9月導入パチスロの中では圧倒的な注目機種であった『スロット劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』(以下、まどマギ叛逆)ですが、皆さんは打っていますか?
個人的にはそこそこ打つ機会もあって、さらには一応は設定6かな?と思える台にも触れて、設定6なら戦える感触は掴んでいます。
そんな『まどマギ叛逆』ですが、この機種のデータを見る上での注意点について触れておきたいと思います。
まどマギ叛逆のデータカウンター
いわゆる「データカウンター」とか「データランプ」、ホールの人は「フリッカー」と呼ぶことが多いでしょうが、アレでこの台のデータがどのように上がるかと言えば、基本的には以下のようになります。
- BBとしてマギカボーナス(疑似ボーナス)や上乗せ特化ゾーンをカウント
- RBとしてマギカラッシュ(AT)の回数をカウント
多くのホールはこういった感じになっています。
たまにこのBBとRBが逆になっているパターンもありますが、ザックリ言えば全台平均でより回数が多くついている方がボーナスや上乗せ特化ゾーンのカウントだと判断して良いでしょう。
とまぁここまでは普通に良くあるタイプの表示だという話になるんですが、この台に関して厄介なのは、このRBで余計なものがカウントされてしまっているケースが多いという点です。
RB回数でAT初当たり回数(確率)を把握出来るホールと出来ないホール
この台のRBカウント内容に関しては、ホールによって主に2パターンあります。
- AT初当たり回数のみをカウントしている場合
- AT初当たり回数と共にAT中の上乗せ特化ゾーン等突入後にATへ復帰した際にもカウントが上がる場合
前者はRB確率がそのままAT突入率として使えるので、この台の設定状況を把握する上では非常に便利です。
ホールに行ってデータカウンターを見て回る時はもちろん、ネットでデータを公開しているホールに関しても同様に設定6の所在を見つける上で有益な情報元たり得ますね。
問題は後者です。
こちらのパターンでRB回数がカウントアップしてしまうホールの場合、RB確率で設定6を見つけ出す事は少々難しくなります。
具体的に言えば、上乗せ特化ゾーンを複数回絡めたような太い一撃を出した場合、一度のATでRB数回分をカウントしてしまっているので、実際のAT突入率が設定1並みであってもRB確率自体は設定6を上回る数値を記録していたりしますからね。
ただこちらのデータも全く使い物にならない訳ではありません。
というのも、たしかにRB確率の良いデータが高設定であるという判断には使えないものの、RB確率が悪い台に関しては高確率で低設定であるという事は言えるからです。
半日以上稼働してRB確率が1/400より悪いようなケースの場合は、このようなRB回数が純粋にAT突入回数ではない数値であったとしても設定6の可能性は大きく下がると言うべきでしょう。
というか、余計なサンプルが加わっている可能性が高いにも関わらず1/400より悪い数値という事は、実際にはもっと悪いAT突入率である可能性が高いと言えますよね。
そういった意味では後者のケースでも全く使い物にならないわけではありませんが、高設定か否かの判断をRB確率で付ける事は出来ないのは確かです。
このように、同じ機種であってもホールによってデータカウンターの設定が異なり、表されている数値が何を意味するかも変わって来ますから、そのホールのデータがどのような意味を持つかを把握しておくことも必要な事でしょう。
ちなみにBR回数の余計なものが入っているか否かを判断する方法ですが、当選履歴の内容を見てみて、以下のような事になっていたら使えない(余計なデータが入っている)RB回数だと言えます。
BB 298G
RB 0G
BB 0G
RB 0G
このように、最初のBBで突入したRB後に0Gやそれに近いぐらいの有って無いようなゲーム数でBBが当選して、その後にこれまた0GなどでRBがカウントされているとアウトです。
こういったカウンターはRB確率をAT初当たり確率として見る事は出来ません。
こういったカウンターの場合、このように詳細なデータを遡ってみていけるのであれば、ある程度のゲーム数を伴ったBB後のRB回数、後は直撃ATらしきRBの回数(いきなりRBが当選しているもの:RB 178Gなど)だけを自分でカウントして、実際のAT初当たり確率を算出する事が出来ます(多少面倒ではありますが)。
さらにややこしいケースも
