6号機初期に絶好調な大都技研、5号機初期は…

6号機時代がスタートして半年以上が経過しましたが、現在トップを独走しているのは誰の目にも明らかなように大都技研です。

極端な話、ホールの戦力として稼働に貢献している6号機は大都機種以外だと『聖闘士星矢ポセイドンSP』ぐらいと言っても良いぐらいの状況です(もちろん例外的なホールはあるでしょうが)。

そんな最近の大都ですが、なぜに大都が6号機時代の先頭を走れているのかを、5号機初期を回想しながら考えて見たいと思います。

5号機初期の大都

5号機初期という時代は、今の6号機初期と比べても圧倒的な絶望感というか落胆がパチスロ業界に蔓延している時代でした。

圧倒的に抑えられた出玉スピードに意気消沈する形でパチスロから卒業するユーザーも少なくない状況でしたからね。

そんな5号機初期に、ホールが一縷の望みを託して大量設置した機種がありました。

シェイク2の悲劇

©Daito

それは『シェイク2』です。

5号機初期に、せめてビッグボーナスの出玉ぐらいは多く見せたいという意図のもと、5号機規定での最大枚数である448枚(だったかな?)獲得できるビッグボーナスを搭載したノーマル機が多く登場したのですが(うる星やつら、デビルメイクライetc)、『シェイクII』もそのうちの一台でした。

しかし、まだまだストック機の幻影に取りつかれている時代。

ストック機のボーナス連打による一撃性に比べれば、いくら1ビッグで400枚オーバーを獲得出来るとは言っても、出玉の瞬発力はたかが知れている訳で。

個人的に『シェイク2』は好きな台でしたし、もう少し評価されても良いのに…なんて事を思ったりもしましたが、時代性と設置台数過多に「クソ台」の烙印を押される形となってしまいました。

設置台数過多で評価が下がったケースとしては、『秘宝伝~太陽を求める者達~』が思い起こされますが、『シェイク2』の場合はそれに加えて時代の境目に出た事も手伝っての低評価でしたね。

吉宗』、『番長』、『秘宝伝』で確固たるブランドを築き上げた大都の5号機にホールが「期待しすぎた」事もあって大量設置され、一気に稼働が飛んだ様子は5号機初期を象徴するものでした。

『シェイクII』の後もパッとせず

その後登場した『新・吉宗』も、ホールや打ち手の期待感に比べると非常に微妙な立ち位置の評価となり、「大都は終わった」なんて言われる事が多い状況だったんですよね。

この当時の大都機種は、悪い意味で昔のイメージをメーカー側もユーザー側も引きずっている状況で、それが5号機初期でズッコケる大きな原因になっていたんじゃないかと思います。

5号機初期に元気だったメーカーは、新規参入組を始めとした「守るものがないメーカー」が多かったのも、過去(4号機)の幻影に取りつかれる事無く5号機としての面白さを表現出来ていたからなんでしょうね。

大都はその後、『忍魂』で息を吹き返すんですが、それまでの大都は完全に「過去の人気メーカー」でしかないような状況でした。

6号機初期の大都

暗黒の5号機初期を過ごした大都でしたが、それに比べて6号機初期である今の大都はどうでしょう?

『HEY!鏡』の功績

(C)Daito

大都は全メーカー中で6号機の第一弾となる『HEY!鏡』を率先して導入しました。

その結果、当初の予想を上回る稼動状況を作り出し、6号機に希望の光を当てる事に成功。

今となってはその他多くの6号機と同じく稼動低下と減台の流れに飲み込まれてしまってはいますが、導入当初の稼働率の高さはパチスロ業界的に大きな希望となった事でしょう。

この功績は非常に大きなものであったと思います。

というか、言ってしまえば6号機の本番は5号機のメイン機種(バジリスク絆、まどマギ、ゴッド系など)が撤去されてからだと思っているメーカーが大半の中、あえて6号機第一弾に積極的に取り組んだ姿勢自体が評価されるべきでしょう。

設定6が丸わかりの仕様にしたのも、とりあえず設定6はちゃんと動くようにしたという点で、さすがに上手いなと思わされました。

とは言え、さすがにこの台の設定6は分かりやすすぎたというのも否定しがたい部分ではあるんですが、そうでもしないと6号機第一弾として最低限の稼働すら危うかったと思うので、今後はともかく6号機第一弾としては大正解だったんじゃないでしょうか。

『リゼロ』の衝撃

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会, (C)Daito

そして『Re:ゼロから始める異世界生活』(リゼロ)の超稼働です。

純増8枚のATは色んな意味でインパクト抜群でした。

純増8枚と聞いた時は、正直もっとATが続かない仕様を想像していた(ノーマル機ライクな仕様)のですが、ふたを開けて見るとそんな事は全くない、有利区間完走が現実的に期待できる仕様でした。

その有利区間上限枚数である2400枚を300Gで吐き出すんですから、それはもう5号機時代と比較すると異次元の速さです。

コンテンツとしての強みもあり、6号機初の大ヒット機種として歴史に名を刻んだのは間違いないのではないでしょうか。

実際に打っていると、通常時はとにかくキツイ、しんどいんです。

しかし、白鯨攻略戦を突破してATへぶち込んでしまえば、(低設定なら)結構な頻度で1000枚以上のメダルをあっという間に獲得できますし、有利区間完走もかなり現実的。

ストレスのかけ方と、その開放具合がリゼロは上手いんでしょうね。

6号機での好調は、5号機初期の反省から?

このように、6号機において圧倒的な存在感を示している大都ですが、5号機初期は散々な状況でした。

そんな事を思い起こしてみると、現状の好調さは5号機初期にズッコケた事への反省から来ているんじゃないかと、そんな気もしています。

逆に言えば、5号機末期を圧倒的に制したユニバーサル系の機種が6号機でパッとしないのは、5号機初期における大都の姿と重なる部分もありますね。

とは言えユニバは今年後半から(高射幸性5号機メイン機種撤去から)が本番だと思っているでしょうから、何かしら凄い台を出してくるのだろうとは思いますけども。

長い事パッとしないサミー(ディスクアップは一応サミー系ですが)や他メーカーからも「リゼロ以降」の台が続々と登場する今後の6号機が楽しみですね。