6号機ジャグラーシリーズは心配ないと思う理由

アイムジャグラーEXパネル
©KITA DENSHI

パチスロは6号機規則で5号機に比べて様々な制約が付けられました。

とはいえAT・ART特化の機種に関しては、6号機で可能となった性能(ATの純増枚数など)もあるので、一概にデメリットばかりではありません(とは言え色々と厳しいのは確かですが)。

そんな中でとにかくダメージが大きいのはノーマルタイプへの規制で、ボーナスの獲得枚数上限が280枚となり、実際問題として現実的なスペックは2019/3に導入されたアクロスの『ドンちゃん2』程度のものになると言われています。

そうなってくると何よりも心配なのは、パチスロ稼働の屋台骨的な存在であるジャグラーシリーズの今後ですよね。

現在ホールで稼働している5号機ジャグラーが無くなったらどうなってしまうのか、不安要素である事は間違いありません。

しかし実際の所、6号機ジャグラーは大丈夫だと思うんですよ(多分ホール関係者もそう思っていると思いますが)。

何がどう大丈夫なのか、その辺について語って行きたいと思います。

6号機ノーマルタイプとは

6号機の規則でボーナスの払出上限が300枚に制限されました。

払出上限が300枚ですから獲得枚数はそこから投入枚数を差し引いた枚数になりますが、仮に15枚×20Gで300枚獲得を1枚掛けで行った場合は投入枚数が20枚なので獲得枚数は280枚が最大枚数となります。

ちなみに5号機は払出上限が480枚でしたから、大幅な枚数規制が入った事になります。

しかも5号機で400枚を超えるBIGを搭載した台(昔のエヴァシリーズなど)のスペックを想像して貰えれば分かると思いますが、上限ギリギリに設定すると全体的なバランスに影響を及ぼすので、「当たりが軽くてボーナスの枚数も多い」なんて事にはならない訳です。

どうやら6号機規則でノーマルタイプ(若干の付加機能あり)を作った場合、アクロスの『ドンちゃん2』ぐらいのスペックが妥当な線との話です。

専門的な知識が乏しいので詳しい事は言えませんが、少なくとも5号機ノーマルタイプテンプレの一つである「BIG312枚REG104枚で設定6だとボーナス合成確率1/130ぐらい」といったようなスペックは実現不可能であるのは確かです。

故にジャグラーシリーズもボーナスの獲得枚数が大きく減ってしまう=これまでのジャグラーと大きく変わってしまう事が懸念されているわけですね。

6号機ジャグラーは何とかなる?

6号機でもジャグラーはジャグラー

しかし、個人的な予想もそうですが、おそらくホール関係者が思い描く(期待する)シナリオとしては、6号機ジャグラーに関しては何とかなるという思惑があるんじゃないかと思うんです。

それは何といっても、唯一無二ともいえるジャグラーブランドの圧倒的存在感に対する信頼です。

つまりはボーナスの獲得枚数が減ったとしても、ジャグラーユーザーはジャグラーを打ち続けてくれるんじゃないかと、多くのホール関係者は何だかんだ大丈夫だろうと思っているんじゃないでしょうか。

個人的にも、ジャグラーシリーズが6号機ノーマルになってボーナスの獲得枚数が減ったとしても、それ自体でそこまで大きくジャグラーの稼働を減らす結果にはならないような気がします。

さすがに6号機ジャグラーが最初に登場したタイミングでは既存の5号機ジャグラーに対して稼働率で劣る事はあるでしょうが、ジャグラー全てが6号機になった時にはもう当たり前のように6号機ジャグラーがホールの大黒柱として存在しているんじゃないでしょうか。

ジャグラーシリーズの強みとは、ジャグラーユーザーが常にジャグラーユーザーであり続けてくれる事にあります。

もちろん他の機種も打つという人も多くいるでしょうが、ジャグラーユーザーがジャグラーを打つのを止めて他の機種を主戦場にするという事は一般的には稀な事でしょう。

ジャグラーの稼働を奪えるとしたら、それは他のジャグラーなのです。

たまに冗談半分で、「ジャグラーはジャグラーというジャンルであってパチスロではない」といった事を言う人もいますが、それぐらいジャグラーという存在が確固たる地位を確立している証拠でもありますし、ユーザーの非流動性という見方をするなら、あながち間違った見方とも言えないとは思います。

