歴代エヴァンゲリオン パチスロ全機種一覧|初代から最新スマスロまで徹底解説

エヴァンゲリオンシリーズのパチスロは、2000年代の5号機時代から現在の6号機・スマスロまで、長きにわたりホールで愛され続けてきた人気タイアップ機です。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を題材にした独自の世界観と、時代ごとに進化を遂げてきたゲーム性は、多くのファンを魅了してきました。

本記事では、歴代のエヴァンゲリオン パチスロ全機種を一覧形式で紹介し、それぞれの特徴やスペックを振り返ります。初代から最新スマスロ機までを時系列で整理することで、エヴァスロの進化や時代背景が一目で分かる構成となっています。

「昔のエヴァスロを懐かしみたい」「歴代シリーズをまとめて確認したい」「最新のエヴァスロと過去の機種を比較したい」という方に役立つ内容です。シリーズを網羅的に把握することで、エヴァンゲリオンというコンテンツがパチスロでどのように展開されてきたのかを理解できるでしょう。

エヴァンゲリオンのパチスロとは?

エヴァンゲリオンのパチスロとは?

エヴァンゲリオンシリーズは、1995年に放送されたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を原作とした、パチスロ業界でも屈指の人気タイアップ機です。数あるアニメ版権スロットの中でも、登場から現在に至るまで途切れることなく新作がリリースされ続けている稀有なシリーズであり、まさにホールの定番機種といえる存在です。

タイアップスロットとしての位置づけ

パチスロ市場におけるアニメ・映画などのタイアップ機は珍しくありません。しかしエヴァスロが特別なのは、その演出の作り込みとゲーム性のバランスにあります。原作アニメの名シーンやキャラクターを活かした映像・音楽は、ファンにとって強力な訴求力を持ち、さらに遊技者がパチスロ初心者であっても楽しめるような設計がなされてきました。

特に初代エヴァスロは「技術介入要素を抑えつつ、シンプルなボーナス+RT仕様」で登場。ジャグラーやアイムジャグラーシリーズに親しんだプレイヤーが無理なく遊べる機種として受け入れられました。その後のシリーズでも、初心者でも分かりやすいゲームフローを大切にしながら、規制や時代背景に合わせて進化を遂げています。

長期的に支持されてきた理由

エヴァスロが20年以上にわたりシリーズ展開されてきた背景には、以下の要素が挙げられます。

  • 原作人気の高さ:アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は社会現象となり、今なお根強いファン層を持つ

  • ゲーム性の進化:RT機からART、Aタイプ回帰、6号機、そしてスマスロへと常に進化

  • 演出面の完成度:原作の名シーン・名台詞・BGMを活用し、ファン心を刺激

  • ホール側の支持:安定した集客力を持ち、長期設置されやすい

これらの要素が組み合わさり、タイアップ機にありがちな“一発屋”で終わらず、歴史を積み重ねることができたシリーズとなりました。

他のタイアップスロットとの違い

例えば「北斗の拳」や「花の慶次」など、他の有名版権スロットも人気がありますが、それらは「爆発力」や「出玉性能の派手さ」で注目されることが多いのに対し、エヴァスロは**「遊びやすさ」と「世界観の没入感」**を重視しているのが特徴です。ホールの主力機としてはもちろん、ライトユーザーからコアファンまで幅広い層に支持される理由はここにあります。

エヴァスロの進化を知る意義

エヴァンゲリオンのパチスロを歴代で追うことは、単にシリーズを懐かしむだけではなく、パチスロ業界の規制やプレイヤーの嗜好の変化を知る手掛かりにもなります。

  • 5号機時代 → ボーナス+RTで「技術介入を抑えた遊びやすさ」

  • ART全盛期 → 出玉性能を強化した「希望の槍」など

  • 6号機時代 → 規制の中で「遊びやすさと出玉感の両立」を模索

  • スマスロ時代 → 最新システムで「再び大規模な進化」を実現

こうした流れを追うことで、エヴァスロは単なる版権機種ではなく、業界の歴史を映し出す鏡のような存在であることが分かります。

新世紀エヴァンゲリオンとは?

「新世紀エヴァンゲリオン」は、1995年にテレビ東京系列で放送が開始された日本のテレビアニメ作品です。制作はガイナックス、監督は庵野秀明氏。全26話が放送され、最終回に至るまで予想を裏切る展開や斬新な演出で、当時のアニメ業界に大きな衝撃を与えました。ジャンルとしてはロボットアニメに分類されますが、従来の作品のような勧善懲悪型ではなく、人間の心理描写や存在の意味に深く踏み込んだ物語が特徴となっています。

社会現象となった理由

放送当時、少年少女が巨大ロボットに乗り「使徒」と呼ばれる謎の存在と戦う姿は斬新でしたが、それ以上に注目されたのは登場人物たちの内面的な葛藤でした。主人公・碇シンジをはじめとするキャラクターたちは、単なるヒーローやヒロインではなく、悩みや不安を抱える等身大の存在として描かれています。このリアルさが視聴者の共感を呼び、また難解で哲学的なストーリーは多くの議論を巻き起こしました。

こうした背景から「新世紀エヴァンゲリオン」はアニメファン層だけでなく一般層にまで波及し、社会現象と呼ばれるほどの大ヒットとなりました。その後も劇場版が制作され、旧劇場版(DEATH & REBIRTH、Air/まごころを、君に)、そして2007年からは新たにリブートされた**新劇場版シリーズ(序・破・Q・シン)**が公開され、今なお根強い人気を誇っています。

パチスロとの関係性

パチスロにおけるエヴァシリーズでは、この原作アニメの要素が随所に取り入れられています。

  • 「暴走モード」 → アニメの名シーンを元にした出玉契機演出

  • 「使徒バトル演出」 → 原作に登場する使徒との戦闘シーンを再現

  • 名セリフやBGM → 「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」などファンに馴染み深い楽曲が採用

これにより、アニメを知らないユーザーにはスロットを通して作品世界を知るきっかけとなり、アニメファンには「思い入れのある場面をパチスロで体験できる」という魅力が提供されました。まさにエヴァスロの人気は、原作アニメの存在なしには語れません。

長期的に愛される土台

「新世紀エヴァンゲリオン」という作品自体が25年以上にわたり支持され続けていることが、パチスロ化の成功に直結しています。単なる一時的な版権ではなく、今も新作劇場版や関連グッズが展開される現役コンテンツであるため、パチスロシリーズも継続的にリリースされ、ホールの定番となることができたのです。

シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11

パチスロ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズ一覧

新世紀エヴァンゲリオン(2005年9月導入)

  • 導入日:2005年9月

  • タイプ:A+RT(ボーナス+リプレイタイム)

特徴とゲーム性

シリーズ初となるパチスロ版「新世紀エヴァンゲリオン」は、サミーから登場しました。5号機規制の影響を受け、ボーナスとRTを組み合わせたシンプルな仕様が特徴で、遊びやすさに重点が置かれています。爆発的な出玉は望めなかったものの、初心者でも安心して楽しめる安定感が支持され、ホールでも幅広い層に受け入れられました。

演出は原作アニメの世界観を忠実に反映しており、液晶にはキャラクターや使徒とのバトルが登場。特に「暴走モード」突入演出はプレイヤーを熱くさせ、シリーズの代名詞ともいえるギミックとして定着しました。

歴史的な位置づけ

当時は4号機撤去の影響でホールの客足が落ち込みつつありましたが、本機は「タイアップスロットでありながら遊びやすい」という新しい方向性を示した存在です。その結果、長期稼働を実現し、後のエヴァスロシリーズ開発や他版権機の方向性に大きな影響を与えました。

