
ノイズキャンセリングイヤホン、パチンコ・スロットを別にしても興味ある人も多いんじゃないでしょうか。
自分は専ら車移動なのでアレですが、通勤・通学に公共機関を使っている人にとっては、かなり価値のある機能ですよね、ノイズキャンセリングって。
しかし、自分のようなパチンカー兼スロッターが考えるのは、そう…パチンコ店の中でもノイズキャンセリング能力は有効なのか?という事。
現代社会の中でも、パチンコ屋の中ほどうるさい場所も中々ない…そんな場所でも、ちゃんと騒音を消してくれるのか…そして、その上で音楽を聴くことは出来るのか。
実際に自分が買って確かめてみたので、使ってみた感想を記事にして置こうと思います。
ノイズキャンセリングイヤホン『WI-1000X』をパチンコ屋で使った感想
購入したのはSONYの『WI-1000X』
割とカッチリした箱に入って来ました。
内容物も撮ってあったんですが、微妙に見づらいので公式の画像を拝借。

こんな感じの内容物となっています。
ちょっと残念なのは、ポーチが非常に…なんというか…あまりシッカリしてない事。どうせなら数百円値段が上がってもいいから、もっとカッチリしたポーチが欲しかったなぁ。
イヤーピースが複数ついてますので、自分にあったサイズのものに付け替えて使って下さい。
それでは実際にパチンコ屋の中で使ってみた感想を…。
3つのモード
このイヤホンには3つのモード「外音取り込みモード」「NC(ノイズキャンセリング)オフ」「NCオン」があります。
外音取り込みモードは、イヤホンについているマイクから外の音を拾って聞こえやすくするので、NCオフ状態よりもさらに外の音が聞こえます。
NCオフは名前の通り、NCがオフになっていて、外の音も取り込んでいない状態、NCオンはノイズキャンセリング機能をオンにした状態となります。
使い分けとしては、基本はNCオンで使っておいて、誰かと会話する時に「外音取り込みモード」を使います。
NCオフは、外音取り込みモードよりは聞こえないけど、NCオンよりは聞こえる…という中間要素だと思っておけば良いと思います。
パチンコ屋の中でもノイズキャンセリングされてる?
NCオフとNCオンを比較すると、明らかにノイズキャンセリングされているのが分かります。すぅーっと、周りの喧騒が引いていくようなイメージですね。
効果が有るか無いかと問われれば、間違いなく「効果はある」と言えます。
とは言え、騒音が全く聞こえなくなるわけではなく、あくまでも騒音が減る程度ではあります。
ノイズキャンセリングの効果は、イヤーピースのフィット具合にもよるので、しっかりと密閉されるイヤーピースを使えば、十分実用的な効果を実感できるとは思います。
ただ、NCが作動している時の聞こえ方が苦手という人は居ると思うので、実際に体験できる環境があるなら(店頭で試聴・知り合いに借りる事ができるなど)、一度試してみて欲しい所です。
ちゃんと音楽も聞こえる?
この点が一番の懸念材料でした。
恐らくそれなりにNCの効果はあるだろうけど、実際の所、大音量で流さないと音楽が聞こえないんじゃ、難聴のリスクが怖くて使えない…と思っていたので。
結論から言えば、音楽は十分に聞こえます。
さすがに並みの音量で聞かないと、ちょっと寂しい感じになっちゃいますが、その状態で外に出ても「あぁ…これぐらいの音量でちゃんと聞こえてたんだ」と思えるぐらいの音量(難聴が心配にならないレベル)だったので、十分に実用的だなと感じました。
ネットラジオなども大丈夫?
