日常的に活用している『WI-1000X』の後継機が一向に出てこない事にヤキモキしているここ1年ぐらい。
そうこうしているうちに完全ワイヤレスのノイズキャンセリングイヤホンの新作『WF-1000XM3』が発売されるとの情報が入って来ました。
完全ワイヤレスとなると、ネックバンドが少々邪魔に感じる事もある今日この頃な自分にとってはかなり快適になるのだろうとも思いつつ機種情報を覗いてみました。
そうすると、やはりというか何というか「アレ」が足りないのです。
完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンの魅力
自分はネックバンド型の『WI-1000X』を使用しているのですが、イヤホンとしての性能には満足しています。
もちろんより強力なノイズキャンセリング機能を搭載してくれればなお嬉しいのは間違いありませんが、実用上十分に満足できるレベルではあります。
しかし、もしこの性能がそのまま完全ワイヤレスタイプで実現してくれたらそれはたしかに快適だろうとも感じています。
ネックバンドタイプは首にかけるバンドから有線のイヤホンが伸びている状態なので、洋服の襟元の形状次第では少々ぎこちない事になる事もあります。
襟の跳ね返りと線が干渉する事も少なくありません。
そういった意味では、完全ワイヤレスならそんな煩わしさとは無縁なので、それはやはり相当快適になる事でしょう。
様々なメーカーがこぞって完全ワイヤレスのイヤホンを発売するのも当然の流れではあるのでしょうね。
完全ワイヤレスイヤホンの欠点
そんな魅力あふれる完全ワイヤレスイヤホンですが、やはりというか何というか、まだまだ技術的に発展途上な事もあり、得てして発生しやすい問題点も存在します。
音が途切れやすい
有線のイヤホンはもちろんの事、ネックバンドタイプのようなものと比較しても、完全ワイヤレスイヤホンは接続が不安定になりがちです。
初期の商品に比べれば最近は随分と安定感のある商品も増えてきたようですが、そうは言ってもネックバンド型に比べればまだまだというのが正直な所でしょう。
今回発売する『WF-1000XM3』はそういった面での安定感も売りになっているようなので、そこのところも楽しみにしている人も多いんじゃないでしょうか。
バッテリー持ちが悪い
今回の主題はコレ、やはり完全ワイヤレスタイプとなるとバッテリー面で不安があります。
『WF-1000XM3』は本体のみで6時間、充電機能付きのケースに6時間ごとに収納(充電)する事で最大24時間の使用が可能となっていますが、当然の事として充電時間が掛かります。
6時間使用のために1.5時間ほど充電する必要があるらしいので、最大24時間と言っても、間で1.5時間のインターバルを3回挟む事になります。
通常の利用なら、これでもまぁ許容範囲かもしれません。
しかし自分がこの商品を使う事を想定しているのは、パチンコ屋の中です。
パチンコやスロットを何時間続けて打つかは人それぞれ、その状況次第だと思います。
自分は最近はめっきり減ったとは言え、場合によっては朝から晩まで打っている事も無くはない人間です。
そうなってくると、連続使用時間の上限が6時間というのは心もとない…というのが正直な感想です。
この点で言うと、『WI-1000X』は連続再生時間が10時間(ノイキャンON時)あるので、ちょっと長めに打っていたとしても安心です。
それに比べると6時間というのは、ちょっと心配になる使用時間なんですよね。
パチンコ屋での使用以外でも、6時間ぐらいだとうっかり電池を切らしてしまう事が増えそうで、その点も不安要素ではあります。
完全ワイヤレスという特性を考えると、中々大きなバッテリーを積めないという事情も理解できるんですけどね。
せめて8時間あれば…
今使っている『WI-1000X』が10時間で満足できているのに対して、連続使用時間が6時間の『WF-1000XM3』には不安を覚えます。
じゃあ何時間ぐらいあればとりあえず安心できるのかを考えて見ると、せめて8時間ぐらいあれば購入に踏み切っても良いかな?と思えたように思います。
あとはノイズキャンセリング性能について、「完全ワイヤレスタイプとしては最高峰」とうたっているのが少々気になる所。
さすがにノイキャン性能と使用時間を犠牲にしてまで完全ワイヤレスじゃなければ!と思っている訳ではないので、『WI-1000X』と比べてどの程度のノイキャン性能なのかも興味あります。
個人的には『WI-1000X』の後継機を首を長くして待っているのですが、この分だと完全ワイヤレスの進化をまった方が良いのかも?なんて事も思えてきた今日この頃です。
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