
今年の年末年始はこの台と共に過ごしたという人も多いんじゃないでしょうか?そう、ディスクアップです。
完璧に打てば設定1でも103%あるという、数年前だと考えられないスペックのこの台ですが、稼働が良い事で増台したホールも多いですよね。
そんな大人気のディスクアップ…という表現に違和感を感じる人も、ホールや地域によっては居るんじゃないでしょうか?
この台、増台後に意外と空台が目立つような気がするのですが、はて…。
増台したディスクアップの状況
店によって状況はまちまち
稼働の良さから増台した店、あるいは後追いで導入した店の状況は様々です。
後追い導入や増台をした事で存在感を増して稼働も堅調な店もあれば、後追い導入や増台をしたものの思ったより稼働が伸びずに首を傾げているホールもある事でしょう。
下手すると、増台前はホールで一番の稼働率を誇っていたのが、増やした途端に全台空席になっている事も増えた…なんて店もあるんじゃないでしょうか。
増台したら思ったより稼働しないディスクアップ
たいした利益は出ないが稼働優先で増台したのに、ふたを開けて見たら増台したディスクアップがたいして稼働しない…そんな悩みを抱えているホールさんも少なくないんじゃないでしょうか。
実際自分がよく行っているホールが正にそのパターンで、増台前(1台)の時は大体誰かが座っているような人気台でしたが、4台増やして計5台にしたところ、なんとビックリ一台も稼働していない光景を数多く見かけるようになりました。
ホールからしたら、ディスクアップを増やした所でディスクアップ自体は利益につながらない訳で、利益につながらなくても稼働してくれるなら…と入れたはずなのに、なぜか稼働すら悪いという状況。
なんで?どうして?と思っている店長さんもそれなりに居る事でしょう。
どうして稼働しないのか
その理由は多岐に渡ると思いますが、個人的に思い当たる理由が二つあります。
その1.増台前が適正台数だった
よくある話として、バラエティーコーナーに1台設置してある台が超稼働を誇っているから増やしてみたところ、大して稼働しないという事があります。
これは要するに増台前の台数が、そのホールにおけるその台の適正台数だったという事ですね。
ディスクアップは『人気機種』や『2018年ナンバー1機種』なんて言う枕詞が付く事で忘れられがちですが、基本的にはバラエティー要員だった機種に過ぎない訳で。
そんなディスクアップを5台前後の島で置いておいても、需要と供給のバランスが崩れてしまうだけだったホールもそれなりにあるんじゃないでしょうか。
その2.島で設置していると打ちにくい
個人的にはこちらの理由が非常に重要な視点だと思っています。
ディスクアップのようなビタ押しを要求される台を打つ場合、隣に人が座っているかどうかというのは、その台を打とうか打つまいかを決める時、それなりに重要な要素じゃないでしょうか。
特に自分のようにビタ押しにそこまで自信のない打ち手にとっては、ビタ押しが上手い人だらけの島というのは少々近寄りがたく感じてしまったりもします。
これがバラエティーコーナーに1台設置というような状況なら、隣は打っている機種も違いますから、そこまで強く意識せずにすみます。
しかし、ディスクアップを並べて設置しているような状況だと、隣の台も当然ディスクアップな訳で、そうなってくるとやはり無暗に意識してしまう所は正直あります。
恐らく、ビタ押しに絶対的な自信を持っている人や、逆に開き直っている人はそこまで意識していないのでしょうが、そこそこは押せるけどまぁまぁミスるから恥ずかしい…なんて思っちゃうような打ち手は結構気にすると思うんですよね(正に自分の事ですが)。
どうすれば稼働するのか
増やしてしまったものは仕方ないので、とりあえず島で設置している場合には、ディスクアップを散らして配置する事を試してみると良いと思ます。
その2の理由で稼働が悪かったのなら、配置変更のみでディスクアップの稼働がV字回復する可能性も十分にあるでしょう。
基本的には、バラエティーコーナーに点在させるぐらいが一番良いと思います。
そういった策を講じて見て、それでも稼働が上向いて来ないのであれば、それはその1の理由(適正台数オーバー)だと思いますから、中古で高く売れるうちに売って減台してしまいましょう。
島構成や配置は重要
その台を稼働させようとした場合、どのような島構成にするかは意外と重要な要素です。
バラエティーコーナー的な配置が合っている台もあれば、島で設置する事で存在感を増す機種というのもあります。
基本的に、出玉の波が荒い機種に関しては島で設置した方が良い傾向が強いでしょうか。
逆にノーマルタイプやRT機のようなジャンルに関しては、多台数設置であっても配置をばらけさせるというのは良い選択だと感じます。
もちろんホールによって、地域によっても様々なケースが想定されますから正解を提示する事は出来ませんが、機種のラインナップだけではなく、配置にもこだわっていく事が今後は一層重要になるのかもしれませんね。
とりあえず、ディスクアップに関しては多くの場合で散らした方が正解だとは思いますので、ディスクアップ島の稼働が思わしくないホールさんは是非試してみて下さい。