【パチ屋の常識】知っていると便利なホール内で使えるジェスチャー【パチンコ・スロット初心者必見】

パチンコホールやスロット店では、遊技中に店員さんとのコミュニケーションが必要になることがあります。しかし、ホール内は音楽や効果音でかなり賑やかな環境ですよね。そのため、口頭で伝えようとしても相手に届かないことが多いのが実情です。そんなときに役立つのが「ジェスチャー」です。

ジェスチャーは、言葉を使わずに意思を伝えられる便利な手段です。たとえば、「玉が詰まっている」「出玉を交換したい」といった状況でも、適切なジェスチャーを使えばスムーズに店員さんに伝わります。ただし、すべての店舗でジェスチャーが同じ意味を持つわけではなく、地域やお店によって微妙に異なることもあるので注意が必要です。

この記事では、パチンコホールでよく使われるジェスチャーを具体例を挙げながらわかりやすくご紹介します。さらに、ジェスチャーがどのように発展してきたのか、その背景や歴史にも少し触れています。初心者の方にも役立つ情報を盛り込みましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ジェスチャーを上手に使えるようになると、ホールでの遊技がぐっと快適になります。遊技中のトラブルやちょっとしたお願いごとをストレスなく解決できるように、一緒にジェスチャーの知識を深めていきましょう!

ローカルなものに関しては、伝わるかどうかが分からないので、およそ多くのホールで通じるであろうものに限定してご紹介させて頂きます。

1. 出玉の交換を希望する場合

交換するときのジェスチャー

まずは定番中の定番である、出玉を交換する場合のジェスチャーについて。

出玉を景品や現金に交換したいとき、呼び出しランプを押して店員を呼びます。

店員が近づいてきたら、両手の人差し指で「×」の形を作ります。

このジェスチャーは「交換希望」を意味し、多くのホールで共通して使用されています。

店員が遠くからでも視認できるよう、はっきりとした動作で示すことが重要です。

頭の上で大きく×を作っても良いですし、両手の人差し指をクロスさせて×を作っても良いです。

 

どちらでも、×マークが伝わりやすいと思うほうでOKです。

このジェスチャーをしてあげたほうが、店員さんが他の可能性を考える手間を省くことができるので、店員さんとしては有難いんじゃないでしょうか。

店員さんが席に来てから合図するよりも、こちらに向かって来ている最中に合図を出してあげたほうが良いでしょう。

ただその際は、先にランプを押していた人が居ない事が条件となりますが(その場合は先客の要件がすんでから合図を出しましょう)

このジェスチャーに関しては、店員さんのほうから×マークを作って「交換ですか?」という確認の意思をジェスチャーで示してくる事もありますので、知らないと困る事もあるかもしれませんね。

2. 休憩を取りたい場合

遊技中に休憩、特に食事休憩を取りたいときは、呼び出しランプで店員を呼び、以下のジェスチャーを行います。

食事の動作を模倣する

食事の動作を模倣する

呼び出しランプを押して店員さんがこちらへ向かって来たら、食事をとるようなジェスチャーをする(左手で丼ぶりを持って右手を箸に見立てる等)

片手で器を持ち、もう一方の手で箸を使う仕草をします。これにより、「食事休憩を取りたい」という意思を伝えられます。

手で「T」の字を作る

手で「T」の字を作る

人によっては、左右の手でTの字を作る(タイムの意)人もいます。

スポーツなどで「タイム」を意味するTポーズでも基本的には伝わるでしょう。

口頭で伝える事も大切

休憩関連のジェスチャーは、基本的には通じると思いますが、ごく稀に通じない事もあるかもしれません。

ジェスチャーを取ってピンと来てない様子であれば、口頭で休憩を取りたい事を伝えて下さい。

特に新人さんの場合には、先述の交換(×マーク)に比べると知らない人もいる印象があります。

3. パチンコ台から玉が出なくなった場合

遊技中にパチンコ台から玉が出なくなった場合、以下の手順で対処します。

呼び出しランプを押す

まず、呼び出しランプで店員を呼びます。

呼び出しランプを押したからといって、すぐにスタッフが駆けつけてくるとは限りません。

呼び出しランプでスタッフを呼ぶ仕組みは非常に単純なもので、台ランプで呼び出しボタンを押すと、その台がある島の端にあるランプが点滅する・・・これだけです。

ですから、これに気付かないケースもありますし、スタッフが他の台の対応に追われているケースもあります。

すぐにスタッフが来なくても、苛立たずに大人しく待ちましょう。

ジェスチャーで状況を伝える

スタッフが来たら、片手で台の上部を指し示し、もう一方の手で玉の排出口を指します。さらに、手を上下に軽く動かすことで、玉詰まりを示唆します。この動作により、「玉が詰まって出てこない」という状況を店員に伝えることができます。

ジェスチャーで伝えるのが早いのは確かですが、口頭で「玉が出てこない」という事を口頭で伝えた方が確実ではあります。

大当たり中の対応

大当たり中に玉詰まりが発生した場合、手元にある玉を使って大当たりを消化してください。台内部では玉のカウントが継続されており、復旧後にまとめて払い出されます。しかし、アタッカーへの入賞が不足すると大当たりが終了してしまうため、持ち玉で対応することが重要です。