このホールはRB確率=AT突入率だから使える、このホールはRB回数に余計なものが混ざっているから使えない…と判断する必要性は先ほど説明した通りですが、さらにややこしいパターンとして、台上のデータカウンターでは使えないけどデータサイト上のデータでは使える、なんてパターンも自分の周りでは確認出来ています。
あとは当選履歴ではRBで表示されているけれどトータルRB回数はAT初当たりの分しかカウントされていないとか、不思議な挙動をしているデータカウンターもたまにあったりしますね。
あとは同じ機種でもデータカウンターの設定が間違っているせいで1台だけ妙なカウントの仕方をしていたりすることもあります(これは前にその位置に設置されていた機種用の設定がカウンターに残っているケースで起こりやすい現象ですね)。
データカウンター×機種の店ごとの挙動把握はもちろん、自分の打っている台のデータカウンター的設定に間違いがないか、あるいはデータサイトのデータとの違いはないかといった点にも目を向けて見た方が良いかも知れません。
やらかした失敗
実はこの記事を書くに至った理由として、自分が先日やらかした失敗があります。
自分が『まどマギ叛逆』を最初に打ったホールはRB回数=AT初当たり回数というホールで、これならAT初当たり確率を把握しやすくて良いなと思っていたんです。
それで、次の日に別のホール(その日が特定日)のデータをデータサイト見てみると、現在の平均RB確率が1/250より良いぐらいの数値になってるんですよ(設定6のAT初当たり確率は約1/290)。
その店は注目の新台を全6にした過去の実績もあるホールなので、うぁまたやったか…と思いながら、でもどうせ空いてないしなと思いながら夕方過ぎにホールへ入ると、運よく1台だけ空台を発見!
その台のデータも1/260ぐらいで設定6の数値を上回っており、現在の出玉も苦しんではいるものの一応はプラス…これは当然打たせて貰いますと、意気揚々と貯メダルを下ろしながら打ち始めたのですよ。
でまぁ…この記事で登場する話題である時点でオチは見えていたと思いますが、そう、このホールはRB回数に余計なものが混ざっているタイプのデータだったんですね。
結果的に自分の台はまぁまぁの台だったんじゃないかと思いますが(当選履歴を精査した結果、トータルのAT突入率は1/360ぐらいで、設定示唆は偶数が強かったので設定4予想が妥当かなと思います)、島全体としてはどう考えても全6とは思えない出玉感で終了していました(というかデータの見方を間違っているので全6かも?と思う方がどうかしていた状況でしたが)。
我ながら、もう少し慎重に動くべきだったと反省していますが、この台の設定6が打ちたい欲&ホールの過去実績からうっかり全体を俯瞰して見る前に飛びついてしまいました。
まぁ結果的にそんなに悪くない台を打てたから良しと言えば良しですけどね。
データカウンターの情報を把握する重要性
このように、機種によっては重要な情報がイマイチ分からいにくくなっているケースもあり、データカウンターに表示されている情報が何を意味するのかを正確に把握する事はパチスロの立ち回りに置いて実は重要な技術の一つと言えるんじゃないでしょうか。
逆に言えば、パチスロのデータカウンターって初心者や初級者の方にとっては色々とゴチャゴチャしていて何が何やら分からないという印象を抱かれやすいと思うんですよ。
ホールで打っている時、それほどパチスロに精通していない店員さんと話していると、「データの見方が分からない」という話を結構聞く事があります。
たしかにあのデータが何を意味するのかというのは、慣れている人間にとっては当たり前のような情報であるものの、そうでない人にとっては非常に分かりにくいものかも知れません。
特に問題なのは表記が統一されていないという点。
機種によってBBやRB、REGというのはもちろん、〇〇〇タイムやら〇〇〇ゾーンだとか、〇〇〇ラッシュなんてのが色々あって、それが「疑似」ボーナスであったりと、もう訳が分からないでしょうね。
ただこの辺が統一される可能性は低いので、これからパチスロを覚えて行こうとしている人は頑張ってデータカウンターの特性を把握する事が、案外最も重要な事なんじゃないでしょうか。
とりあえず、『まどマギ叛逆』のRB回数(確率)にはご注意下さい。
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion [Music]Licensed by Aniplex Inc. Licensed by SACRA MUSIC, (C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT