そういえば初打ちの感想を書いていなかった『闘魂継承 アントニオ猪木という名のパチスロ機』(以下、継承猪木)。
すでに何回か打っていますが、初打ちの感想+αといった感じで印象を語って行きたいと思います。
ゲームフロー
物凄くザックリ言うなら、『HEY!鏡』と『リゼロ』の特徴を部分的に併せ持ったようなゲーム性ですが、通常時にゲーム数当選がある点は異なりますね。
聖闘士星矢で言うところのジェネラルバトル、リゼロで言うところの白鯨攻略戦にあたるのが『闘魂GP』ですね。
闘魂GPで見事勝利を収めるか、あるいは通常時からの直撃当選を引き当てる事で本機の出玉増加ゾーン(AT)である『闘魂チャンス』に突入させるのが、とりあえずユーザーが目指すべき所。
そして闘魂チャンス後は『超通常時』と呼ばれる引き戻しゾーンへ移行するので、ここで再び闘魂チャンスを引き戻して~という事を延々と繰り返すのが本機で出玉を積み重ねる工程となっています。
あと本機には『まどマギ』の穢れシステム的なものも搭載されているので、そういった意味では本当に色々な台の良いとこどりだなと(それを言ったら今の台はなんでもそうですけどね)。
闘魂GP
3回勝利でAT当選というアレです。
ただし本機の場合はこの3回戦に関して勝率が常に一定のようで?基本的に80%オーバーを謳っています。
これを聞くと、「簡単そう」あるいは「どうせ本当はそんなにないでしょ?」と思う人もいるんじゃないかと思います。
しかし実際問題、1回あたりの勝率が80%というのは別に楽勝ではないんですよね。
1回あたりが80%で3回勝つ割合は、80%×80%×80%=約50%となります。
しかもこの数値には勝利期待度があがる役を引いた場合も含まれるので、レア役をまったく引けなかったようなケースだと当然50%を下回る勝率となるのでしょう。
バトルの見せ方としては、可もなく不可もなくというか、何となく流れで打って行って勝ったor負けたとなっている感じで、あまり緊張感はありません。
この辺の見せ方はやはりリゼロの白鯨攻略戦が頭いくつか抜けて上手いなと改めて感じさせられます。
闘魂チャンス(AT)
AT中のゲーム性は『HEY!鏡』をイメージしておけば分かりやすいと思います(元は4号機のサラ金ですが)。
5号機猪木シリーズお馴染みの三人組も健在です(いや、人が変わっていても全く気付かないぐらいに覚えていないんですが)。
ちなみに自分はまだ試していませんが、ナビキャラをカスタムで変更できるようで、戦国乙女のキャラをビンタ出来るらしいです。
戦国乙女キャラが見れるのは嬉しいけど、乙女のキャラを猪木にビンタさせるのは何か嫌だな…。
純増枚数が4枚/kなので鏡に比べるとモッサリした印象となってはいますが、これぐらいあれば十分といえば十分。
これまたお馴染みの自力要素も健在で、6択チャレンジに成功すると闘魂チャレンジのセットストックを獲得できます。
超通常時
超通常時なんて名前になっているから何のことか分かりにくいですけど、要するにAT(闘魂チャンス)引き戻し用のCZです。
いかにもレア役が熱そうなゾーンですが、強レア役はともかく弱レア役はあまり仕事をしないイメージでした。
それなりに引き戻すので期待感は維持できますが、なにしろこのゲーム数が長い!
最大で50Gまで引っ張られるので、そこまで行って当選してもATのナビ回数が少ないと本当に出玉が増えません。
HEY!鏡の30Gでも長いと感じていたのに、50Gは結構な倦怠感がありますよ。
しかもAT中の純増スピードも鏡より遅いので、出玉スピードはかなりマッタリした仕様の台となっています。
エンディング演出
6号機なので当然有利区間上限があります。
残り枚数上限orゲーム数上限が迫ったタイミングでエンディング演出へ移行して、規定枚数orゲーム数へ到達した時点で強制終了となります。
初打ちで運よくエンディングまで到達できたのですが、これはたしか通常時を600G弱消化した所で引いた直撃ATからの一撃でした。
つまりは有利区間1500Gへ達するまでにATとCZのループで900G程度は消化したと思うのですが、それで大体1100枚弱といった枚数で終了となりました。
今回たまたまナビ回数に恵まれなかっただけの可能性もありますけど、少なくともこの台の出玉スピードは6号機の中でもかなり遅い部類に入る事は確かではないかと思われます。
枚数はともかく、ここの演出が設定示唆となっているので、設定狙い時にはエンディングに行くだけで嬉しいでしょう(ちなみにこの時は「子供の夢」で設定2以上が確定しました)。
『闘魂継承 アントニオ猪木という名のパチスロ機』感想まとめ
- 台の概要としては『HEY!鏡』+『リゼロ』+『まどマギ』+『猪木エッセンス』
- 闘魂GPの見せ方はイマイチ
- 闘魂チャンス中はいつもの猪木をナビ回数管理で
- 超通常時は名前ほど凄くはない
- 純増速度はひょっとすると6号機最低レベル
それほど長く打ったわけではない事もあって、新鮮味もあり楽しめはしました。
しかし純増速度の遅さを考えると、この台がヒット機種として長期稼働する未来は思い描きづらいですね。
とは言え猪木というコンテンツには一定数、他の台とは違ったファンも付いているので、小台数島やバラエティーコーナーでは案外長く生き残るような気もします。
設定6の機械割が6号機最高レベル(114.9%)なんですが、ホール実測値はもうすこし下がるでしょうね。
機会があれば設定6を打ってみたい、ちょっと狙って見たいなと思えるぐらいには楽しめた台でした。
これから打つ方はくれぐれも出玉速度には期待しすぎないようにご注意下さいね。
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