RT機能はむしろ歓迎できる

唯一の懸念材料として、『ドンちゃん2』のようなRTを搭載した台として出るとしたらどうなんだ?という心配はありますが、これに関してもある意味心配はいらないかな?とも思っています。

というのも、ジャグラーユーザーでボーナス後0Gヤメといった事をするのは、どちらかと言えば中級者以上の打ち手が多いと思います。

多くの一般的なジャグラーユーザーは連チャンを期待する意味もあって少なくともクレジット分、あるいは100G程度など、それなりに回してから止めるのが普通でしょう。

となると、ちょっとしたRT機能を付けたとしても、その機能の意味を周知される事さえ出来ればむしろ歓迎される可能性すらあります。

問題はこの周知のさせ方、演出の見せ方が重要になるでしょう。

それこそ、「ジャグラーのRTハイエナ」的な事が出来てしまう可能性が出て来るサイレントRT(演出上ではただの通常時でありながら内部RT状態)と言った事は絶対にやるべきではないですし、かといって派手に煽り過ぎるのも反感を買う可能性が高まります。

何かしらチャンスなんだろうけど大当りが確定しているようなものではない…という事が感覚的に分かるような温度感の見せ方をする事が何よりも重要になります。

そこさえクリアできれば、RT付きジャグラーは新しいスタンダードなジャグラーたり得るのではないかと思います。

特にボーナス後RTという機能を語る上で重要な存在となるのが、『沖ドキ!』です。

沖ドキ!はAT機ですが、要するにこれは昔のストック機的な連チャンを疑似ボーナス(AT)として表現したものであり、この台の本質は32G間が叩きどころというゲーム性にあります。

比較的他機種へ動かないジャグラーユーザーの回遊先として沖ドキ!は最有力機種の一つだと思います(ボーナスの目押しが不要である点や液晶非搭載の安心感など)。

そんな沖ドキ!によって32Gの「当たるかどうか分からないけどチャンス」なゾーンという概念が定着した事が、仮に今後RTジャグラーが登場するのであれば間違いなくプラスに働くでしょう。

オリンピック後に期待?

ここまで6号機規則の元に作られるジャグラーの可能性について語って来ましたが、多くの業界人や一部のユーザーが期待する事として、オリンピック終了後に6号機規則の規制緩和があって欲しい!という思いがあると思います。

今回の6号機規制やパチンコの規制に関して、オリンピックの影響が少なからずあるであろう事は容易に想像できます。

であるなら、オリンピックが終わって一段落した頃に規制の緩和が…といった事を期待するのもそれほど突飛な話ではないでしょう。

特にノーマルタイプに関しては、射幸性という点でも然程目立った存在ではないのにこれほど冷遇されている点が度々話題に上がっていますから、有利区間の撤廃といった事よりはボーナス獲得枚数の上限引き上げの方が緩和のハードルが低いんじゃないかと思われます。

前倒し認定の結果として、多くのジャグラー機種が2021年の1月末までは認定期間が残っている状況になっています。

となると、オリンピック終了後の2020年末にボーナス枚数関連の規制緩和が発表されて2021年1月に6.〇号機ジャグラーが登場という流れも…そこまでスムーズに進めるには事前の申し合わせが必要でしょうが、ギリギリ行けなくはないんでしょうか?

ひょっとしたらそんな感じで事が進む可能性もありますが、でも個人的には現状の6号機規則内で作られたジャグラーも見て見たいんですよね。

ほぼノーマルタイプで+αのRT機能というバランスは個人的に大好物なので。

沖ドキ!に慣れたユーザーも割と多いと思うので、ボーナス後RTというゲーム性は意外と容易く理解してもらえそうな気もしますけどね。