【スロット初打ち感想】パチスロ6号機『マジカルハロウィン7』【マジハロシリーズ】

マジカルハロウィン7top

先週から導入が開始された6号機として初めてのマジハロシリーズ機種である『マジカルハロウィン7』ですが、無事に初打ちを済ませて来ました。

思い入れのあるシリーズ機種なので楽しみにしてはいましたが、どちらかと言えば不安の多かった本機。

実際に打ってみた感想はどうだったのかといった点について語った行きたいと思います。

ゲームフロー

マジハロ7ゲームフロー

通常時は基本的にチャンスゾーンからのボーナスを目指して打ち込んで行くゲーム性です。

直撃ボーナスもそこそこありますが、割合としては断然チャンスゾーン経由のボーナスが多いものと思われます。

直撃カボチャンスは更にレアで、ここは設定を問わず中々お目にかかれないものなのか、あるいはむしろ低設定の方が引きやすかったりするのかも知れませんね(完全に憶測ですが)。

通常時

先述の通り、通常時はとにかくチャンスゾーンを待ちつつ、あわよくば直撃ボーナスなんか引いてくれると助かる…と思いながら黙々と消化していました。

本作はとにかく通常時のモードが重要となっています(モード移行抽選は有利区間リセット時のみで昇格などはない模様)。

モードA~Dまでの4モードがありますけど、モードAはチャンスゾーンの当選が実質強レア役やリールロック絡み(本作にはラブキューレのようなリールロックが搭載されており、リールロック自体がレア役の価値を格上げするような要素となっています)でしか期待できないので、割と吐血しそうなぐらいシンドイです。

とは言っても天井が通常時600G程度なので、ちゃんと天井では当たってくれますけどね。

モードBもモードAに気が生えた程度のものなので、本作はとにかく如何にモードC以上を取れるか、それが通常時においては非常に重要となる…というか、そこに大きな設定差があるのだろうと思われます。

ちなみに自分が打った台は恐らく中間設定以上だったと思いますが、7割ぐらいはモードCに滞在していたと思います。

モードCは有利区間リセット直後のチャンスゾーンに期待できる点が大きいですし、弱レア役からも普通にチャンスゾーンへ突入するので、モードAあたりと比べてしまうと天国モードとすら思えるような状態です。

モードDは直撃カボチャンスの大チャンスとなっているのですが、その分あまり以降しないのでは?と思います。

桔梗ゾーン(チャンスゾーン)

マジハロ7桔梗ゾーン

本機で勝てるか否か、というよりも大負けせずに済むか否かという点で最も重要なのはこの桔梗ゾーンで頑張れるかどうかでしょう。

チャンスゾーンの性質としては、小役揃いの度に下帯の色がステップアップする可能性があり、青<黄<緑<赤<虹といった順序でボーナス期待度が上昇するという感じのやつです。

そこそこの回数チャンスゾーンを消化&ボーナス当選させた印象としては、黄色までだと大抵当たりませんが、緑以上に持って行けばかなり期待できます(緑でも自分の実戦では1/2以上当たりました)。

ボーナス当選か否かのジャッジは15Gの桔梗ゾーン終了後バトルによって行われるんですが、このバトル中にレア役を引いた場合は今回の実戦では100%ボーナス当選しました(弱チェリーでも)。

実際に確定かどうかは分かりませんが、バトル中のレア役はかなりアツいと思って良いでしょう。

今日打った感じだと、割とちゃんと突破できるチャンスゾーンだなとは感じましたが、これが設定的な恩恵によるものなのかは分かりません。

ボーナス

マジハロ7ビッグボーナス マジハロ7レギュラーボーナス

ザックリ言えば、ビッグの方が枚数は多いけどカボチャレンジのゲーム数を獲得しづらく、レギュラーの方が枚数は少ないけどカボチャレンジのゲーム数を獲得しやすいといった感じでした。

ただ実際の所として、ビッグの方が消化ゲーム数が長いのでレア役を引ける可能性が高まっている事を考えると、どちらもカボチャンスに繋がる可能性は大して変わらないのかな?とも思いますけども。

ビッグ中は残り枚数が少なくなると設定を示唆するキャラクター紹介が流れ出すという要素が含まれています。

パチマガスロマガの情報を読んでいると非常に分かりづらかったんですが、このビッグ中設定示唆キャラ紹介は通常時のビッグに関しては基本的に2人分しか登場しません。

高設定確定要素である「6人目が登場」といったものは、カボチャンス中のボーナス時にのみ意味のある事でした。

通常時に関しては最初の2人分だけで見るほかないので(まれに3人目が表示される事があり、それは設定2以上確定要素なんだそうな)、通常時のビッグで6人目を期待しても絶対に報われない点はご注意下さい。

カボチャレンジ

マジハロ7カボチャレンジ

もはや「カボチャレンジ」という名前に反応するユーザーがどのぐらいいるのかすら分かりませんが、初代マジハロではお馴染みであったカボチャレンジが6号機にて大復活!