一言まとめ

  • 初代エヴァスロは「遊びやすい5号機」の象徴的存在。

  • シリーズを代表する「暴走モード」演出は、この時点で完成されていた。

機械割

設定 機械割
1 96.1%
2 98.0%
3 100.6%
4 103.4%
5 106.2%
6 109.2%

新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~ 2007/7導入

設定 機械割
1  95.3%
2 98.2%
3 101.7%
4 104.5%
5 107.4%
6 113.5%

新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~ 2008/9導入

設定 機械割
1  96.5%
2 98.8%
3 101.6%
4 105.0%
5 107.9%
6 112.5%

新世紀エヴァンゲリオン~魂の軌跡~ 2010/2導入

設定 機械割
1 96.5%
2 98.8%
3 102.2%
4 105.3%
5 107.9%
6 112.6%

モバスロ ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~ 2011/3導入

設定 機械割
1 96.5%
2 98.9%
3 101.6%
4 105.3%
5 107.7%
6 112.6%

ヱヴァンゲリヲン~生命の鼓動~ 2012/2導入

設定 機械割
1 97.7%
2 99.6%
3 102.1%
4 103.9%
5 107.6%
6 112.5%

パチスロ「EVANGELION」 2013/2導入

設定 機械割
1  97.4%
2 98.4%
3 100.9%
4 104.1%
5 107.8%
6 114.8%

ヱヴァンゲリヲン~決意の刻~ 2014/1導入

設定 機械割
1  97.6%
2 98.8%
3 100.1%
4  104.0%
5 109.6%
6 114.1%

ヱヴァンゲリヲン 希望の槍 2015/6導入

設定 機械割
1 97.6%
2 98.6%
3 100.6%
4 103.3%
5 108.5%
6  114.3%

ヱヴァンゲリヲン・魂を繋ぐもの 2015/11導入

設定 機械割
1  97.4%
2 98.1%
3 100.0%
4  103.9%
5  107.7%
6 112.3%

ヱヴァンゲリヲン・勝利への願い 2017/2導入

設定 機械割
1 97.6%
2 99.5%
3  101.6%
4  104.7%
5  108.6%
6  112.5%

EVANGELION 30ΦMODEL 2018/1導入

設定 機械割
1  97.5%
2  99.6%
3 101.7%
4 103.7%
5  106.8%
6 110.6%

新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~2 2018/2導入

設定 機械割
1  97.5%
2 98.6%
3 101.1%
4 104.1%
5 106.3%
6 110.2%

パチスロ ヱヴァンゲリヲン AT777 2019/2導入

設定 機械割
1 97.8%
2 99.3%
3 100.7%
4 103.9%
5 107.0%
6 109.5%

新世紀エヴァンゲリオン 暴走400 2019/4導入

設定 機械割
1 97.4%
2 99.9%
5 104.0%
6 108.3%

新世紀エヴァンゲリオン ~魂の共鳴~ 2022/1導入

設定 機械割
1 97.9%
2 99.1%
4 102.6%
5 106.0%
6 110.3%

エヴァンゲリオン ~未来への創造~ 2023/10導入

エヴァンゲリオン ~未来への創造~筐体

  • 導入日:2023年10月

  • タイプ:スマスロAT機(純増約2.0枚/G、差枚数管理型)

特徴とゲーム性

「エヴァンゲリオン ~未来への創造~」は、スマスロ時代に投入された最新作のひとつです。出玉システムは純増約2.0枚/Gの差枚数管理型ATを採用し、安定感のあるゲーム性を実現。AT突入契機は主に疑似ボーナスからで、突破型CZや自力抽選を通じて「創造RUSH」へ突入します。

AT中は、シリーズ定番の「暴走モード」「覚醒モード」を踏襲しつつ、新規の特化ゾーンも追加。特に「創造インパクト」では大量上乗せの可能性があり、一撃性と安定性の両立を狙ったバランス型の設計となっています。

演出面では「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の要素を全面的に採用。原作ファンが楽しめる映像や楽曲がふんだんに盛り込まれており、最新の液晶演出とサウンドがプレイヤーを強く引き込みます。

歴史的な位置づけ

「未来への創造」は、スマスロ市場でのエヴァシリーズの新しい挑戦を示すモデルです。直前の「魂の共鳴」で培った6号機ATの安定感をベースにしつつ、スマスロならではの出玉ポテンシャルを付与。結果として「遊びやすさ」と「一撃感」の両方を狙える機種となりました。

