去年の末から情報を小出しにされていたジャグラーシリーズ初の6号機ですが、ようやくその全容が明らかとなりました。
以前記事で語った予想は的中したのか否か…じっくり見て行きましょうか。
以前の記事で語った予想
しばらく前にティザーPVが公開されたタイミングで個人的な6号機ジャグラーの予想像を語りました。
いよいよ少しずつですが情報が出てきましたね…『6号機ジャグラー』 ノーマルタイプ冬の時代とも言われる6号機時代においてノーマルの覇者であるジャグラーシリーズがどういったスタンスで台を世に放つのか、注目しているユーザー&ホール関[…]
この記事で自分が予想した6号機ジャグラーは…
- ボーナス枚数が減った代わりに当たりやすいノーマルタイプ
- ボーナス枚数が減った代わりにRTが付いてくるA+RT
- 疑似ボーナスタイプ
この3タイプのどれかだろうと予想しました。
その中でもやはり①のボーナス枚数が減った代わりに当たりやすいノーマルタイプ仕様になっているんじゃないかというのが、自分の考えた大本命の路線でした。
そのモデルケースとして、パイオニアから登場した『ハイハイシオサイ』を引き合いにも出しましたね。

さてさて、それでは実際にはどんな台になっていたんでしょうか…。
6号機初代ジャグラー『アイムジャグラーEX』
これが6号機として最初に登場する事になるジャグラーシリーズ機種『アイムジャグラーEX』の筐体です。
ジャグラーシリーズの事をご存知の方なら当然お分かりでしょうが、5号機として登場した初代ジャグラーシリーズ機種である『アイムジャグラーEX』の名前をそのまま受け継ぐ形となりました。
ぱっと見の印象は正にいつもの「アイジャグ」ですよね。
しかし当然、5号機のアイムジャグラーEXと同一スペックという事は規則上不可能なので、色々と変更点はあります。
スペック的な面と共に、その他の演出や筐体関係の変更点(進化点)について見て行きましょう。
…とその前に、PVをご覧ください。
スペックが一新
これは6号機の規則上、避けては通れない部分でした。
何しろ300枚以上獲得できるボーナスを搭載できませんからね。
では実際にどのように変わったかを5号機の『アイムジャグラーEX』と比較しつつ見てみましょう。
ボーナス獲得枚数&50枚あたりのコイン持ち(1Kベース)
設定 | 6号機 | 5号機 |
---|---|---|
BIG | 252枚 | 325枚 |
REG | 96枚 | 104枚 |
1Kベース | 約40G | 約35G |
BIG獲得枚数は325枚から252枚へダウン(-73枚)、REG獲得枚数は104枚から96枚へダウン(-8枚)となりました。
この落差をどう感じるかは人それぞれでしょうが、個人的には「全然アリ」ですね。
むしろこれぐらいのダウンで大丈夫なんだ?というのが率直な感想です。
てっきりBIG獲得枚数は200枚程度まで下がると思っていたので、割と拍子抜けしました。
6号機らしくコイン持ちも上昇しており、50枚で40G回るのは地味に大きいですね。
BIG確率
設定 | 6号機 | 5号機 |
---|---|---|
1 | 1/273.1 | 1/287.4 |
2 | 1/269.7 | 1/282.5 |
3 | 1/269.7 | 1/282.5 |
4 | 1/259.0 | 1/273.1 |
5 | 1/259.0 | 1/273.1 |
6 | 1/255.0 | 1/268.6 |
全体的に6号機の方が当たりやすくなっていますね。
もちろんその理由としては獲得枚数が減っている&ベースが上がっているためですが。
とは言えこの程度の差を体感として実感できるかと言えば非常に微妙な所ですけどね。
REG確率
設定 | 6号機 | 5号機 |
---|---|---|
1 | 1/439.8 | 1/455.1 |
2 | 1/399.6 | 1/442.8 |
3 | 1/331.0 | 1/348.6 |
4 | 1/315.1 | 1/321.3 |
5 | 1/255.0 | 1/268.6 |
6 | 1/255.0 | 1/268.6 |
こちらもBIG確率と同様に6号機版の方が全体的に当たりやすくなっています。
興味深い点としては、6号機の設定1と設定2の差が大きくなり設定3の数値との差が縮まりました。
こうなったことで、これまでの5号機版だと設定2と設定3ではREG確率に差が付きやすかった所が6号機版ではいくらか分かりづらくなる事でしょう。
