
割と期待してたんですが、導入少ないですね『ゆるせぽね』。
ようやく初打ちを済ませて来たので、感想なんぞを語ってみようかと。
ゆるせぽね 初打ち感想
通常時
通常時は基本的には適当押しで良いんですが、中段リプレイテンパイ時は右リール中段白7を狙うと1枚役を揃える事が出来たりもするので、気になる人は狙って打つのもアリかと。
それ以外は小役はもちろん、ボーナスすら取りこぼしがないので、全開適当押しでサクサク消化できるのが、良い点であると同時に退屈な部分でもありますね。
個人的には、ボーナス確率の高さを含めて考えればアリ…といった感じ。
ボーナス中
BIG(155枚)とMB(47枚)共に1回ずつ14枚役を揃える必要があるんですが、2コマ目押しなので難しくはない。
ただ、小冊子などで14枚役獲得後に狙う事を推奨されている2コマぶち抜きの丸い絵柄が少々見えづらいので、どちらかと言えば1回揃えた後に外し続ける方が面倒かも?
あと、MBは14枚役を獲得しないと3Gで終了するので、惰性でぼーっと打ってると気付いたらボーナス終わってた…なんて事になりかねないのでご注意下さい(経験者談)
ゴッドゲーム中
GOD揃いのボーナス後に突入する700GのRT、このRTはBIG・MB成立では終了しない貫通型となっていて、何回BIGやMBを引こうが700Gは継続します。ちなみにこのゲーム数にはボーナス中のゲーム数も含まれますので、思ったより少ない?と思ったら原因は多分それ。
BIGやMBではRTが終了しない仕様ですが、ゴッド揃いを再び引いた場合は終了して、そのゴッド揃い後から再びRT700Gに突入します。
この台においてこのGOD揃いは勝利への必須フラグです。
例えば、「ミリオンゴッド神々の凱旋」でゴッド揃いを引かなくとも、高設定が高設定なりの動きをすれば普通に勝てます。しかしこの台の場合、設定6が設定6然としたBIG・MB確率&小役確率を維持したとしても、仮に1/1638のゴッド揃いを引けなかった場合は、スペック的にマイナス収支となります。
スロットの話で良く言われる、「〇〇〇は設定6でも〇〇引けないとキツイ」というような話ではなく、機種の出玉設計的にゴッド揃いを引けなければ負ける設計なんです。
これは中々斬新、言うなればこの台は「設定不問でゴッド揃いを引くことに魂をかけるべき台」であると言える訳です。設定6を打っていればゴッド揃い不問でプラスが見える…なんて事は全くなくて、期待値的にゴッド揃いを引かない事には設定6でもマイナスになるんですから。
このRTに関する考察としては、詳しい検証が出来ていないのであくまでも予測なんですが、このRT中は一枚役を取りこぼしてボーナスを即入賞させる事が出来るのであれば、それを実行した方が確実に得だと思います。何故なら、ボーナスが成立しているのにリプレイが揃ってボーナスを揃えられない状態も当然RTゲーム数としてカウントされてますから、その区間が非常に勿体ないので、それを省けるなら明らかに得になるからです。取りこぼすと言っても、途中まで1枚役が優先されてボーナスを揃えられなかったら意味がないので、第1停止の時点で取りこぼす必要があるでしょうけどね。
ゆるせぽね 感想総括
出玉設計が中々斬新だなと感じました。
この手の強いフラグを搭載している台の場合、設定6はそれを引かなくても勝てますよーってバランスを想像するんですが、この台は設定6ですら1/1638のフラグを引けるか否かに勝利の命運が掛かっています。
軽いボーナス確率で遊びやすそうな雰囲気を装っていますが、その実態は設定6を掴んだ打ち手にすら安寧を与えない、只管にゴッド揃いへの渇望を要求される、ある意味でハーデス以上にゴッド揃いが恋しい台でした。
しかし同時に、ゴッド揃いが近い感覚で連続するとRTが無駄になるので困る…という、非常にアンニュイなバランスで成り立っているゲーム性だったりもします。このRT勿体ない問題は、ボーナス後RT機には付きものではあるものの、この台の場合はRT700Gを有効活用できるか否かが全て、と言って良いぐらいのウェイトを占めているので、ゴッド揃い後10Gでゴッド揃いなんてした時の虚脱感は、他の5.9号RT機の比ではないでしょう。
この台を打つ時の心構えとしては、BIGやMBはバジリスク絆で言うところのBC(バジリスクチャンス)みたいなものだと思う事、ゴッド揃いでやっとBT(バジリスクタイム)が始まる感じの認識で居た方が良いと思います。
A+RTというよりは、RT+Aと言った方が良いんじゃ?というのが、個人的な「ゆるせぽね」の初打ち感想でした。