スマスロの新時代において、版権機としての強さを発揮すると同時に、エヴァシリーズが今後も市場の主力として継続する可能性を示した作品といえます。

一言まとめ

  • スマスロ時代に投入されたエヴァシリーズ最新作。

  • 安定型AT+スマスロ特性による一撃性を兼ね備えたバランスモデル。

設定 機械割
1 97.6%
2 99.3%
4 104.1%
5 108.5%
6 113.1%

ゴジラ対エヴァンゲリオン 2024/2導入

ゴジラ対エヴァンゲリオン筐体

  • 導入日:2024年2月

  • タイプ:スマスロAT機(純増約2.5枚/G、差枚数管理型)

特徴とゲーム性

「ゴジラ対エヴァンゲリオン」は、東宝の大怪獣「ゴジラ」とエヴァンゲリオンの初コラボレーション作品として登場したスマスロです。出玉システムは純増約2.5枚/Gの差枚数管理型ATを採用し、AT「GvsE RUSH」がメインの出玉契機となります。

通常時は規定ゲーム数消化やレア役からCZ「迎撃作戦」を経由し、AT突入を目指す流れ。AT中は「ゴジラパート」と「エヴァパート」の2種類の上乗せゾーンが存在し、それぞれの特性を活かした出玉展開が楽しめます。さらに、特化ゾーン「FINAL IMPACT」に突入すれば、一撃大量出玉の期待が持てる仕様となっています。

映像面では「シン・ゴジラ」や「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のカットを融合。二大コンテンツの世界観を融合させた演出は迫力抜群で、原作ファン・スロットユーザー双方をターゲットにした豪華仕様です。

歴史的な位置づけ

「ゴジラ対エヴァンゲリオン」は、スマスロ市場においてコラボ版権機の到達点ともいえる存在です。両タイトルとも国内外に多くのファンを持ち、話題性は抜群。スペック的には爆発力と安定感を両立させ、導入初期から高稼働を記録しました。

これまで「遊びやすさ」や「安定感」を武器としてきたエヴァスロシリーズに、新たに**“クロスオーバーでの拡張性”**を示した一作として、シリーズ史の中でも特異な存在となっています。

一言まとめ

  • ゴジラとエヴァが夢の共演を果たしたスマスロAT機。

  • 演出の迫力と爆発力あるAT性能で、シリーズの新たな可能性を示した。

設定 機械割
1 97.7%
2 99.2%
4 104.6%
5 110.7%
6 114.9%

Lパチスロ シン・エヴァンゲリオン 2025/1導入

Lパチスロ シン・エヴァンゲリオン筐体

  • 導入日:2025年1月

  • タイプ:スマスロAT機(純増約2.6枚/G、差枚数管理型)

特徴とゲーム性

「Lパチスロ シン・エヴァンゲリオン」は、スマスロシリーズ最新作として2025年1月に登場しました。純増約2.6枚/Gの差枚数管理型AT「シン・インパクトRUSH」を搭載し、出玉のスピード感と安定感を両立。通常時はレア役や規定ゲーム数からCZ「シン迎撃モード」を経由し、AT突入を目指すゲームフローとなっています。

AT中は「暴走モード」「覚醒モード」といった従来の特化ゾーンに加え、新規要素として「シン覚醒BONUS」が追加。突入時は一撃で大量差枚数獲得に期待でき、従来作を上回る爆発力を実現しました。

演出面では「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のクライマックスシーンを再現。フルHD液晶と新規楽曲により、映画さながらの迫力でプレイヤーを引き込みます。

歴史的な位置づけ

「Lパチスロ シン・エヴァンゲリオン」は、エヴァスロシリーズの集大成ともいえる位置づけの一作です。25年にわたる歴史を持つシリーズの最新作として、スマスロ時代にふさわしい高い出玉性能と演出力を備え、ホールの主力機種として期待されています。

