悪天候のパチスロ設定状況は?

パチスロの設定状況は一部のボッタクリ店(常にベタピン)を除けば多少なりとも日々変化しており、そこそこ甘めの日、そこそこ辛めの日、普通の日から激アマ、激カラの日まで様々です。

それを決定する要素としては、日付的な要素A(末尾〇は特定日など)もあれば、曜日的な要素(土日は回収など)様々ですが、その日の天気というのも実はそれなりに意味を持っていることをご存知でしょうか。

今回はそんな、パチンコ屋と天気にまつわる話です。

雨の日は回収?

「雨の日は(出玉を)出さない」

ひょっとしたら耳にしたことのある人もそれなりにいるかも知れませんね。

雨の日はパチンコ屋がパチンコの釘を渋く、パチスロの設定を低くするという認識を持っている人が一定数いると思います。

これが本当なのか否かですが、割と「本当」です。

それではなぜそのような事になるのか、様々な視点から説明して行きます。

雨の日は客数が増える地域の場合

天候に左右されやすい仕事(大工さんや漁師さんなどなど)に従事する人が多い地域、さらにはそういった常連さんを多く抱えている店舗に関しては、雨が降ると普段は寂しい集客の平日であっても、ちょっとした休日なみの集客が見込める環境もあります。

そういった場合、考え方としては通常の土日営業と同じですね。

人が集るタイミングで利益を出したいのが店の本音ですから、そういった状況を見込んで利益を取りに来る設定状況で出迎えるホールも多い事でしょう。

こういった環境にあるホールの場合、雨の日は(ホールにとっての)ラッキーデーと言った認識もあるんじゃないかと思われます。

わざわざ悪い設定にはしないというホールにしても、逆に設定状況を良くするようなケースは極めて稀だと思われます。

雨の日に客数が減る地域の場合

逆に天候が悪い事が集客的にマイナスへ働くようなホールの場合だとどうかと言う話なんですが、客数が増えるホールが〆るなら逆のパターンは設定状況に期待できる?かと思いきや、残念ながらそうはなりません。

ホールが高設定を使う理由を考えて見て下さい。

それは一言でいえば「集客効果を見込んだ戦略」として高設定を投入(出玉を演出)するのです。

普段来ているお客さんに対するアピールはもちろん、例えば特定日などにたまたま来店したお客さんに対するアピールも含めて、お客さんに「うちの店で遊んでもらう」為に高設定を入れて出玉を見せようとするのです(高設定が存在する事を示すのです)。

そう考えた場合、雨の日に集客が減るホールがそのタイミングで「高設定を多く投入する」という行動を選択する可能性は非常に低いと言えるでしょう。

さらに言えば、集客が減るという事は売上が減るという事ですから、その状況でも通常通りの利益を出そうとしたら普段よりも少々厳しめな設定状況になる事も想像に難くありません。

こういった環境にあるホールの場合、雨の日は〆気味にせざるを得ないといった所ではないでしょうか。

せっかく頑張った設定状況で、しかも出玉も出ているのに、それを目撃するお客さんが全然いないような状況なら高設定を投入する意味はないと考えるのは、ホール視点としては当然でしょう。

台風などで非常に悪い天候の場合

外仕事に支障が出るだけではなく、非常に荒れた天気(台風など)のようなケースだと、これはこれで基本的には全く期待できないと思った方が良いでしょう。

集客が減るという問題は当然適応されますし、仮にこれがそのホールにおける特定日であったとしても、その状況で打ちに来るユーザー層というものを想像してみて下さい。

ライトな客層ならわざわざこんな日に打ちには来ないだろうという状況でも、プロを始めとしたガッツリ系の打ち手はモチベーションの高さから天候にさほど影響されずに来店する可能性がライトユーザーよりはかなり高いと思われます。

そうなると、ただでさえ来客が減っている状況で、しかも客の多くがガッツリ系の打ち手となると、もはやここで高設定をアピールしても裾野の広い出玉アピールには繋がらない可能性が高いと言えます。

そう判断したホールが、明確に「抜き」を意識した設定配分をしたとしても、それは致し方ない所ではないでしょうか。

中にはそういった悪天候の中でも自店に来てくれたユーザーに対するサービスとして、あえて良好な設定状況を用意するホールもあるかも知れませんが、それはかなり例外的であり、なおかつ有り得るとすれば地域密着系の常連さんがメイン客層を占めるような状況に限られるのではないでしょうか。

悪天候時は大人しく家に帰りましょう

ホール環境によって悪天候による影響は様々(台風レベルのものは別)ですが、どのパターンにしろ悪天候時の設定状況には期待しない方が良い事は共通して言えます。

とは言え、通常営業時の悪天候については、さほど意識していない(わざわざ悪くしたりはしない)ホールの方が多いとは思います。

気を付けた方が良いのは特定日が悪天候なケースですね。

悪天候によってホール側が「高設定の入れ甲斐がない」と判断したような場合や「高設定を入れるまでもない」と判断したような場合には、比較的顕著な影響が出る可能性があります。

もしよく行くホールの特定日が悪天候だった場合は「このホールはこういった状況でどんな態度(設定状況)を見せるのか」といった事を意識して観察して見ると良いでしょう。

その際は普段よりも多少リスクを強く意識した上で、慎重に立ち回る事をオススメしたい所です。