エウレカセブン3の稼働を支える高純増一撃台系AT機(リゼロ・北斗天昇・ルパン三世イタリア)のトラウマ

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下馬評ではさほど期待されていなかった感のある『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 HI‐EVOLUTION ZERO』(以下、エウレカ3)ですが、導入されてみると中々の高稼働となっています。

自分はまだ打てていないので具体的な感想は打ってから語りたいと思いますが、この仕様が支持を受ける一番の要因は何と言っても今年の6号機パチスロのトレンドであった高純増一撃型AT機の影響ではないかと感じています。

エウレカ3のゲーム性

エウレカ3はリゼロ以降のトレンドである『高純増一撃型AT』の流れとは対照的な「何かしら当たるけど伸びにくい」というタイプです。

エウレカ3ゲームフロー

300Gや400Gで有利区間を完走するような爽快感とは無縁ですが、その分ボーナスやATが身近な存在となっており、おそらくは「がんばってボーナス連やATを続けていたらそこそこメダルも出ている」といった打感なんだろうと思います。

そもそも初代エウレカセブンにしろ尖った出玉性能よりもトータルバランスに秀でた台でしたから、こういったスタンスは非常に「エウレカらしい」と言うべきかも知れません。

エウレカ3を美化する高純増AT機のトラウマ

エウレカ3のようなゲーム性が支持される最たる理由としては、リゼロから始まったと言って良い高純増かつ一撃性のあるAT機のゲームフローに対する倦怠感、もはやトラウマと言っても良い印象に対する解放感にあるように思われます。

リゼロにしろ北斗天昇にしろルパン三世イタリアにしろ、有利区間リセット後の200Gはほぼ無抽選ゾーンと言っても差し支えなく、それ以外の部分でも基本的には暇な時間を黙々と回していくだけ…といった状況が成立しやすい台です。

北斗天昇はCZの仕組みを利用する事で、ルパン三世イタリアはレア役からの直撃抽選を搭載することでリゼロよりも通常時の間が持つ事をアピールしようとしましたが、どちらもそれほど大きなインパクトを残せたわけでもなく、やはり高純増かつ一撃性を秘めたAT機のゲームフローはこうなってしまうのだな…といったものでした。

そういったゲーム性に飽きた、疲弊したと言っても良い打ち手にとっては、エウレカ3のようなゲーム性は一服の清涼剤的な存在感と共に、なおの事魅力的に映っているのではないでしょうか。

もしリゼロ系のゲームフローが存在していない状況でエウレカ3が出たら、「当たりは軽いけど出ない」「どうせ有利区間あるし」「また疑似ボかよ」といった声が多く聞かれるなかで、ひっそりと稼働がしぼんで行った可能性の方が高いのではないかと思います(それこそエウレカ2のように)。

現状の市場でこういったゲーム性が美点として語られやすい要因として、その対極にあるものを概ね皆が体感した結果としての反作用という面は非常に重要な視点であるように思われます。

劇場版まどか叛逆も惜しかった

このように考えて行くと、非常に惜しい勿体ない機種がすでに登場していた事を思い出した人も少なくないのでは?

そう、『スロット劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』です。

SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語筐体

以前記事でも語りましたが、この台は出玉率的にもう少し頑張れたら、もっと化けていた台だったと思うんです。

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劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語トップ

特に設定4と設定5の話にならないスペックが如何ともしがたく、設定4以上の機械割が現状よりも+2~3%ずつ上昇すれば今年後半の覇者はこの台になっていたんじゃないかとも思います。

おそらくは初代まどマギ撤去のスケジュールに合わせる事を優先した結果として出玉性能をギリギリまで粘れなかったという事なのでしょうが、本当に勿体ない。

これからはエウレカ3タイプの台が主流に?

リゼロの稼働が壊滅状態に陥り、北斗天昇は底固い印象はあるもののメインを張るのは少々厳しそう、ルパン三世イタリアに至ってはバラエティーコーナーの住人と化す未来しか見えない。

こうなってくると現状比較的良好な稼働を見せているエウレカ3のような「軽い当たりとほどほどの出玉感」といったタイプが今後増えて来るんじゃ?なんて思ってしまう気持ちも分かります。

しかし実際問題としてそうなったとして、それらの機種が堅調な稼働を見せるかと言えば、恐らく否。

先ほども触れたように、エウレカ3が好感された最たる要因はリゼロ系機種への拒絶反応からくる相対的な肯定感にあると自分は思っています。

なのでもしこういったスタンスの台だらけになったら、これらの台が持つ「物足りなさ」が一層目立つ事になり、出玉感の乏しさが人の気配を遠ざける結果を生む気がしてなりません。

エウレカ3はそういった手軽さと出玉感のバランス感覚が比較的優れた台であるような印象はありますが、6号機規則に則った台として作られている以上、なるようにしかなりません。

パチスロ市場に求められているのは、「〇〇〇タイプが主流」といった状況ではなく、様々なスタイルが混然としたバラエティー感のある機種構成でしょう。

何にしても「〇〇〇みたいな台ばかり」になるのは良くないという事ですね。


 

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