設定狙いをしていてアイムジャグラーの設定3を視野にいれていた人というのも居ないでしょうけど、ホール的には設定2を使いやすくなる?のかも知れませんね。
ボーナス合成
設定 | 6号機 | 5号機 |
---|---|---|
1 | 1/168.5 | 1/176.2 |
2 | 1/161.0 | 1/172.5 |
3 | 1/148.6 | 1/156.0 |
4 | 1/142.2 | 1/147.6 |
5 | 1/128.5 | 1/135.4 |
6 | 1/127.5 | 1/134.3 |
BIGとREGの確率を見て来たので予想が付いたと思いますけど、こちらもやはり6号機版の方が全体的に確率が上がっています。
これに関しても打っていて実感できるかどうかは非常に微妙な所ですが、それでも何となく設定5と6の数値が1/130を超えているのは気分が良い…かも知れません。
機械割
設定 | 6号機 | 5号機 |
---|---|---|
1 | 97.0% | 95.9% |
2 | 98.0% | 96.7% |
3 | 99.5% | 98.7% |
4 | 101.1% | 100.8% |
5 | 103.3% | 102.8% |
6 | 105.5% | 105.2% |
これはあくまでもメーカー発表値なのでシミュレート値だと全体的に上昇する可能性がありますけど、5号機版に比べると6号機版は総じて機械割が上がっていますね。
特に興味深いのは低設定域が随分とマシになっている点。
アイムジャグラーEXという台は設定1がノーマルタイプとしては他に中々ないレベルで辛い事でも有名でしたが、6号機版ではその点が多少改善?されたようです。
ただホールにとっては安心安定の利益確保経路が狭められたとも言えますが。
6号機アイジャグEXのGOGO!ランプは「CHANCE」も光る!
なんと6号機アイムジャグラーEXのGOGO!ランプは、CHANCEの文字まで光るらしいです!
…と言われて初めて「あっ、今まで光ってなかったんだ?」という事に気付いた人も非常に多い事でしょう。
正直かなりどうでも良い部分ですがGOGO!ランプも進化しているようですね。
リール上部にJUGGLERロゴランプを搭載!
リール上に新たに付け加えられた「JUGGLER」と書かれたロゴランプがプレミアム点灯パターンなどでボーナスを彩ってくれるようです。
これは恐らく今後しばらくはジャグラーの標準仕様として搭載されるのでしょうね。
6号機アイジャグEXは中段チェリーも存在する!
本作は5号機アイジャグEXでは搭載されていなかった中段チェリーも存在するようです。
5号機アイジャグシリーズでは頑なに搭載してこなかった機能でしたが、6号機として新たな門出を迎える上でのささやかな変更点といった所でしょうか。
ジャグラーで串田アキラが聴ける!
ついにジャグラー実機でこの曲が聴けるようになりました!
曲名は「みんなのGOGO!CHANCE」、歌っているのはみんな大好き串田アキラさん。
この曲は北電子50周年記念で製作されたジャグラー公式応援ソング?だったと思いますが、ついに実機搭載されたようです。
思いの外普通の仕様で逆にビックリ
といった感じで、個人的に予想していた通り「ボーナス枚数が減った代わりに当たりやすいノーマルタイプ」として6号機のジャグラーシリーズは世に出る事が判明しました。
しかしそのスペック内容は、自分が思っていたものよりも遥かに「ジャグラー」でしたね。
てっきりもっとBIGの獲得枚数が減ってボーナス確率が上がったようなもの、要するに「ハイハイシオサイ」に近いスペックになると思っていたんですが、思いのほか安心感のあるスペックで世に出てくれるのは嬉しい限り。
というか「コレでいけるんだ?」という感じで、正直拍子抜けしました。
6号機規則的にコレで通るんなら、ジャグラーは全く問題なく安泰だなと改めて再確認できました。
ただ気になるのは、このスペックをベースにしつつもう少しハイスペックな仕様にしようとした場合どうなるのか…ですね。
要するに「マイジャグラーシリーズ」のスペックはどうなってしまうのだろうかという懸念。
この仕様がもしアイジャグ的なロースペックジャグラーだからこそ可能なものであるのなら、マイジャグラーシリーズでは少々異なるアプローチが必要になる可能性も?
そういった意味では、6号機版マイジャグラーが登場した時にこそジャグラー帝国が盤石である事を確信できるのでしょう。
©KITA DENSHI