
5号機最後の革命と銘打たれたルパンシリーズ最新作「ルパン三世 世界解剖」をそこそこなゲーム数打ってきたので、率直な感想を語ってみようと思います。
パチスロ『ルパン三世 世界解剖』初打ち感想
通常時
基本的に左リールにチェリーを狙っておけば良いので暇になるかと思いきや、意外とそうでもないですねこれ。
一枚役をこぼさない事を意識していると、作業感はあるものの暇ではないかなと。
あと、15枚役入賞回数が3回目と7回目の時に、液晶左下に表示されているテレビに表示されるキャラで設定示唆をしているというのが、何気に倦怠感を紛らわせてくれます。
- 次元=奇数示唆
- 五右衛門=偶数示唆
- ルパン=高設定示唆(弱)
- 不二子=高設定示唆(強)
- レベッカ=設定2以上示唆
だそうです。

詳しくは公式サイトでご確認頂ければと思いますが、この台の通常時は要するに「ボーナスを引かずに小役を沢山揃える」事を目指すゲーム性(払い出し枚数でカウントアップするLIMITカウンタをMAXにすることを目指すゲーム性)なので、ルパンザチャンスが当たるのは嬉しい瞬間ではないんです。
設定による違いとしては、高設定ほどルパンザチャンスの出現率が悪いのでハマりやすい=LIMITカウンターMAXを目指しやすい=ヒーローズロード(HR)に突入しやすい。
ボーナス(ルパン ザ チャンス)
良くあるボーナスというかチャンスゾーン(CZ)というか…てな感じのアレです。
ただし、バジリスク絆のBCと違ってメダルがほぼ増えませんので、純粋なCZと思っておいた方が精神衛生上宜しいかと。
消化中最後のゲームでリプレイ以外を揃える事が出来ればHR確定というゲーム性なんですが、ボーナス中の払い出しのある小役確率も高設定が優遇されていますので、高設定ほどHRに入りやすくなっています。
とは言え、高設定でも異色ボーナスだと中々苦労する確率ではあるので、本当に期待感を持って挑む事が出来るのは同色ボーナスの方でしょうね。
最終ゲームはリールロック演出が入るんですが、個人的にこれはない方が良かったような気もします。
基本的にはリールロックが2段階以上に行った時しか期待できないバランスなので、1段階で終わるとリールを止める前からほぼほぼ絶望。
もうすこし当選時にもリールロック1段階終了の割合が高い方が自分好みではありました。
ヒーローズロード
30枚弱獲得できる小さなボーナスを連発するような形でメダルを増やしていくものです。
その際に「BURST」と書かれた白バー絵柄を揃える必要があるんですが、最初はともかく、ある程度の枚数を獲得しちゃうと、正直狙うのがだるくなって来ます。
しかもこれ、アバウトに「BURST」あたりを狙っていれば良いのかと思ったら、ちゃんと揃えないとダメなんですね。
厳密には順押し時なら右リール、逆押し時なら左リールは多少アバウトでも(揃わなくても)大丈夫らしいですが、中リールなんかはちゃんと「BURST」絵柄をテンパイさせないとダメなので、1コマ下に押すとアウトですからご注意下さい。
このゾーンをARTと見立てるのなら純増が4~5枚あるので、正に革命的な速さ。
故に設定不問で運試しに向いている…のかと思ったら、一撃性に関しても高設定が優遇されているんですよ。
HRは終了契機が成立するまで継続する訳ですが、その終了契機が低設定ほど成立しやすいので、低設定は一撃性に関しても高設定に比べると冷遇されているのです。
言うなればパチンコで言うところの転落式確変のようなゲーム性なので、前のめりにガンガンメダルを増やしていくというよりは、転落役を引く前に少しでも多くのメダルを獲得しなきゃ!という感じで、急かされているような心地がありました。
『ルパン三世 世界解剖』初打ち感想まとめ
率直な感想として、長期稼働は厳しいと言わざるを得ません。
なぜかと言えば、各項目で触れたように、あらゆる面で設定に依存しすぎる台である為です。
初当たり確率が高設定で優遇されているというのは、パチスロにおいて一般的な事なので、それは問題ないでしょう。
しかし、肝心の一撃性(ギャンブル性)にまで色濃く設定の影響を受けるのは、正直非常に厳しいと言わざるを得ません。
さらに言えば、設定6であっても一撃の出玉性能はそれほど高くはないので、高純増という側面が強調される一方で、一発逆転的な打ち方には向いていない台です。
この台を打って思ったのは、もう少しバランスを上手く調整した後継機が出たら面白い存在になっただろうに…という事。
HRの増加スピードには大いに可能性を感じるので、そこが非常に惜しい所です。
ただ、出玉スピードが速くてヤメ時が明確なので、閉店まで1時間ない状況からでも問題なく打てるのは良い所ではないでしょうか。
設定6に限ってはそこそこ楽しめそうな台、というのが『ルパン三世 世界解剖』の端的な感想です。