従来の“遊びやすいエヴァ”のイメージを超え、スマスロ時代における看板タイトルのひとつとして今後の稼働を牽引していく存在となるでしょう。

一言まとめ

  • シリーズ集大成ともいえる2025年最新作。

  • スマスロ特性を活かし、出玉性能と映像演出を過去最高レベルに仕上げたモデル。

設定 機械割
1 98.2%
2 99.2%
3 101.5%
4 105.4%
5 110.2%
6 114.9%

LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~ 2025/7導入

LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~筐体

  • 導入日:2025年7月

  • タイプ:LB機(ノーマル+BT[ボーナストリガー]搭載)

特徴とゲーム性

「LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~」は、エヴァシリーズ最新作にして、スマスロの新規格「LB機」として登場しました。本機は、従来のAタイプの遊びやすさに加え、ボーナス後に必ず突入する「BT(ボーナストリガー)」によるループ性を備えているのが最大の特徴です。

ボーナスは「SUPER BIG BONUS(SBB)」「BIG BONUS」「REG BONUS」に加え、特殊な「暴走BONUS」を搭載。SBBは約203枚獲得でき、REGや暴走BONUS終了後もBTに突入するため、連続ボーナスによるまとまった出玉獲得が可能です。さらに、次回予告やリーチ目、フリーズといった従来のエヴァらしい演出に加え、カスタム機能も実装されており、自分好みの演出スタイルでプレイできます。

スペックは合算確率1/196.8(設定1)〜1/151.0(設定6)、機械割97.7%〜110.0%と比較的甘めの仕様。短時間勝負から腰を据えた遊技まで、幅広いスタイルに対応するスペックとなっています。

歴史的な位置づけ

「約束の扉」は、2008年の名機「約束の時」を彷彿とさせるタイトルを冠しつつ、最新規格LBとして生まれ変わった原点回帰と進化の両立を果たした作品です。6号機・スマスロ時代の厳しい規制環境においても、遊びやすさと出玉感のバランスを両立し、シリーズファンはもちろん、新規プレイヤーにも支持されることが期待されています。

エヴァシリーズの「遊びやすいノーマル路線」と「スマスロ時代の新要素」を融合させたことで、次世代のエヴァスロの方向性を示す重要な1台といえるでしょう。

一言まとめ

  • LB機として登場した、スマスロ時代の「遊びやすいエヴァ」。

  • ボーナストリガーによるループ性と甘めのスペックで、原点と未来をつなぐ記念碑的作品。

設定 機械割
1 97.7%
2 98.9%
3 100.7%
4 104.5%
5 107.0%
6 110.0%

スペック比較(歴代まとめ)

スペック比較(歴代まとめ)

エヴァンゲリオンのパチスロシリーズは、5号機初期から最新のスマスロ・LB機に至るまで、常に異なるシステムや出玉設計で進化を続けてきました。ここでは、導入年・タイプ・ボーナス合算確率・機械割 を中心に、歴代シリーズの主要機種を比較できるよう一覧表にまとめます。

歴代エヴァスロ スペック一覧

導入年 機種名 タイプ ボーナス合算 機械割(設定1〜6)
2005/9 新世紀エヴァンゲリオン(初代) A+RT 1/336〜1/267 96.1%〜113.0%
2007/7 まごころを、君に A+RT 1/268〜1/230 97.5%〜110.2%
2008/9 約束の時 A+RT 1/196〜1/151 97.7%〜110.0%
2010/2 魂の軌跡 A+RT 1/273〜1/226 96.5%〜112.0%
2011/3 真実の翼 A+RT 1/299〜1/237 97.0%〜112.4%
2012/2 生命の鼓動 ART機 97.2%〜112.5%
2014/1 決意の刻 A+RT 1/295〜1/234 96.5%〜110.1%
2015/6 希望の槍 ART機 96.8%〜112.0%
2015/11 魂を繋ぐもの A+RT 1/273〜1/226 97.0%〜110.0%
2017/2 勝利への願い ART機 96.9%〜111.8%
2018/2 まごころを、君に2 Aタイプ 1/276〜1/237 97.5%〜109.5%
2019/2 AT777 6号機AT(純増4.0枚) 97.5%〜110.0%
2019/4 暴走400 Aタイプ(BIG約400枚) 1/268〜1/240 97.6%〜109.7%
2022/1 魂の共鳴 6号機AT(純増2.0枚) 97.8%〜110.1%
2023/10 未来への創造 スマスロAT(純増2.0枚) 97.8%〜110.0%
2024/2 ゴジラ対エヴァンゲリオン スマスロAT(純増2.5枚) 98.0%〜111.5%
2025/1 シン・エヴァンゲリオン スマスロAT(純増2.6枚) 97.8%〜112.0%
2025/7 約束の扉(LB機) ノーマル+BT 1/196〜1/151 97.7%〜110.0%

