穢れ)」の色が濃い紫や黒の場合は、解放まで続行するのが得策です。
スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2025年)


2025年4月、シリーズは新たな物語へ。外伝である『マギアレコード』が、満を持してスマスロで登場しました。新たな主人公「環いろは」たちが織りなすもう一つの魔法少女の物語を、独自のゲームシステム「マギシステム」で表現。初代を彷彿とさせるST式のゲーム性が、往年のファンの心をくすぐる一台です。
基本情報・スペック
本機の通常時は、主に成立役に応じて「マギアポイント」を貯め、規定ポイント到達でボーナスを目指すという新しいゲームフローを採用。AT「神浜RUSH」は純増約2.5枚/Gのゲーム数管理型となっています。
| 設定 | AT初当り確率 | 機械割 |
|---|---|---|
| 1 | 1/489.1 | 97.8% |
| 2 | 1/470.5 | 99.1% |
| 3 | 1/443.8 | 101.3% |
| 4 | 1/398.7 | 105.1% |
| 5 | 1/365.2 | 109.0% |
| 6 | 1/333.6 | 113.5% |
ゲーム性の特徴と評価
『マギレコ』最大の特徴は、初代『まどマギ』の「ワルプルギスの夜」を彷彿とさせるST型の上乗せ特化ゾーン「決戦 神浜の聖女」です。規定ゲーム数内にボーナスを引ければゲーム数を再セットし、さらに上乗せを獲得。このループが出玉の鍵を握ります。
- 新システム「マギシステム」: 通常時は全役でポイント獲得を抽選。レア役を引けなくても、ベルやリプレイの連続でポイント特化ゾーンに突入することもあり、常に叩きどころがあるゲーム性となっています。
- 進化した穢れシステム「ドッペルモード」: 原作のキーとなる「ドッペル」を穢れシステムとして再現。蓄積した状態でボーナスに当選すると、AT期待度が大幅にアップする「ドッペルボーナス」に昇格します。
- 2種類のAT: 基本となる「神浜RUSH」に加え、上位AT「灯花&ねむ Dreaming RUSH」も搭載。上位ATは「決戦 神浜の聖女」のループ期待度が大幅にアップしており、一撃万枚も夢ではない強力な性能を秘めています。
天井情報
- ゲーム数天井: 通常時 950G+α消化でボーナス確定。
- ポイント天井: 液晶右下のマギアポイントが1000ptに到達するとボーナス確定。
ゲーム数天井の恩恵はボーナスのみですが、道中で溜まったポイントやドッペル(穢れ)によっては、十分追う価値のある仕様です。
打ち方・リール配列
通常時は左リールBAR狙いで消化。シリーズ伝統の打ち方で問題なく楽しめます。
主な設定判別要素
最新機種だけあり、設定示唆演出は豊富に搭載されています。
- AT終了画面: 終了画面のイラストが設定判別のメイン。「いろは&やちよ」なら高設定示唆、「魔法少女大集合」なら設定5以上濃厚など、複数のパターンが存在します。
- ボーナス終了時のセリフ: ボーナス終了時に発生するキャラクターのセリフで設定を示唆。「希望を捨てちゃダメだよ」といった強気のセリフなら高設定のチャンス。
- 獲得ポイント表示: レア役以外でポイントを獲得した際に表示されるポイント数が「+456pt」なら設定4以上、「+666pt」なら設定6が濃厚となります。
- 弱チェリー確率: 本機においても弱チェリー確率は重要な設定差ポイントです。
やめどき
ボーナス・AT終了後、前兆がないことを確認してやめるのが基本。ドッペルモードの蓄積を示唆する「黒い感情」エフェクト(大)が発生している場合は、解放まで続行を推奨します。
『まどマギ』シリーズに関するQ&A

ここでは、パチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズについて、多くの人が抱くであろう疑問にQ&A形式でお答えします。
Q1. シリーズの中で、初心者が一番遊びやすい機種はどれですか?
A. 遊びやすさで言えば、ボーナスのみで出玉を増やす『SLOT魔法少女まどか☆マギカA』が最もおすすめです。ARTやATといった複雑なシステムがなく、純粋にボーナスを目指すシンプルなゲーム性なので、パチスロ初心者の方でも気軽に楽しむことができます。
Q2. シリーズで一番人気があった、あるいは「勝てた」と言われる機種は?
A. これは多くのファンが挙げると思いますが、やはり伝説の初代『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』でしょう。「穢れシステム」や「ワルプルギスの夜」といった革新的なゲーム性が生み出す一撃の破壊力は、5号機の中でも屈指のものでした。今なお「初代が一番」という声は根強く、パチスロ史に残る名機と言えます。
Q3. 2025年現在、ホールで打てる現行機種はどれですか?
A. 現在ホールで主に設置されているのは、スマスロである『スマスロまどかf-フォルテ-』と『スマスロ マギアレコード』の2機種です。店舗によっては旧機種がバラエティコーナーに残っている可能性もありますが、主力として打てるのはこの2機種になるでしょう。設置状況は各ホールの公式サイトやP-WORLDなどで確認することをおすすめします。
まとめ:これからも魔法少女たちの物語は続いていく

この記事では、伝説の初代から最新のスマスロまで、パチスロ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの全機種を振り返ってきました。
5号機のART機として登場し、A+ART、Aタイプ、そして6号機・スマスロ時代のAT機へと、シリーズはその姿を様々に変えてきました。しかし、その根底には常に原作アニメへの深いリスペクトがありました。希望と絶望が交差する世界観を「穢れシステム」という形でゲーム性に落とし込み、打ち手の感情を揺さぶる演出の数々は、他の機種にはない唯一無二の魅力と言えるでしょう。
それぞれの台に、それぞれの思い出やドラマがあったはずです。この記事が、あなたの『まどマギ』との記憶を呼び覚ますきっかけや、ホールで最新台に挑んでみる後押しになれば幸いです。
きっと、これからも彼女たちの物語は、私たちスロッターと共に続いていくことでしょう。
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