一度腰を据えて打ちたいと思っていた『いろはに愛姫』ですが、先日やっと打てましたよ…なぜか設定6を。
と言っても夕方から打ち始めて4時間程度の実戦でしたけどね。
今一番の話題機種であるこの台の設定6がどんなものだったかの感想を絡めつつ、もしアレがあぁなってしまったら…という想定の話をしてみようかと思います。
妙にレギュラー確率が良い『いろはに愛姫』が空台に
そのホールは比較的過疎気味なホールで、特にパチスロに関しては平日夕方にしろ土日にしろ非常に居心地が良い()ホールです。
そんなホールの愛姫なのでノーマーク状態だったんでしょうね。
現在の履歴が2000G程度回ってBIG5回のREGが10回という履歴で捨てられていました。
ちなみに愛姫のボーナス確率は以下の通り。
BIG | REG | 合成 | |
---|---|---|---|
設定左 | 1/268.6 | 1/385.5 | 1/158.0 |
設定中 | |||
設定右 | |||
設定6 | 1/245.5 | 1/246.4 | 1/123.0 |
このように設定6だけREG確率が突出しています。
逆に言えばREG以外のボーナス確率で設定を見抜くのは、少なくともデータカウンター上では無理だとも言えます。
2000G時点でREGが1/200というのはかなり強いですね。
とは言え、ジャグラーの設定狙いなんかをよくする人なら分かりやすいと思いますが、「いやいや、1/385.5が2000G程度なら1/200になる事も全然あるから」と感じる人も少なくない事でしょう。
たしかにその可能性は否定できません。
ただこの台、というかこのホールに関してはいくつかこの履歴だけではない、この台を打ち始めるための後ろ盾を用意する事も可能だったりします。
というのもこのホール、実はバラエティーをそこそこ甘めに使っているんです。
恐らくその点に気付いている人はほとんどいないと思いますが、それなりの設定は確定、未確定含めて結構遭遇しているんですよね。
さらに言えば、この店はこういった「変な台」が好きな店なんです。
こういった「この店なら愛姫に設定6を使っていてもおかしく無い」という理由付けが出来る環境で、実際にそれらしき履歴の台が空き台になっており、そしてその台は今自分がとても打ちたいと思っている台である…ここまで理由を用意できたならもう打つべきでしょう。
結果、まず間違いなく設定6でした
結局打ち終わった段階でREG確率は1/220程度。
前任者と自分のトータルで5000G以上消化した結果のコレですから、かなり信頼度は高い。
そして何よりも押し順青7正解率が以下のようになりました。
BIG中
- 左:7/23(30%)
- 中:7/23(30%)
- 右:7/24(29%)
ART中
- 左:3/6(50%)
- 中:0/7(0%)
- 右:1/5(20%)
ART中はサンプルが少なくてあまり参考になりませんが、BIG中の押し順青7正解率が綺麗に全押し順でほぼ同じ数値に収まっています。
これぐらいキッチリ均等になる事も珍しいと思いますが、非常に残念なのはどの押し順もキッチリ本来の振り分けよりも下回っているという点ですね…。
設定6は各押し順が均等なので、それだけでも33%はありますし、更には押し順不問の共通青7揃いが混ざっているので実際にはどの押し順でも45%程度は成功するはずなんですが。
これはもう全押し順共通で自分が三択を外しまくったか、あるいは共通揃いのヒキが弱かったのか…恐らくはその両方だと思いますが、設定6のポテンシャルをあまり生かせずに終わってしまいました。
でもまぁBIGをそこそこ引けた分だけ一応はプラスにはなったので、負けなかっただけ良しとするべきでしょうね。
もしREGが引けてない設定6を打ったら・・・
今回、愛姫の(ほぼ間違いなく)設定6を打って感じたのは、現状分かっている情報からの推測となると意外と難しい場面も少なくないだろうという事です。
というのも、設定左・中・右に関しては青7リプレイの押し順偏りを見抜く事で設定看破をするわけですが、その振り分けはそれぞれ50%・25%・25%なわけです。
となると王道となる模索方法は、正解した押し順を重点的に攻めて行くようなやり方になると思うんですよね。
そんな中でどの押し順が25%でどの押し順が50%かという事を、三つの押し順を相互に比較しながら推測していく事になるんでしょう。
そんな中で、仮に設定が6以外のものであったなら、25%と50%ならたしかに一時の偏りで騙される事は有っても、それ相応の試行回数が積み重なれば流石に見えて来るとは思います。
一方、設定6の場合は各押し順が均等の正解率であるのはもちろん、先ほども触れたように「実はどの押し順も共通青7揃いを考慮に入れると45%程度では正解してしまう」という問題に直面します。
今回自分が打った台のように、あからさまにREG確率が良いような場合は「たぶん設定6だろう」と思いながら打っているので問題ありませんが、これがもしREG確率が設定左・中・右のほうに近い程度の数値となっていた場合、設定6ではないと思っている状態で実は設定6である台の押し順偏りを判別しようとすると…とんでもなくカオスな状況が成立する可能性が出てきます。
もし自分がコレだと思う押し順を早めに決める事が出来て、その押し順がしっかり50%ぐらいの数値を維持してくれたら、何も気付かずに「これはどう考えても設定〇だろう」と思い込んだ状況で設定6を打つような事もあるでしょうが、それは全く問題ないどころか幸運な出来事ですね。
冷や汗ものなのは、最初にコレだと思った押し順が暫くして数値が下降線をたどり、例えば今回の自分ぐらいの数値(30%)まで落ち込んできた場合、これはもう相当に焦るでしょうね…。
いい加減これは違う!と判断して他の押し順を探ってみてどう反応するかはその時次第でしょうが、最悪のケースだと「この押し順だ!と思ったら数値が落ちて来て他の押し順を探る」というのを三つの押し順でぐるぐると回り続けるような事にすらなりかねません。
それこそ今回の自分の実践値のような事(BIG中の全押し順で正解率が30%程度)になった場合、REG確率という大きな後ろ盾がない状況でそんな事になったら…もはや悪夢ですね。
だって、もしかしたらその時点まで自分が信じて疑いもしていなかった押し順が間違いだった、つまりは「みすみす期待収支がマイナスの押し順にこだわり続けて打っていた」んじゃないかと…そんな現実が脳裏をよぎる瞬間というのは、割と本当に背筋が凍るぐらい恐ろしい事ですよ。
もちろんそれが実際に設定6であれば何の事はない話なんですが、REG確率が付いてきていない状況で(少なくても現状分かっている情報だけで)設定6を設定6であると断定するのは難しい問題でしょうからね。
今回こんな押し順迷子になりそうな設定6を打ってみて、REG確率が走ってくれていて良かったと思うのと同時に、もしこれでREG確率が悪かったら…と思うと、今後この台のREG確率が良い台を見かけても、少しだけ躊躇してしまうな、と思った「いろはに愛姫の設定6体験」でした。
ちなみにこの機種、甘さ云々を抜きにしてもゲーム性的が非常に自分好みな台なので、今後も末永く触れて行けたらな…と感じる事が出来たのが一番の収穫でした。
©DAITO GIKEN,INC.