初代マジハロにおいては高設定は別としても低設定に関しては基本的に「カボチャレンジで頑張る台」でしたから、良くも悪くも想い出に残っているユーザーも多少はいるんじゃないでしょうか。

このカボチャレンジがまた手ごわくてですね…チャンスゾーンを突破してようやく射止めたボーナス、その後に訪れるのがこの断崖絶壁ですよ。

カボチャンスが確定しているものは別として、自力でここを突破しようと思ったら何とかしてレア役をブチこむしか無いと思った方が良いでしょう。

自分が打った台はボーナスは軽いもののこのカボチャレンジが圧倒的に下手くそだったため、出玉的にかなり苦戦しました(一応プラスにはなりましたが)。

現状判明している情報であるボーナス確率とAT初当たり確率を見比べてみると、恐らく突破率に関しては設定間でさほど差がない(高設定はボーナスが当たりやすい分だけチャンスが多い)と思われるので、とにかく己のヒキを信じるしかないのでしょうけどね。

カボチャンス(AT)

マジハロ7カボチャンス

ある意味本機で一番の問題点ともいえるのがご存知『カボチャンス』です。

消化中の画面が醸し出す雰囲気はシリーズ機と大差ありませんが、本機最大の特徴は何と言っても純増枚数変動型ATという点。

要するにベルナビの頻度を調節する事で純増枚数を制御しているんですね。

純増枚数は1枚~3枚の間で変動します。

まぁ正直、純増1枚の状態だとカボチャンスがいくら続いても大してメダルが増えないので、高純増AT機に慣れ過ぎた体には少々キツイものはありました。

とは言えマジハロシリーズ的な文脈で考えるのであれば、純増1枚のARTというのはマジハロシリーズらしいともいえるので、そういった感じでポジティブに捉えておくのが吉でしょうね。

途中でボーナスを引いたり、ミコトタイムを引いたりしてカボチャンスを終わらせないように頑張っていたら、気付いたらそこそこメダルが出ているというイメージです。

正直リアルボーナス無しでこのARTじゃ…とは思いますが、実際に打っていた感触としてはそこまで悪いものではありませんでした。

それはマジハロシリーズへの愛着がなせる業なのか、見せ方が上手いのかはわかりませんが(多分前者ですが)、ぼちぼち楽しめましたよ。

リール絵柄が見づらい

マジハロ7筐体リール

KONAMI(KPE)の機種で良くある事として、「リール絵柄の視認性が悪い」と思う事が少なからずあります。

今作もまさにそういった特徴があり、カボチャ絵柄が非常に見えづらくなっています。

もちろん目押しの腕に覚えがある玄人にとっては何てことはないでしょうし直視が出来れば問題ないともいえるでしょうが、自分ぐらいの目押しスキルだと割と見えづらいなと感じました。

それなりにパチスロを打っている自分ですらこう思うのだから、もう少し目押しが不得手な人だと本当に見えないんじゃないか?と心配にもなります。

KONAMIはどうしてこのようなリールを毎度のように作ってくるのでしょうね?ひょっとしてこういった問題点に気付いてないのでしょうか(いやまさかね…)。

くれぐれも、ここは強調しておきたい所なので重ねて言いますが、「リール絵柄の視認性をもっと真剣に考えて下さい」ホントに。

マジカルハロウィン7 総評

  • モードAは地獄、低設定はここに滞在しやすいのだとすると相当厳しいと思う
  • 桔梗ゾーンは割と頑張れる
  • ボーナスは枚数的には寂しい
  • カボチャレンジの過酷さは初代譲り
  • リアルボーナス非搭載なのにマジハロARTらしい純増枚数(1枚/G)を味わえる
  • リール絵柄の視認性が悪いのが気になる

一言で言えば、この台が来年のハロウィンまで存在感を示し続ける事は絶対にないだろうと思いました。

6号機としてマジハロを表現しようとした結果としてA+ARTを捨てたのはまぁ仕方ないとしても、その代わりに選んだ道が非常に中途半端でしたね。

マジハロシリーズという括りで考えなかったとしても、この台(この仕様)を市場に投入せざるを得なかったKONAMIは当面6号機市場においては苦戦しそうだなと強く感じました。

この台、恐らくある程度ツボにハマれば有利区間完走の夢は見えるのだと思います。

しかしその結果として、ARTとボーナスが織りなす『マジカルコンボ』といったシリーズの特徴がほぼ完全に消失しており、打っていて何とも言えない心地になりました。

要するに「これ打つならマジハロ6を打つ」と思ってしまったんですよね。

ただそれでも、今回打った台はそこそこな設定だったと思われるので、モードC滞在が多い事による桔梗ゾーンの軽さなんかを味わえた事で、設定6ならもう一度打ってみたいと思えるぐらいには満足出来ましたけど。

自分がよくいくホール数件での導入率が低い事を残念におもっていましたが、このデキなら致し方なしですね。

次のマジハロは是非とも、時代をリードできるようなスペックを引っ提げた上で登場してもらいたいと切に願います。


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