昔は店員さんに目押ししてもらえたって知ってる?【目押しサービス禁止後のホール】

ネクストバッターズサークル

「もう2020年か、随分と遠いところまで来たものだ…」なんて思っている人も多いんじゃないでしょうか。

2000年代に入った時に未来の世界に来たような心地すらしていたのが、それからさらに20年ですよ…なんて言ってると、加速度的に老けそうなのでこのへんにしときましょう。

自分はそれほどパチスロ歴が長い方ではないんですが、そんな中でも昔は当たり前だった事が今は全く存在しなくなったり、昔は稀だったものが今じゃ当たり前のように存在していたりと、様々な点で変化を感じます。

その中でふと思ったのが、「目押しサービス」について、もう完全に知らない世代のスロッターも多いんじゃないかという事です。

店員の目押しサービス

具体的な時期は記憶が曖昧なんですが、たしか4号機が完全撤去された後の数年間ぐらいのタイミングで、全国的にお客さんが店員さんにボーナスの目押しを頼む事が出来なくなったように思います。

…と、この文章を見て「むしろ店員さんが目押ししてくれたりしたの?」と思った人も、パチスロ歴が10年以内の人ならそこそこいるんじゃないでしょうか?

今では考えられない事ですが、昔は店員さんがお客さんに代わってボーナスの目押しをするというのは、日本全国どこのホールでも極々普通に行われていたサービスでした。

店からしたら「目押しが出来ないから打たない」となってしまうと折角の稼働を減らす事になるので当然そういったサービスを行いたいわけで、そしてお客さん側にとっても目押しが出来なくてもパチスロが打てるというのは大きなメリットでした。

特に年配のお客さんにとってはそのサービス有りきのパチスロだった人も少なくなく、目押しサービスが無くなった事でホールから足が遠のいたユーザーも少なくなかった事でしょう。

現状では基本、全国的に店員さんによる目押しサービスは禁止されているものと思われますが、ひょっとしたらそのへんの指導が緩い地域だと普通に目押しサービスをしているような場所もあるかも知れませんね。

なぜ目押しサービスが禁止に?

どうしてかつては行っていたサービスが禁止される事になったのかですが、実はそもそも遊戯者以外の人間が目押しを代行することは法律で禁止されていたんです。

「パチンコやパチスロは賭博ではなく遊戯である」

賭博が禁止されている日本でパチンコやパチスロの存在が許されている建前として、こういった考え方があります。

具体的に言えば、「パチンコやパチスロは技術介入性があり、運任せの賭博とは違うから遊戯である」という理屈なんです。

という事はつまり、「技術介入性がなければパチンコやパチスロは賭博なので存在を許されない」という事になるわけですね。

この点を厳格に解釈した結果、「目押し(技術介入要素)を他人が代行する事は遊戯者の技術介入性を無くす事である=遊戯性を失うから賭博と認定せざるを得ない」といった話になるんです。

パチスロを遊戯として定義するためには目押しという技術介入を打ち手本人が行う必要があるという事です。

こういった理由から一応はそもそも禁止されていた目押しサービスなんですが、とは言え実際には普通に多くのホールが店員さんによる目押しの代行サービスを行っていたんです。

そういった状況が2010年付近で法律を厳格に守る事ように取り締まられることとなったので、そのへんの時期に「目押しサービスが禁止された」ようにユーザー側からは見えたというのが実際の所です。

実は客同士でも目押し代行は禁止

法律を厳格に解釈するなら、実は店員さんの目押しサービスに限らず、他のお客さんに目押しを代わって貰う事すら禁止されるべきなんです。

実際にホールによっては、「店員または他のお客様による目押しサービスは禁止させて頂いております」的な事を掲示している所もありますよね。

何しろ重要なのは「技術介入性の放棄」になるか否かという点なので、代行相手が店員だろうが他の客だろうが本質的には関係ありません。

ただ実際の所は多くのホールで客同士の目押し代行に関しては黙認しているのが普通である事は、皆さんも経験的にご存知でしょう。

これに関しては警察側がよほど厳しい指導を要請してくるでもなければ、今後も厳格に取り締まられる事はないだろうと思います。

言って見れば、「パチンコのハンドル固定遊技」のようなニュアンスのものですね。

10年もたてば色々変わる

今回は目押しサービスの話でしたが、ここ10年ぐらいに限っても色々と変わりましたよね。

大きなものでは、広告規制によって以前は毎日のように行われていた「イベント」が大っぴらには何も告知できなくなりましたが、あれも結局の所は「元々禁止されていたけど締め付けが緩かったものが厳格に管理されるようになった」ものなんですよね。

イベントが禁止された時は立ち回りに苦労するかな?とも思いましたが、結果的には今ぐらいの状況が個人的には丁度良いなとも感じています(地域によっては未だに強い打ち出しのある所もあるらしいですが)。

目押しサービスに関しても無くなった当初は困っている人も少なからず見かけましたが、今ではすっかり自分で頑張るなり他の人に助けてもらうなりが普通になりました。

近い将来の変化で言えば来年の2月には完全な6号機時代へ移行するわけですが、そうなったらなったできっと多くの人は順応して6号機を楽しんで行くんでしょう。

そしていつかの日には、「昔の5号機は~~~」なんて事を懐かしく語っていたりするんでしょうね。