これに関しては、聞こえるっちゃ聞こえるけど、音楽に比べるとやや厳しくなりますね。
今回の検証で改めて実感したんですが、言っている事をはっきりと認識しようとして聞くのと、音楽のようにメロディーを楽しめれば成立するのとでは、必要な音量に大きな違いがあるな…と。
音楽を聴くだけなら全く問題ないんですが、会話内容まで把握しようとすると、ある程度のボリュームが必要になってきます。
とは言え、自分はそれでもネットラジオを聴いてますし、音量に関してもぎりぎり許容範囲かな?と言う認識ですが、音楽を聴く時以上に音量が大きくなり過ぎないように気を付けています。
基本的には音楽を聴く事を前提に考えておいたほうが良いとは思います。
連続再生時間
このイヤホン、満タンの充電時の連続再生時間が10時間となっています。なので、もし朝から晩までパチンコ屋で打っているような時には、途中で電池が切れてしまうかもしれません。
自分は最近とんとフル稼働する機会がないので全く問題ないんですが、10時間以上稼働する事のある人は、途中で食事休憩がてらイヤホンも休憩させてあげると良いかもしれません。
イヤーピース
耳の中に入る部分ですね。
これが自分の耳にフィットしていないと、遮音性が劇的に下がってしまいます。
付属のものを色々試してしっくりこない場合には、イヤーピースだけ社外品を使った方が遮音性が上がると思います。
自分はこのイヤーピースを使っています。
そこそこ値がはるのがネックではありますが、これを使うか否かで遮音性は大きく違って来ると思います。
特にパチンコ屋のような環境なら、基本的なイヤーピースのフィット感が必須だと思うので、是非とも使いたい所。
自分は最初Lサイズを買いましたが、やや圧迫感があるなと思い、Mサイズも試してみた所、遮音性が大きく劣るわけではないものの、やや小さいかな?という感じで、LとMの間で行ったり来たりしています。
女性の方はSサイズも視野に入れた方が良いとは思いますが、あまりに小さいとフィット感が損なわれてしまうので、とりあえずはMを試してみた方が良いかもしれません。
追記:コンプライのものより安価でありながら、遮音性もそこそこ高いイヤーピースがありましたのでご紹介。
個人的にはこっちで十分かな?という感じです。
ただ、こちらの方が素材のぐんにゃり感が少ない(反発力が強い)ので、装着する時は手早く行う必要があるかな?というのはありますね。
こちらに関してもご自身の耳穴に合わせてお選び下さい。
ノイズキャンセリングイヤホンを耳栓代わりに?
音楽を聴く事ができる耳栓…という意味では勿論おすすめです。
しかし、音楽を流さないのに耳栓代わりにNC機能を使う…というのはお勧めしません。
単にホール内や台から出る音への騒音対策であれば、密閉性の高い耳栓を使った方が効果的かつ経済的です。
あくまでも、「騒音を減らしつつ音楽を聴きたい」というニーズがあって初めて価値のある商品です。
不満な所
未使用時の収まりが悪い
ぴょろーっと垂れたイヤホンをしっくりくる感じで収納できない点が残念。
いや、勿論使用中は関係ないんですけど、もう少し構造を工夫すれば、もっと収まりの良い感じに出来ると思うんですけど。
充電時にいちいちキャップを外さなければいけない
何か、専用の充電クレードル的なものがあれば良いと思います。
せめて充電コネクタ(microUSB)はキャップなしにしてほしかったかなと。
キャップは完全に剥離するタイプじゃないので紛失の心配はありませんけど、単純に充電する度にキャップを外さなきゃいけないのが面倒。
まとめ
結論としては、買って大正解でした。
音楽を聴く分には全く問題ありませんし、ネットラジオとかドラマCDなんかも、あまり大きな音量にし過ぎないように気を付ければ問題なく使えます。
結構なお値段がしましたが、個人的にはパチンコ屋以外での普段使いとしても重宝しているので、値段分の価値はあったかな?と思っています。
ただ、音質等々以外の部分(不満点で上げている所)でSONYならもっとカッチリした製品を作れるんじゃ?とも思うので、2年後ぐらいにバージョンアップした物を物色したい所ではあります。
最近、スロット(特にジャグラー)を打つ時に、このイヤホンがないとモチベーションがガクッと落ちるぐらい、個人的には欠かせないアイテムとなりつつあります。
液晶が賑やかな台を打ってる時は台の音を楽しめばいいですけど、ジャグラーを打ってる時なんかはホントに重宝します。
好きな曲を聴きながら打つジャグラーって、めちゃくちゃ楽しいですよ?
こっちの色も中々良いですね、買う時にかなり悩みました。