
5号機と6号機の違い、厳密に言えば5.5号機までと5.9号機以降の違いとして最も明確なものは、なんといっても『有利区間』の存在でしょう。
6号機では「1500Gあるいは2400枚獲得」という明確なルールが敷かれており、この点に不満を持っているユーザーが多いのが現状です。
とはいえ実際問題として2020年にも続々と5号機は撤去されていきますから、一撃万枚という夢を見れる機会もどんどんなくなって行きます。
そんな中で、比較的現実味のある話として万枚を出せる機種として『パチスロ修羅の刻』に再び脚光が当たる可能性もあるのではないでしょうか。
今回の記事ではそんな『パチスロ修羅の刻』がいつまで打つことが出来る(設置しておける)のかについて説明して行きます。
なお今回の記事は『P-WORLD』と『ゼンリンネット』を参考とさせて頂きました。
『パチスロ修羅の刻』の設置状況
設置店舗数:289店舗
設置台数ランキング:不明
導入率:3.4%
記事作成日(2019/12/26)時点でのデータ(P-WORLD調べ)。
過去三年間の設置台数ランキングと導入率のを見て行くと、設置台数ランキングでは一度も100位以内に存在しておらず、導入率で見ても常に低空飛行を続けている状況です。
導入時点からしてそれほど多くの台数が導入された台ではありませんでしたし、導入後も一部ではその一撃性能に注目が集まりつつも一般的な人気や知名度とは程遠い存在であったのも否定しがたい事実でした。
しかしここ2年程度はおおよそ同じような導入率をキープしていますから、設置してあるホールでは意外とそこの堅い稼働を見せているのかも知れませんね。
検定情報
機種名 | パチスロ 修羅の刻 |
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メーカー | SANKYO |
型式名 | パチスロ修羅の刻A |
型式番号 | 第4S076800号 |
検定通過日 | 2014/10/3(北海道公安員会公示日) |
参考とさせてもらったサイトが北海道公安委員会公示日に基づいた情報なので北海道における検定日となっていますが、概ね全国的にこれぐらいの時期に検定を通過していると思われます。
ちなみに東京都での『パチスロ修羅の刻』の検定通過日は2014/10/6となっています。
設置期限(撤去期日)は?
パチンコやパチスロにおいて新機種をホールに導入する上で必ず通る流れがあります。 それはざっくり説明すると、『保通協での型式試験』→『都道府県別の公安委員会での検定』→『ホール設置時の警察検査』です。 『ホール設置時の警察[…]
その期限が経過したあとも「みなし機」という形でホールに設置しておくことが本来は出来るのですが、今現在は6号機時代に突入した事により5号機のみなし機を設置しておくことが事実上認められていません(ホールが加盟している団体が撤去を要請している)。
要するに、認定期限が切れた台は撤去しなくてはいけない状況になっているという事ですね。
検定情報から分かるように、『パチスロ 修羅の刻』の検定日は2014年10月の時期となっています。
検定期間は検定日通過日を含めて丸3年なので、3年後の検定通過日前日が検定の切れる日となります。
そこからさらに認定を受けて3年間の設置が許可されているのが現在の状況です。
つまり、『パチスロ 修羅の刻』の認定が切れる日(設置しておける期限)は、北海道の場合なら2020年10月2日ということになります。
これは地域によって多少時期がずれるのでご注意下さい。
当記事の情報は参考にさせてもらったサイト(ゼンリンネット)が北海道公安委員会公示日に基づく情報となっていたので北海道での設置期限を掲載しておりますが、各都道府県ごとに検定を通過しているので、各都道府県ごとに日付が多少前後するのです。
例えば東京都における『パチスロ 修羅の刻』の検定日は先ほども説明したように、2014年10月6日となっています。
この場合、東京都における『パチスロ 修羅の刻』の認定機の設置期限は、2020年10月5日という事になります。
地域によってはいくらか日付が前後する事が考えられますので、全国的な認識としては、2020年10月頃に撤去されると思っておくと良いでしょう。
一撃万枚が最も近い台?
自分は体感した事がないのですが、この台は下への吸い込みもすさまじいものがある一方で、上への跳ね方もすさまじく、一撃万枚が比較的近い台なのだそうです。
完全6号機時代に移行すれば、規制緩和が行われない限りは有利区間という縛りの中で遊戯する事になりますから、一撃万枚というのは仕組み上不可能です。
そういった時代に突入する前に一撃万枚というものを味わっておきたいと思うのであれば、この『パチスロ 修羅の刻』は勝負をかける台として最適な一台ともいえるのではないでしょうか。
ただ残念ながら設置台数の少なさなども含めて設定状況には全く期待できないものと思われますから、あくまでも「一撃万枚」というものを是が非でも達成したいというモチベーションを持った方に限った話ではあるのですけどね。
現実的な接し方としては、天井狙いを視野に入れつつ、多少早めからでも狙って行く…というぐらいが妥当な所でしょう。
『パチスロ 修羅の刻』設置期限(撤去日)まとめ
- 『パチスロ 修羅の刻』は全国的に2020年10月頃に撤去される
- 現状での設置台数、設置率ともに低く、稀にバラエティーに1台設置されている程度
- 一撃性が極めて高く、6号機時代完全移行前に一撃万枚を目ざす対象として有望
- ただし下への吸い込みもすさまじいので、無暗に突っ込むのは全くお勧めできない
2021年1月末で5.5号機以前のパチスロは完全撤去となる予定です(5.9号機はまだ設置できます)。
それはつまり、一撃性能にリミットが掛かっていない台が打てなくなる事を意味しますから、一撃万枚(なんなら二万枚!?)なんて話は全く聞けなくなるのですよね。
個人的には有利区間という仕組みは嫌いじゃないですし、一撃万枚というものを可能とする性能は裏を返せば跳ねない時のへこみ具合もエグいわけで、必ずしもそういった一撃性が無くなる事に否定的なわけでもありません。
とは言えやはり、自分自身で初めて一撃万枚を達成した時の高揚感なんかを思い返してみても、アレが絶対に起こり得ない時代が来ると思うと、寂しい気持ちにはなります。
2020年はそんな「一撃万枚最後のチャンス」といった視点でも重要な年となりますから(厳密には2021年の1月中もありますが)、そういった意味でも悔いのないようにパチスロと接して行きたいものですね。