スペック比較から見えるシリーズの進化

  • 5号機初期(2005〜2010年)
    「ボーナス+RT」で遊びやすさを重視。比較的甘めの設計で、初心者から支持を集めた。

  • ART期(2011〜2017年)
    出玉性能を強化したART主体のスペックにシフト。ただし「遊びやすさ」よりも爆発力を求める仕様となり、賛否が分かれた。

  • Aタイプ回帰(2014・2015・2018年)
    「決意の刻」や「魂を繋ぐもの」「まごころ2」では再び安定型のAタイプへ。エヴァらしい“遊びやすさ”を再確認できる流れとなった。

  • 6号機〜スマスロ時代(2019年以降)
    高純増ATや差枚数管理型ATへと変化し、映像演出も大幅に進化。ファン層を拡大しつつ、新時代の出玉性能を模索している。

  • LB機(2025年)
    最新作「約束の扉」では、再びノーマル+BTという形で遊びやすさを強調。歴代で培った“原点”と“進化”を融合した新しいスタイルとなった。

エヴァスロの進化と時代背景

エヴァスロの進化と時代背景

エヴァンゲリオンシリーズのパチスロは、2005年の初代登場から2025年の最新作「約束の扉」まで、およそ20年の長い歴史を刻んできました。その歩みは、単なる版権タイアップ機の枠を超え、パチスロ業界そのものの規制やプレイヤー嗜好の変化を映し出す鏡となっています。ここでは、時代ごとの進化を整理しながら、その背景を振り返ります。

5号機初期:遊びやすさとタイアップの可能性(2005〜2010年)

初代「新世紀エヴァンゲリオン」を皮切りに、シリーズはボーナス+RTという遊びやすい設計でスタートしました。射幸性の強い4号機撤去後の市場で、「初心者でも安心して打てるタイアップ機」としてホールの救世主的存在となります。ここで確立された「エヴァ=遊びやすい」というイメージは、以後のシリーズに受け継がれる基盤となりました。

ART全盛期:爆発力を求めた挑戦(2011〜2017年)

2010年代前半は業界全体がART機一色に染まり、エヴァシリーズも「生命の鼓動」「希望の槍」「勝利への願い」といったART特化型を投入しました。これにより一撃の出玉性能は向上したものの、「遊びやすさ」を求めていた従来ファンからは賛否が分かれる結果に。市場ニーズに対応する形ではあったものの、シリーズ本来の魅力とのギャップも浮き彫りになった時期でした。

Aタイプ回帰:原点の再確認(2014・2015・2018年)

ART機での挑戦を経て、シリーズは「決意の刻」「魂を繋ぐもの」「まごころを、君に2」といったAタイプ回帰モデルを投入しました。ここでは再び「遊びやすいエヴァ」が打ち出され、安定感を重視するファン層から高評価を獲得。ノーマルタイプ市場の需要をしっかり取り込むことで、シリーズの存在感を改めて強固にしました。

6号機・スマスロ時代:新規制下での模索(2019〜2023年)

6号機の登場と同時に投入された「AT777」や「暴走400」は、高純増ATやBIG400枚獲得といった新要素で差別化を図りました。その後の「魂の共鳴」「未来への創造」「ゴジラ対エヴァンゲリオン」などでは差枚数管理型AT+映像演出強化という方向性が主流となり、映像・サウンドの完成度は飛躍的に進化。ホールでも「映像を楽しむタイアップ機」として確固たる地位を築きました。

LB機の登場:原点と未来をつなぐ(2025年〜)

最新作「約束の扉」は、スマスロ対応のLB規格機として登場。ボーナス後に必ず突入する「BT(ボーナストリガー)」を採用することで、従来のノーマルタイプの遊びやすさを維持しながら新たな出玉感を提供しています。初代「約束の時」を彷彿とさせるタイトルを冠しつつ、最新規格に進化した姿は、原点回帰と新時代の融合を象徴する存在といえるでしょう。

原作アニメとの関連性

エヴァンゲリオンのパチスロシリーズが長年にわたり高い人気を維持してきた理由のひとつに、原作アニメとの強いつながりがあります。1995年に放送が開始されたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」、そして劇場版シリーズの名シーンやキャラクター演出は、歴代エヴァスロに欠かせない要素として取り入れられてきました。

名シーン・名セリフの再現

歴代のエヴァスロでは、原作アニメや劇場版の印象的なシーンを忠実に再現。特に「暴走モード」や「覚醒モード」といった演出は、アニメの名場面をモチーフにしており、プレイヤーに強烈なインパクトを与えます。また「碇シンジ君、逃げちゃダメだ!」や「サービス、サービスぅ!」といった名セリフも頻繁に使用され、エヴァファンの心を掴んでいます。

楽曲の採用

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シリーズを象徴する「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」をはじめとした楽曲は、ボーナス中や特定条件で流れる演出として採用されました。特にボーナス中に名曲が流れる瞬間は、ファンにとって最大の高揚ポイントとなり、ホール内でも耳に残る演出として人気を博しました。

新劇場版とのリンク

2007年以降に公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「破」「Q」、そして「シン・エヴァンゲリオン劇場版」からの映像や演出も積極的に取り入れられました。これにより、単なる過去作品の再利用ではなく、常に新しい映像・世界観をプレイヤーに提供できるシリーズへと進化。アニメとスロットの歩みが並行して展開されている点は、他の版権機と比較しても大きな強みです。

世界観の没入感

エヴァスロの魅力は、単なる「ボーナス告知」や「液晶演出」に留まりません。原作の物語性や心理描写を反映した演出構成により、プレイヤーはあたかも作品世界に入り込んだかのような没入感を得られます。この演出力こそが、エヴァスロを長期シリーズへと押し上げた決定的な要因といえるでしょう。

まとめ|エヴァスロ全機種の歴史を振り返る

エヴァンゲリオンのパチスロシリーズは、2005年の初代から2025年の「約束の扉」に至るまで、およそ20年の長きにわたってプレイヤーから支持され続けてきた稀有なタイアップ機です。その歩みは、単なる版権スロットを超えて、パチスロ業界そのものの変遷とリンクしてきました。

  • 5号機初期では「遊びやすさ」を軸に、初心者でも安心して楽しめるA+RT機として登場。

  • ART全盛期には爆発力を意識した仕様を採用し、出玉性能で市場に適応。

  • Aタイプ回帰期には原点を取り戻し、安定感を重視するファン層を再び獲得。

  • 6号機・スマスロ期には映像演出や高純増ATで存在感を発揮。

  • 最新のLB機では「遊びやすさ+ボーナストリガー」という新しい体験を提案。

こうした流れは、エヴァンゲリオンというコンテンツ自体がアニメ・映画を通じて進化を続けてきた歴史と見事に重なります。

本記事で取り上げたように、歴代エヴァスロを通じて見えてくるのは、「時代に応じて変化しつつも、常にファンを惹きつける存在であり続けている」 という点です。初代から最新作までを振り返ることで、プレイヤーはシリーズの系譜を理解でき、今ホールに設置されている最新機種をより深く楽しめるでしょう。

エヴァスロの歴史はまだ続いていきます。次なる進化に期待しつつ、今後もエヴァシリーズがホールを彩り続けることは間違いありません。

 


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