【SNKプレイモアの思い出】パチスロ『シスタークエスト』【スロット撤退】

sisque
©SNK PLAYMORE

不定期に投稿しているこのシリーズですが、2機種目はご存知「シスタークエスト」です。
3作目まで出た人気シリーズなので、初代を打ったことがなくても名前は知っているという人が(スロッターなら)大半でしょう。

3作目はかなり別物になりましたが、1作目と2作目はノーマルタイプとしてその時代ごとにホールで活躍しておりましたね。

2機種目:『シスタークエスト』

機種データ

型式名:シスタークエストX
発売年月:2007年9月
タイプ:ノーマル

remember:シスタークエスト

業界初のRPGパチスロ!なんてキャッチフレーズで導入されていたように思いますが、RPG風な演出ってだけで、別にRPGじゃないですけど。

今となっては逆に珍しくなってしまったノーマルタイプですが、この台はある意味ノーマルタイプのテンプレとも呼べるスペックを持っている台でした。

ビッグボーナスが312枚、レギュラーボーナスで104枚という王道スペック、チェリーの同時当選期待度が1/3、スイカだと1/5という分かりやすさ。

個人的にはパチスロ初心者におすすめしたい台の一つでした(※ただし1の出玉率は)。

演出面でも、ビッグを引けばストーリーが進行するという仕様で、どうなったら当たりなのかをミッションという形で表現しており、初見プレイなら話の先が気になってついつい…という具合に打ってしまう。

逆に何度プレイしていたとしても、ステージごとに提示されたミッションをクリアできればビッグ、それ以外ならレギュラーという法則がある為、液晶画面からも目が離せない機種でした。

ボーナス中を楽しくするには・・・

先述の通り、ビッグボーナスを引くとストーリーが進行します。

ビッグ消化中にお話が展開されて行き、ビッグ消化後の通常時に戻った時には、次の物語へ進むためには…というミッションが提示されているという流れです。

ステージによってボーナス期待度の高いモンスターなんかも変わってきますから、常にコイツが来ないと…という事は無く、マンネリ感を緩和する工夫がいろいろと盛り込まれてました。

そしてレギュラーボーナス中は目押しチャレンジ。

中リールを液晶で指定された停止形で止めると成功、全8ゲーム中で何回成功できるかでボーナス終了後に液晶に現れる主人公(シフォン)の服装が変化するというもの。

最初は簡単な指示からスタートして、成功数が増えるほどビタ押しを要求されるように。

出玉には直結しないものの、ついつい頑張ってしまうのはスロッターの性(さが)というヤツでしょうか。

SNKお馴染みの・・・

スカイラブと同様に、この機種も左・中・右どこから押しても楽しめる、そんなSNKらしいリールとなってました。

自分はもっぱら中押し派でしたので、とりあえず白7を上段に狙って打ってました。

そして気分に合わせて逆押しや順押しを交えつつ、どうしても退屈になりがちな通常時を、それなりに楽しく打っていたように思います。

順押しの事はすっかり忘れてしまいましたが、たしか逆押しだとボーナスの1確目が出やすいんでしたっけ?イカンイカン、すっかり忘れてますわ。

基本は中押し派だったので、逆押しはたまにメリハリを付けたい時に使っていたのかな?

メリハリといえば、演出面でもメリハリを付ける事が出来たのですよ、この台。

元祖「起きスロ」

ストーリーは全部で…何話あるんでしたっけ?

忘れましたけど、多分20話ぐらいだったと思います(多分、大体それぐらい)。

その中で他のステージとは明らかに異彩を放つ話数があるのです…それが16話。

演出内容としては、呪にかかった主人公のお姉ちゃん(テスラ)を目覚めされる事が出来ればボーナスという内容。

このステージの何が特殊かと言えば、ボーナスに期待できる役(主にスイカとチェリー)を引いた時しか演出が発生しません。

他のステージなら、、、「演出発生→何か引いたかも?」となる所が、このステージの場合「演出発生→レア役濃厚(リプレイやベルの場合もあるがボーナス期待度高し)」言うなれば準完全告知?てな感じのゲーム性に様変わりするんですよ。

当時は設定推測に拘るならこのステージ!という風潮がありましたね。

と言うのも、この台で最も重要な設定判別要素が「チェリー・スイカ」以外からのボーナス出現率だったからです。

他のステージだと、当選契機が曖昧になる場面が多々ある中、この16話プレイをしていると、高確率で当選契機を特定できる訳で、そりゃ16話やりますわな。

自分も高設定に期待できる状況では、「まずは16話でプレイ→高設定ありそう!→1話からスタート」という流れで、この台と向き合っていました。

本当は「高設定ありそう!」ではなく「これはさすがに高設定!」と思えるぐらいまでは16話で回すべきだったんでしょうが、やっぱり1話から楽しみたかったワケです。

とまぁ、そんなこんなで完全告知の代名詞である「沖スロ」に掛けて「起きスロ」なんて呼ばれてたのですよ。

懐かしいですねぇ、16話にした途端レア役がパッタリ落ちなくなって、ひたすら眠りこけるお姉ちゃんを眺めていた日々が。

シスクエのようなノーマル機がホールにない

何週間か前に初心者へオススメの機種は、なんて記事を書きましたが、この台こそ(出玉率に関して目を瞑るなら)初心者へ向けて自信を持ってオススメしたいパチスロでした。

ボーナス絵柄は「、白」と見易い絵柄で構成されており、複数絵柄のビッグとレギュラーが存在するのも入門機として良い仕様だと思います。

出目によってフラグの判別も可能なので、パチスロのいろはを教わるには正に持って来いな一台なんです。

しかし残念ながら、今のホールにこういった台が無いのです。

パチスロってモノを試しに一度打ってみたい、そんな人には完全告知機をオススメします。

そこで興味の湧いた人、或いは最初から色々打ってみたいと思ってるそんなアナタには、是非この「シスタークエスト」をオススメ、したかったなぁ。