パチンコ版権としては人気シリーズの地位を築いていた『リング』でしたが、パチスロとして登場したのはこの『パチスロリング 呪いの7日間』でした。
パチンコでは人気を博したもののパチスロとの親和性はどうなんだろう…と懐疑的な意見が導入当時は多かったように記憶しています。
そんなパチスロ『リング』ですが、導入されてみるとそこそこお客さんの反応も良く、結果として今でも主にバラエティーコーナーなどでは定番の機種の一つとして設置され続けています。
今回の記事ではそんな『パチスロリング 呪いの7日間』がいつまで打つことが出来る(設置しておける)のかについて説明して行きます。
なお今回の記事は『P-WORLD』と『ゼンリンネット』を参考とさせて頂きました。
『パチスロリング 呪いの7日間』の設置状況
設置店舗数:1700店舗
設置台数ランキング:不明
導入率:20.0%
記事作成日(2019/12/21)時点でのデータ(P-WORLD調べ)。
過去三年間の設置台数ランキングと導入率を見て行くと、設置台数に関しては2018年1月の段階ですでにランキング圏外まで飛ばされており、相当の数がそのタイミングで撤去されたようです。
これはつまり高射幸性機種の設置比率に関する縛りが有効であった事によるもので、バジリスク絆やハーデスのような2019年内に姿を消した機種が数多く残っている状況で高射幸性機種の設置割合を下げなければいけない…という時にこの台を外したホールも多かったという事ですね。
導入率も同じ理由でガクッと下がっていますが、下がってからはずっと20%程度の数値をキープし続けているのは底の堅い支持がある事を感じさせます。
検定情報
機種名 | パチスロリング 呪いの7日間 |
---|---|
メーカー | 藤商事 |
型式名 | パチスロ リング ノロイノナノカカンFSB |
型式番号 | 第4S005300号 |
検定通過日 | 2014/3/20(北海道公安員会公示日) |
参考とさせてもらったサイトが北海道公安委員会公示日に基づいた情報なので北海道における検定日となっていますが、概ね全国的にこれぐらいの時期に検定を通過していると思われます。
ちなみに東京都での『パチスロリング 呪いの7日間』の検定通過日は2014/3/31となっています。
設置期限(撤去期日)は?
パチンコやパチスロにおいて新機種をホールに導入する上で必ず通る流れがあります。 それはざっくり説明すると、『保通協での型式試験』→『都道府県別の公安委員会での検定』→『ホール設置時の警察検査』です。 『ホール設置時の警察[…]
その期限が経過したあとも「みなし機」という形でホールに設置しておくことが本来は出来るのですが、今現在は6号機時代に突入した事により5号機のみなし機を設置しておくことが事実上認められていません(ホールが加盟している団体が撤去を要請している)。
要するに、認定期限が切れた台は撤去しなくてはいけない状況になっているという事ですね。
検定情報から分かるように、『パチスロリング 呪いの7日間』の検定日は2014年3月の時期となっています。
検定期間は検定日通過日を含めて丸3年なので、3年後の検定通過日前日が検定の切れる日となります。
そこからさらに認定を受けて3年間の設置が許可されているのが現在の状況です。
つまり、『パチスロリング 呪いの7日間』の認定が切れる日(設置しておける期限)は、北海道の場合なら2020年3月19日ということになります。
これは地域によって多少時期がずれるのでご注意下さい。
当記事の情報は参考にさせてもらったサイト(ゼンリンネット)が北海道公安委員会公示日に基づく情報となっていたので北海道での設置期限を掲載しておりますが、各都道府県ごとに検定を通過しているので、各都道府県ごとに日付が多少前後するのです。
例えば東京都における『パチスロリング 呪いの7日間』の検定日は先ほども説明したように、『2014年3月31日』となっています。
この場合、東京都における『パチスロリング 呪いの7日間』の認定機の設置期限は、2020年3月30日という事になります。
地域によってはいくらか日付が前後する事が考えられますので、全国的な認識としては、2020年3月頃に撤去されると思っておくと良いでしょう。
『パチスロリング 呪いの7日間』設置期限(撤去日)まとめ
- 『パチスロリング 呪いの7日間』は全国的に2020年3月頃に撤去される
- 設置台数はさほど多くないが、比較的多くのホールに設置されている
- 根強い人気があり、ある意味換えのきかない機種ともいえる
- 純増3枚ATとして一撃性も十分に備わっている台
リングシリーズの後継機種は出ていますが、その台がこの機種の代わりを務められるとは到底思えません。
後継機種としてホールやユーザーさんにお勧めしたいのは『呪怨 再誕AT』でしょうか。
リングシリーズはパチスロ版権としては珍しく実写版権で支持を集めた稀有な存在です。
そういった意味では次回作にも一定の支持が期待できるでしょうから、6号機でのリングにも期待したい所ですね。
©1998「リング」「らせん」製作委員会
©Fuji Shoji