
リーチ目系ノーマルタイプの代名詞であるニューパルサーシリーズ、5号機でも数多くの台が登場しましたが、現在はニューパルを島で設置してあるような店は中々ありませんよね。
以前はちょっとした島を構成していたようなホールもすっかりノーマルタイプと言えばジャグラー系かアクロス系かという感じです(地域によってはハナ系も強いでしょうが)。
リーチ目を察知するというゲーム性がもはや一般的ではないので仕方ない部分もあるんでしょうが、アクロス系と同列ぐらいには…と思ったりしてました。
今回の記事ではそんなニューパルサーシリーズの中でも『ニューパルサーSPII』の次に設置が多い『ニューパルサーデラックス』がいつまで打つことが出来る(設置しておける)のかについて説明して行きます。
なお今回の記事は『P-WORLD』と『ゼンリンネット』を参考とさせて頂きました。
『ニューパルサーデラックス』の設置状況
設置店舗数:2947店舗
設置台数ランキング:49位
導入率:34.9%
記事作成日(2019/12/22)時点でのデータ(P-WORLD調べ)。
過去三年間の設置台数ランキングと導入率の推移を見て行くと比較的安定した推移を見せているのが分かります。
設置台数ランキングは2018年初頭に下がった状態から二年近く浮き沈みを繰り返しながら同じような順位をキープ、導入率は2018年初頭にグッと下がったところから一応は安定しているものの、徐々に減って行っているのが少々気になります。
やはり現状のホールではジャグラーシリーズやハナハナシリーズのような完全告知系以外だと、ノーマルタイプで明確なポジションを得ているのはアクロス系機種だけという事になってしまうのでしょう。
検定情報
機種名 | ニューパルサーデラックス |
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メーカー | 山佐 |
型式名 | ニューパルサーDXCC |
型式番号 | 第4S075800号 |
検定通過日 | 2014/10/17(北海道公安員会公示日) |
参考とさせてもらったサイトが北海道公安委員会公示日に基づいた情報なので北海道における検定日となっていますが、概ね全国的にこれぐらいの時期に検定を通過していると思われます。
ちなみに東京都での『ニューパルサーデラックス』の検定通過日は2014/10/20となっています。
設置期限(撤去期日)は?
パチンコやパチスロにおいて新機種をホールに導入する上で必ず通る流れがあります。 それはざっくり説明すると、『保通協での型式試験』→『都道府県別の公安委員会での検定』→『ホール設置時の警察検査』です。 『ホール設置時の警察[…]
その期限が経過したあとも「みなし機」という形でホールに設置しておくことが本来は出来るのですが、今現在は6号機時代に突入した事により5号機のみなし機を設置しておくことが事実上認められていません(ホールが加盟している団体が撤去を要請している)。
要するに、認定期限が切れた台は撤去しなくてはいけない状況になっているという事ですね。
検定情報から分かるように、『ニューパルサーデラックス』の検定日は2014年10月の時期となっています。
検定期間は検定日通過日を含めて丸3年なので、3年後の検定通過日前日が検定の切れる日となります。
そこからさらに認定を受けて3年間の設置が許可されているのが現在の状況です。
つまり、『ニューパルサーデラックス』の認定が切れる日(設置しておける期限)は、北海道の場合なら2020年10月16日ということになります。
これは地域によって多少時期がずれるのでご注意下さい。
当記事の情報は参考にさせてもらったサイト(ゼンリンネット)が北海道公安委員会公示日に基づく情報となっていたので北海道での設置期限を掲載しておりますが、各都道府県ごとに検定を通過しているので、各都道府県ごとに日付が多少前後するのです。
例えば東京都における『ニューパルサーデラックス』の検定日は先ほども説明したように、2014年10月20日となっています。
この場合、東京都における『ニューパルサーデラックス』の認定機の設置期限は、2020年10月19日という事になります。
地域によってはいくらか日付が前後する事が考えられますので、全国的な認識としては、2020年10月頃に撤去されると思っておくと良いでしょう。
ノーマルタイプのブランド『ニューパルサー』
かつてはジャグラーシリーズと肩を並べるほどにノーマルタイプの代表的な機種といった印象のあったニューパルサーシリーズですが、時代が進むごとに存在感が希薄になってきてしまいましたね。
やはりジャグラーシリーズやハナハナシリーズのような告知系機種の分かりやすさには勝てなかったようです。
その結果、ニューパルもボーナス告知という要素が強調されるようになってきたのですが、そうなるともはやニューパルサーである意味とは?という事にもなり、逆に自分自身の存在意義を薄めてしまったような感じもしています。
個人的にはニューパルサーの出目が好きですし、告知要素も含んだニューパルサーも中々楽しいと思うんですが、ジャグラーの分かりやすさには及ばず、アクロスほどの固定ファンも現状では抱えていない…中々厳しい状況となっているホールが多いのが残念です。
『ニューパルサーデラックス』設置期限(撤去日)まとめ
- 『ニューパルサーデラックス』は全国的に2020年10月に撤去される
- ジャグラーシリーズやハナハナシリーズ、そしてアクロス系以外のノーマルタイプ機種としては設置が多い機種
- 現状としてはどのホールにもニューパルが島で設置されているような状況ではない
- ニューパルの復権に期待したい
5号機初期の頃はまだ元気もあった印象のニューパルでしたが、最近ではバラエティーに1台2台といった形での設置が多く、ニューパルで一島といったホールはほとんど見かけなくなりました。
とは言え歴史あるシリーズである事に変わりはないので、今後の復権に期待するとともに、ホールから撤去されるまでにこの台を存分に味わっておこうと思います。
しかしもちろん設定は意識しますから、何とか中間設定以上を使ってくれるホールで…と考えだすと、それほど簡単な事ではないかも知れません。
追記:新型コロナの影響で+7か月延命が可能に
新型コロナウイルスの影響で設置期限が延長される事になりました。
先日記事にしたように、認定・検定期限が残っている5号機に関して1年間の延命が出来る事になりました。 しかしそれはあくまでも「国家公安委員会規則的には可能となった」だけであり、業界団体が策定する入替方針次第で延命できる機種が限定[…]
『ニューパルサーデラックス』に関しては、本来の設置期限からさらに7か月(210日)延命が可能となりました。