今や現代社会で欠かす事の出来ない存在となったスマートフォン。
そしてそんなスマホを使う事を前提とした場合、重要になってくるのはネット通信ですよね。
今回はそんなスマホのデータ通信を支えるWi-Fiとパチンコ屋の関係について。
パチンコホールのWi-Fi事情
データ課金はイヤ
スマホを使っていると、あらゆる情報・データをインターネットから受信するのが当たり前となります。
そうなってくると、気になるのは毎月のデータ量。
各キャリアで契約範囲内の通信料に収まっている分には良いんですが、それを超えてしまうと超低速回線でしかネットを利用できなくなるという悲劇が起きます。
実際問題として、文字データを閲覧したり、送信・受信したりしているだけなら、そう簡単には制限量まで達する事はないんですが、動画なんかを見ていると、本当に一瞬で到達したりします。
データの制限量まで到達したけれども回線速度を下げたくない…という場合には追加料金を払うという選択もありますが、それは非常に割高な価格設定となっているので、出来る事なら避けたい所。
そうならないために、自宅や公共施設でWi-Fiが使える時は極力使う…というスタンスが一般化してるんじゃないでしょうか?
自分自身、うっかりスマホのWi-Fi機能をオンにするのを忘れて数日過ごした結果、危うく制限に引っかかりそうになった事もあるぐらい、WI-FIが果たす役割は大きいのが現状です。
それは当然我々パチンカー・スロッターにとっても同様で、ホール内でWi-Fiが使えるというのは非常に有難いサービスだったりします。
パチンコ屋でもWi-Fiが普及
数年前からでしょうか、パチンコ屋でWi-Fiが使える店舗が増えてきたのは。
非常に有難いサービスで、Wi-Fiが使えるか否かが遊びに行く店の選択理由になるぐらいでしたが、最近ではどこもかしこも導入している状況で、『Wi-Fi導入済』というのが最早あたりまえな状況です。
こうなってくると、Wi-Fiがない事が減点対象となってくる訳なので、そうなるといよいよどのホールも導入を進めた結果としての現状と言えます。
しかもここ数年で、特別な手続きを必要としないフリーWi-Fiが増えましたよね。
以前はパチンコ屋でWi-Fiが導入されているとは言いつつ、会員登録が必要だったり通信量の制限があったりと、色々と制約の多いWi-Fiが多かった印象でした。
しかし最近はそうでもなく、用意されたフリースポットに接続するだけで通信を行える手軽なものが増えたのも嬉しい所です。
パチンコ屋のWi-Fiにおける問題点
といったように、Wi-Fiがホールにも普及したことは自分のようにホールへ遊びに行くことも多い人間にとっては喜ばしい事…なんですが。
それ自体は非常に嬉しい事であるのは間違いないのですが、まだまだ改善点が有るなというのも偽らざる実感としてあります。
ホール内でWi-Fiを使っている時の不満点、それは「回線の細さ」です。
要するに、通信速度が遅い&接続機器数の許容数が少ない事が大きな不満なんです。
そこそこ人のいる、例えば土日の昼間なんかにホールへ行ってWi-Fiで通信しようとすると、正直まともに使えたものじゃない事が多いです。
それこそ、各キャリア通信の制限量突破後のノロノロ回線以下じゃないか?というようなレベルの回線速度で、繋がっているのかどうかも不明な状況で延々と通信を試みようとしているような有様。
これの困る所は、今現在Wi-Fiが使えないという点はもちろんなんですが、スマホのWi-Fi機能をオンにしていると一応は接続されてしまうので、キャリア通信を使おうとするとわざわざWi-Fi機能をオフにしなければならない点が非常に迷惑。
なぜなら、そこでオフにして自宅へ帰ると高確率でその事を忘れており、Wi-Fi機能をオフにした状態でネット通信を行う=データ制限量に近づくという困った事態を招きがちだから。
正直、あんな使い物にならないWi-Fiならむしろ撤去して欲しいと思う事もしばしば。
とは言え、人が少ないタイミングなら普通に使えたりもするので、完全に切り捨てるには惜しいけど、混雑時は邪魔なだけだしなぁ…という葛藤を抱える事になるのです。
なんだかんだマルハンはすごい
そんな不満を抱えがちなパチンコホールのWi-Fi事情なのですが、自分の地域でほぼ唯一といっていい例外があります。
それは、皆さんおなじみ業界最大手チェーンのマルハン。
うちの地域にあるマルハンでは、Wi-Fiは土日のピーク時間であっても回線が遅すぎて使い物にならないという事態にほとんどなりません。
常に安定した回線速度を提供しており、Wi-Fi的な側面で言えば、その安定感は他の追随を全く許しません。
自分はこのパチンコホールにおけるWi-Fiがどのような取り決め(料金形態)で実現しているのかは知らないのですが、パチンコ・パチスロ台の購入代金やその他設備投資に比べれば、この安定したWi-Fiの状況は別に、「マルハンだから出来る」というほどの費用を必要とするものではないんじゃないかと思います。
しかし実際問題として、うちの地域でそれを実現出来ているのは「マルハンだけ」であるという事実を鑑みると、資金力云々とは別の意味で、「マルハンだからこそ出来る」事なのかもしれませんね。
恐らく多くのホール関係者が、来店動機や客滞を考えるとWi-Fiが重要な役割を果たす事は理解しているでしょう。
しかし、その中身までしっかりと検証出来ている店は極々僅かなのでは?
お客さんを増やすための施策として、新台導入はもちろん効果的でしょうが、それ以外の所にも意外と効果的なものが潜んでいるんじゃないでしょうか。
とりあえず、Wi-Fiの実用度に関しては気を配った方が良いと思います。