4. その他の一般的なジェスチャー

ホール内では、他にも以下のようなジェスチャーが使用されることがあります。

呼び出し

呼び出し

手を挙げて軽く振ることで、店員の注意を引くことができます。ただし、呼び出しランプを使用する方が確実です。

ドリンクの注文

手で飲み物を飲むジェスチャー

所謂コーヒーレディーと呼ばれるようなカフェサービスが存在するホールについては、手で飲み物を飲む仕草をすることで、ドリンクの注文を示すことができます。

ただし、ホールによっては専用の注文方法がある場合もあるため、確認が必要です。

5. ジェスチャーを使用する際の注意点

ジェスチャーを使用する際には、以下の点に注意してください。

明確な動作

店員が遠くからでも理解できるよう、はっきりとした動作でジェスチャーを行いましょう。

曖昧なジェスチャーは誤解を生じさせて、かえって意思疎通を妨げます。

店員の視線を確認

ジェスチャーを行う前に、店員が自分の方を見ているか確認し、視線を合わせることで意思疎通を円滑にします。

相手がコチラを見ていないタイミングでジェスチャーを行っても意味がありません。

状況に応じた対応

ジェスチャーで伝わらない場合や、店員が理解していない様子の場合は、口頭で説明するなど柔軟に対応しましょう。

6. ジェスチャーの利点と限界

ジェスチャーは、騒がしいホール内で迅速に意思を伝える手段として非常に有効です。

しかし、全ての店員が全てのジェスチャーを理解しているわけではないため、状況に応じて口頭での説明や他の方法を併用することが求められます。

特に新人の店員やアルバイトスタッフは、ジェスチャーに不慣れな場合もあるため、相手の反応を見ながら適切に対応しましょう。

7. ジェスチャーの地域差と店舗差

ホール内で使用されるジェスチャーは、地域や店舗ごとに異なる場合があります。そのため、初めて訪れる店舗では、以下のような点を注意しましょう。

地域による違い

  • 関東と関西の差
    関東では比較的シンプルなジェスチャーが多いのに対し、関西では細かい動作を組み合わせたジェスチャーが一般的な場合があります。例として、関東では「交換希望」を示すジェスチャーが人差し指で「×」を作るだけですが、関西では手のひらを合わせて前後に動かす仕草を加える場合もあります。

  • 地方特有のジェスチャー
    地方のホールでは、その地域独自のジェスチャーが存在する場合があります。たとえば、北陸地方では「休憩」を示す際に、両手を組む動作が一般的です。

店舗ごとのルール

  • 店舗独自のルール
    大型チェーン店の場合、全国的に統一されたジェスチャーが用いられることが多いですが、小規模なホールではスタッフ間で独自のルールが共有されていることがあります。そのため、初めての店舗では、周囲の状況を観察し、必要に応じて店員に確認することが重要です。

  • 研修の影響
    店舗ごとに研修内容が異なるため、スタッフが認識しているジェスチャーに違いが生じることがあります。特に新人スタッフはジェスチャーに慣れていない場合があるため、ジェスチャーを使っても伝わらないことがあります。

8. パチンコホールにおけるジェスチャーの歴史

パチンコホールでジェスチャーが使われ始めたのは、騒音が激しい環境での意思疎通を効率化する必要があったためです。その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

ジェスチャーの発展

  • 初期のジェスチャー
    1970年代後半、パチンコホールが大型化するとともに、客と店員の距離が離れる場面が増えました。その際、指差しや手を挙げる簡単な動作が、意思を伝える手段として定着しました。

  • 1990年代の改良
    パチンコホールがさらに拡大し、多くの人が利用するようになると、ジェスチャーの種類が増加しました。この頃には「玉詰まり」や「清掃依頼」を示すジェスチャーが普及し始めます。

  • 現在の多様化
    現代では、ジェスチャーはより細分化され、効率的かつ直感的な動作が求められるようになっています。さらに、スタッフの教育も充実し、ジェスチャーの理解度が向上しています。

9. ジェスチャーをさらに効果的に活用する方法

ジェスチャーを効果的に活用するには、以下のポイントを押さえることが大切です。

ジェスチャーの練習

  • 簡単な動作を繰り返す
    初めてジェスチャーを使う人は、実際のホールで動作を試してみると良いでしょう。鏡の前で練習することで、自分の動作がわかりやすいか確認できます。

  • 他人のジェスチャーを観察する
    他の客がどのようなジェスチャーを使っているか観察し、それを参考にするのも良い方法です。

状況に応じた対応

  • 呼び出しランプとの併用
    ジェスチャーだけで伝わらない場合は、呼び出しランプを併用し、店員を直接呼びましょう。ジェスチャーが伝わらなくても、店員に口頭で説明すれば対応してもらえます。

  • トラブル発生時の冷静な対応
    トラブルが発生した際は、焦らず冷静にジェスチャーを使うことが重要です。店員が理解しやすいよう、ゆっくりと動作を行いましょう。

まとめ

パチンコホールにおけるジェスチャーは、騒音が大きい環境での意思疎通を円滑にする重要な手段です。しかし、ジェスチャーだけで意思を完全に伝えるのは難しい場合もあります。そのため、ジェスチャーを効果的に活用するためには、以下の点を意識することが大切です。

  1. 店舗ごとや地域ごとの違いを理解する。
  2. 明確でわかりやすい動作を心がける。
  3. 状況に応じて口頭での説明や補助的な手段を併用する。

ジェスチャーの活用スキルを高めることで、パチンコホールでの遊技体験をより快適なものにすることができるでしょう。