
5号機パチスロを最初から最後まで支え続けたのは間違いなくジャグラーシリーズだと思います。
その時期その記事で話題の機種というのは常にありましたが、その裏で常に安定感のある稼働状況を保ち続けて来たジャグラーシリーズに救われたホールは数知れずでしょう。
完全告知の分かりやすさによる取っつきやすさは他のパチスロ機種とは一線を画すものがあり、ある意味「ジャグラーはジャグラーであってパチスロではない」なんて表現も存在するぐらいです。
今回の記事ではそんなジャグラーシリーズの中でも特に5号機を代表する名機『アイムジャグラーEX』シリーズの中で『ニューアイムジャグラーEX-KT』がいつまで打つことが出来る(設置しておける)のかについて説明して行きます。
なお今回の記事は『P-WORLD』と『ゼンリンネット』を参考とさせて頂きました。
『ニューアイムジャグラーEX-KT』の設置状況
設置店舗数:3864店舗
設置台数ランキング:10位
導入率:45.7%
記事作成日(2019/12/24)時点でのデータ(P-WORLD調べ)。
過去三年間の設置台数ランキングと導入率の推移を見て行くと、どちらもほぼ横ばいに推移している事が分かります。
この台ぐらい需要が供給を圧倒的に上回っているような機種だと、欲しいホールは数あれど外すホールはほぼないですから、認定機となった後に一度倉庫へ保管しておいて再導入したり、チェーン店間で移動という事もそれほど多くはないでしょうね。
ちなみにこの導入率は導入率ランキング的には38位となっており、設置台数の割に導入率はそれほど高くない事が分かります。
これはつまり、設置されている店舗では多台数設置が多く、それ以外の店舗では導入したくでもできなかった(買いたくても買えなかった)事がうかがえます。
検定情報
機種名 | ニューアイムジャグラーEX‐KT |
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メーカー | 北電子 |
型式名 | ニューアイムジャグラーEX‐KT |
型式番号 | 第4S009600号 |
検定通過日 | 2014/6/27(北海道公安員会公示日) |
参考とさせてもらったサイトが北海道公安委員会公示日に基づいた情報なので北海道における検定日となっていますが、概ね全国的にこれぐらいの時期に検定を通過していると思われます。
ちなみに東京都での『ニューアイムジャグラーEX‐KT』の検定通過日は2014/6/23となっています。
設置期限(撤去期日)は?
パチンコやパチスロにおいて新機種をホールに導入する上で必ず通る流れがあります。 それはざっくり説明すると、『保通協での型式試験』→『都道府県別の公安委員会での検定』→『ホール設置時の警察検査』です。 『ホール設置時の警察[…]
その期限が経過したあとも「みなし機」という形でホールに設置しておくことが本来は出来るのですが、今現在は6号機時代に突入した事により5号機のみなし機を設置しておくことが事実上認められていません(ホールが加盟している団体が撤去を要請している)。
要するに、認定期限が切れた台は撤去しなくてはいけない状況になっているという事ですね。
検定情報から分かるように、『ニューアイムジャグラーEX‐KT』の検定日は2014年6月の時期となっています。
検定期間は検定日通過日を含めて丸3年なので、3年後の検定通過日前日が検定の切れる日となります。
そこからさらに認定を受けて3年間の設置が許可されているのが現在の状況です。
つまり、『ニューアイムジャグラーEX‐KT』の認定が切れる日(設置しておける期限)は、北海道の場合なら2020年6月26日ということになります。
これは地域によって多少時期がずれるのでご注意下さい。
当記事の情報は参考にさせてもらったサイト(ゼンリンネット)が北海道公安委員会公示日に基づく情報となっていたので北海道での設置期限を掲載しておりますが、各都道府県ごとに検定を通過しているので、各都道府県ごとに日付が多少前後するのです。
例えば東京都における『ニューアイムジャグラーEX‐KT』の検定日は先ほども説明したように、2014年6月23日となっています。
この場合、東京都における『ニューアイムジャグラーEX‐KT』の認定機の設置期限は、2020年6月22日という事になります。
地域によってはいくらか日付が前後する事が考えられますので、全国的な認識としては、2020年6月頃に撤去されると思っておくと良いでしょう。
『アイムジャグラー』が打てなくなる訳ではない点に注意
今回の記事で扱っているのは『ニューアイムジャグラーEX-KT』という機種であり、この型式が2020年6月頃に撤去されるという話をここまでしてきました。
しかし誤解しないで頂きたいのは、他のアイムジャグラー系機種はまだ健在ですから、もう少しの間(具体的には2021年1月末まで)は他のアイムジャグラー系機種を含む5号機ジャグラー機種を打つことは出来ます。
しかしこの『ニューアイムジャグラーEX-KT』は現状のパチスロ設置台数ランキングでもジャグラーシリーズ機としては『アイムジャグラーEX-AE』に次ぐ高順位となっているので、これが撤去されるとなると5号機ジャグラーシリーズの台数が一気に減るホールも多い事と思われますので、その影響は決して小さなものではありません。
恐らくこの台の撤去に間に合う形で6号機ジャグラーがホールへ導入されるでしょうから、この台が抜けた場所にはそのまま6号機ジャグラーが設置される事になるかも知れませんね。
『ニューアイムジャグラーEX‐KT』設置期限(撤去日)まとめ
- 『ニューアイムジャグラーEX-KT』は全国的に2020年6月頃に撤去される
- 撤去されるのは『ニューアイムジャグラーEX-KT』であって、他のアイムジャグラー系機種はまだ健在
- アイムジャグラー系機種の中でも現状『アイムジャグラーEX-AE』に次いで設置台数が多い型式
- 設置台数の割に導入率がそれほど高くないのは欲しいけど買えないホールが多かった証拠
アイムジャグラー系機種はぱっと見だとどれがどれだか分からないと思います。
メーカー側もユーザーがその違いを認識する必要はないと考えているでしょうから、それは当然の事なんですけどね。
ジャグラーの変わらない安心感を体現したのがこのアイムジャグラーシリーズ機種でしたから、まさに5号機ジャグラーを代表するシリーズ機だと言えます。
6号機でもジャグラーは登場しますが(どうやら2020年中に登場する模様)、規則変更の関係で否応なく変化させられてしまいます。
そこでもアイムジャグラーシリーズの系譜が引き継がれるのか、あるいは新たなシリーズが打ち出されるのか、そういった点にも注目な2020年ですね。
追記:新型コロナの影響で+7か月延命が可能に
新型コロナウイルスの影響で設置期限が延長される事になりました。
先日記事にしたように、認定・検定期限が残っている5号機に関して1年間の延命が出来る事になりました。 しかしそれはあくまでも「国家公安委員会規則的には可能となった」だけであり、業界団体が策定する入替方針次第で延命できる機種が限定[…]
『ニューアイムジャグラーEX‐KT』に関しては、本来の設置期限からさらに7か月(210日)延命が可能となりました。