初代「沖ドキ!」延命の裏で不遇な「沖ドキ!2」【供給過多と30パイ】

沖ドキ!2ロゴ
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全国的に緊急事態宣言が解除されて、随分と日常が戻って来た今日この頃ですが、パチンコ・パチスロの状況は中々そうも行きませんね。

休業期間の補填を目論もうとした場合には相当厳しい状況が長期に続くように思いますし、それによって更なる稼働減をもたらす可能性すらありますから、ホールも苦しい状況だとは思いますが、休業期間の事は有る意味で「別枠」として扱って、新型コロナ以前のようなスタンスでの営業をお願いしたい所ですが…。

どうやら営業再開後の稼動状況が全国的に落ち込んでいるようですけど(もちろん例外はあるでしょうが)、その原因が新型コロナなのか、あるいは禁煙なのか、さらに異なる理由があるのかすらハッキリしない状況の中で、不遇をかこっているのが新台として登場している「沖ドキ!2」です。

「沖ドキ!2」の立ち位置

ご存知のように、5号機後期のヒット機種として印象的な働きをした機種の一つである「沖ドキ!」の後継機が6号機として初めて登場したのが「沖ドキ!2」です。

「沖ドキ!」はAT機としては珍しく高年齢層のユーザーさんからの支持もアツい機種で、ホールによってはジャグラー以上に重要なポジションをしめているようなケースも少なくありません。

特に売上という点では、「沖ドキ!」があるからどうにかなっているといったホールもかなり多いんじゃないかと思います。

全国的に交換ギャップがあるのが普通である現状としては、現金が入りやすいという事は非常に大きなメリットですからね。

そんな機種が今年の5月~6月に撤去されてしまうというのが当初のスケジュールだったわけですから、当然別物(5号機と6号機ですから当然別なんですが)である事は承知した上で6号機の「沖ドキ!2」を多台数設置で導入したホールの心境も理解できるというものです。

「沖ドキ!」の延命によって状況が一変

しかし状況は大きく変わりました。

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コロナウイルス

なんと初代「沖ドキ!」が2020年内はホールで運用する事が可能となってしまいました。

当然その決定は「沖ドキ!」を持っているホールや「沖ドキ!」ユーザーにとっては喜ばしい事なんですが、これによって困った立ち位置に追い込まれたのが「沖ドキ!2」です。

初代の撤去と入れ替わる形で設置されるはずだった二代目ですから、初代を大量設置してあるホールはその穴埋めとして大量に購入した所も多かったわけです。

「沖ドキ!2」を購入したタイミングでは初代が延命される事になろうとは思ってなかったわけですからね。

しかし実際には一部の地域(延命措置が決定する前に認定期限が切れて撤去されてしまった地域)を除けば、初代を年内は設置し続ける事が可能となってしまったわけで…そうなれば当然初代は設置し続けるのが普通です。

しかしそうなると大量に購入した二代目をどうするかという問題が浮上するわけですが、せっかく買ったのだからとりあえずは設置してみようとなる事が多いでしょう(代わりに撤去する稼働の悪い機種なんて山ほどあるので…)。

その結果発生しているのが、圧倒的な供給過多による稼働の空洞化です。

サイトセブンのデータによると、6/1の全国平均稼働は1000Gを割り込んでいます

ちなみに同日のバジリスク絆2の全国平均稼働は2000G程度はありますので、新台にも関わらずバジリスク絆2の半分程度しか稼働していないという悲惨な状況ですね(しかも絆2の方が設置台数は断然多い)。

ただでさえ初代の延命が決定した事で有利区間&短期出玉率規制というリミッター付きの6号機「沖ドキ!2」には不利な状況なんですが、それにもまして需要にそぐわない台数が導入された事で正に過疎が過疎を呼ぶ悪循環を引き起こしています。

この惨状は供給過多による過疎化の代表例である「秘宝伝~太陽を求める者達~」を彷彿とさせるものがありますね(今回のケースは台数よりも初代の延命が致命的ですが)。

初代「沖ドキ!」を持っていないホールにとっても大打撃

打撃を被っているのは初代を抱えているホールだけではなく、初代を持っておらず「沖ドキ!2」を多台数設置に踏み切ったようなホールも大きな誤算となっています。

初代を持っていないホールとしては、初代が撤去されるタイミングで「沖ドキ!を持っていない」というウィークポイントが帳消しとなる事は競合店との兼ね合いから言えばプラスに働くポイントだったと思います。

そのタイミングで「沖ドキ!2」をある程度の台数揃えて導入する事で、沖ドキ!需要に備えようとしたホールもあった事でしょう。

しかし実際には初代の設置が延長される事になり、「沖ドキ!2」の価値は相対的な意味では大暴落。

こうなると「沖ドキ!2」はもう「沖ドキ!トロピカル」や「沖ドキ!バケーション」なんかと大差のない存在とすら言えるでしょう。

しかも30Φという扱いづらさ

せっかく導入したホールにとってこの台が更に厄介者に見えているであろう理由の一つが「30Φ」という仕様です。

ご存知のように通常の25Φメダルよりも一回り大きい30Φメダルというものは、メダルを計数するジェットも当然別仕様となりますから、いろんな意味で面倒なんですよね。

個人的には30Φメダルは大好物ですが、店員さんにとっては面倒極まりないだろうなぁ…と30Φのジェットカウンターで待っている度に思います。

30Φのジェットに25Φのメダルを流したり、あとはメダル補給の時に25Φと間違って補給したり…30Φは完全にトラブルメーカーですからね。

逆に言えば、30Φであることで今回の「沖ドキ!2」の導入を見送ったホールも少なくないんじゃないかと思います(あとは6号機だからというのも大きいでしょうが)。

そういった意味では30Φである事に救われたホールというのも案外多いのかも知れませんね?

一度は設定6を打ってみたいが…

現状、自分の地域では本当に悲惨な稼動状況しか見当たらないので手を付けづらい&天井狙いで打てそうなゲーム数で落ちてる事なんて皆無なので、リセット天国狙いを何となくやってみた程度にしか触れていません。

この台に限らず設定狙いが中々難しい状況というのもあって、この台の高設定狙いをする機会があるのか自体が怪しい所ですが、一度は設定6の挙動を体感してみたいものです。

とりあえず、現状の稼動状況から言えば間違いなく大量に減台されると思うので、台数がこなれてからが本番かな…と。

中古で凄く安く入手できると思うので、未導入&30Φの設備があるホールは6台ぐらいで設置して様子を見てみるというのも悪くないかも知れませんね。