6号機パチスロの代表的な機種である「Re:ゼロから始める異世界生活」が、リアルボーナスを搭載した機種として装い新たに登場しました。
この「Re:ゼロから始める異世界生活Apex Vacation」(以下、リゼロA)を打ってきたので、ゲーム性を解説しつつ、感想なども記して行こうと思います。
Re:ゼロから始める異世界生活Apex Vacation
筐体の色合いは結構好きかも。
上パネルにハイビスカスっぽい花のランプが搭載されており、ボーナス中は綺麗に色づきます。
ゲームフロー
本機はA+RT機となっています。
ビッグは3種類存在しており、それぞれに性能が異なります。
- エミリアビッグ(白7):251枚RTなし
- レムビッグ(青7):219枚RT30G
- ラムビッグ(赤7):175枚CZ5G(CZ中に7揃いで次回ボーナスまでの無限RT)
レギュラーは109枚獲得となっており、レギュラー後1G目にも無限RTの抽選を行っているので、レギュラー後は即ヤメ厳禁です(1G回して何もなければヤメて良し)。
キャラクターが設定に
本機の特徴的な部分は、キャラクターに対応した設定が存在しており、その設定ごとにゲーム性が変わって来る事です。
設定 | 機械割 |
---|---|
1 | 98.0% |
2 | 99.8% |
3 | 101.7% |
エミリア | 105.4% |
レム | |
ラム |
キャラクター設定は何れも105.4%となっていますが、それぞれのキャラクターに対応したビッグの出現率が高くなっている事で、ゲーム性にメリハリが生じています。
- 設定エミリア:エミリアビッグが多い事により安定した性能
- 設定レム:レムビッグが多い事により、本機の中央知的な性能
- 設定ラム:ラムビッグが多い事により無限RT突入率やボーナスの引きどころによって展開に左右されやすい性能
本機の感想
通常時は演出頻度を選べる
通常画面でメニューボタンの左・右を押すと、演出頻度を変更する事ができます。
レム(高)・エミリア(中)・ラム(低)といった具合に変更できるので、打ちながら好みの塩梅にすると良いでしょう。
個人的には、それほど賑やかな通常時でもないので、レムカスタムにしておくぐらいで丁度良いかも?とも感じました。
追記:2回目の実践では、やっぱりレムだと少々賑やかだなと感じたのでエミリアぐらいが丁度よいという見解になりました。
RTのバランスは悪くない
ビッグの種類によってRTの性能が変わる仕様は結構良いですね。
エミリアなら枚数が多く取れてうれしい、レムなら必ずRT30Gが着いてくるので嬉しい、ラムならCZ中に無限RTを勝ち取れれば嬉しい。
個人的にはこういった仕様は好きなので、この点については十分評価に値すると感じています。
高設定の機械割は低いが・・・
本機に対する不満として最初にあがりそうなのは、何と言っても高設定域の出玉性能でしょう。
しかし現実問題として、ホールが気兼ねなく使える高設定の機械割を考えると、105%ぐらいが現実的な数字であるのも確かなんですよね。
そういった意味では、これぐらいの機械割を許容する事も必要と言えば必要かも知れません。
設定レムが一番楽しい
自分が打った台は設定エミリアでしたが、想像するに設定レムが最もバランスよく楽しめる設定だろうと思われます。
ビッグを引けばRT30Gが大体ついて来て、たまに枚数が多く取れる代わりにRTのないビッグ(エミリア)や、無限RTをかけたCZを味わえるビッグ(ラム)を引けたりといった具合に、丁度良い塩梅だろうと思われます。
逆に設定レムはゲーム性としては非常に厳しいような気がします。
無限RTの価値をどのようにみるかですが、無限RTというのは往々にしてストレスの方が高くなる事が多い(ボーナスをすぐ引くと損した気分になるが、かといって長くハマってもメダルが大して増えないのでツライ)ので、そういったものをゲーム性の中心に置く事になる設定ラムが人気を博するような気は全くしません。
意外と良い仕事をするかも?
全くと言って良いほど期待されない状況で登場した本機ですが、打ってみた感触としては、意外と悪くないというのが率直な感想です。
凄く面白いかと言われると微妙ですし、ノーマル機として出目で楽しめるかと言われても現状では微妙といった評価なんですが、ただ意外とサクサク打てて嫌いじゃない、といった具合です。
何よりもある程度稼働すれば設定が丸わかりになる仕様でありながら、高設定の機械割が然程高くないので、設定判別難易度と機械割のバランスは結構良いんじゃないかと思います。
演出バランスにしろ設定にしろ、結局はレムが美味しいところを持っていくのだなとは思ったりもしますが・・・。
個人的には今後、5号機が完全撤去された状況では意外と良い仕事をする機種なんじゃないかと踏んでいます。
特に現状全くと言って良いほど期待されていない、もっと言えば中古市場的にもほぼノーマークの機種だと思うので、中古で安く仕入れられるのであれば、今後に備えて3台ぐらい持っておいても良いんじゃないでしょうか。
特にバラエティーコーナーに3台設置して、時にはキャラクター設定をバラバラに割り振って使ってみるとか、そういった使い方をしてみるのも面白いかも知れません。
といった感じで、個人的には意外と好印象なリゼロAでした。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
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