パチスロ5号機の設置期限延長は「高射幸性機種」を除外で決定【認定切れスロットみなし機撤去延命措置】

コロナウイルス

先日記事にしたように、認定・検定期限が残っている5号機に関して1年間の延命が出来る事になりました。

しかしそれはあくまでも「国家公安委員会規則的には可能となった」だけであり、業界団体が策定する入替方針次第で延命できる機種が限定される可能性があるというのは、先日の記事でも語った通りです。

関連記事

新型コロナウイルスの影響で経営的に苦しい状態に追い込まれたホールも多い中、ホール側にとってもユーザー側にとっても喜ばしいと思う人が多いであろうニュースが入って来ました。 なんと、今後続々と認定切れによって撤去される予定であった[…]

コロナウイルス

今回はその業界団体が決める入替方針が発表されましたので、その点について見て行きたいと思います。

「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」による入替方針

パチンコ業界14団体による「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」が示した今後の設置機種入替の方針は以下のようなものです。

◆2020年12月末までに検定および認定が切れる予定だった遊技機
・高射幸性遊技機
→当初の検定および認定切れの日付までに撤去する。

・パチンコの羽根物、ちょいパチ、甘デジ(大当たり確率1/100未満)、パチスロのノーマルAタイプ
→当初の検定および認定切れの日付から7ヵ月(210日)以内に順次、撤去する。

・上記以外
→2020年12月31日までに撤去することとし、2020年5月20日時点の設置台数の15%を目途に毎月撤去する。

◆2021年1月1日以降に検定および認定が切れる予定だった遊技機
・高射幸性遊技機
→当初の検定および認定切れの日付までに撤去する。

・上記以外の遊技機
→2021年11月30日までに撤去することし、2021年1月31日時点の設置台数の15%を目途に毎月撤去する。

https://web-greenbelt.jp/post-38490/

今回発表された措置は2020年内に認定・検定切れとなる予定だった機種に関して適用されるもので、来年以降(実質来年の1月中)に期限切れとなる予定の5号機に関しては適用されない模様です。

パチスロに絞って見て行くと、以下のような事になるようです。

  • 高射幸性機種:当初の予定通り撤去を進める【延命措置なし】
  • 2020年内に期限切れとなるノーマルAタイプ:当初の撤去予定から7か月(210日)以内に撤去【延命措置あり】
  • 2020年内に期限切れとなるそれ(高射幸性機種・ノーマルAタイプ)以外の5号機パチスロ:2020年12月31日までに撤去【延命措置若干あり】
  • 2021年に期限切れとなる高射幸性機種以外の機種(前倒し認定機を含む):2021年11月30日以内に完全撤去へ向けて毎月撤去(入替自粛期間を除く)【延命措置あり】(入替方針を一部読み違えていましたので修正しました

やはり除外された「高射幸性機種」

前回の記事でも予想したように、やはり高射幸性機種は延命措置の対象外となってしまいましたね。

しかも個人的には多少の経過措置が期待できるのではないかと予想していたんですが、そういったものは一切なし

「高射幸性機種としてリストアップされている機種に関しては問答無用で期限が切れた時点で撤去しなさい」という事ですね。

ちなみに高射幸性機種としてリストアップされているのは以下のような機種達です。

関連記事

[caption id="attachment_3893" align="aligncenter" width="595"] (C)山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO, (C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT[/ca[…]

ザックリ言えば、高純増AT・ART機系は大概リストアップされています。

例えば「サラリーマン番長」などは当初の予定通りのスケジュールで撤去が進んで行く事になります。

関連記事

[caption id="attachment_6193" align="aligncenter" width="595"] ©Daito[/caption] 6号機時代が幕を開けた2018年、ホール内で6号機の存在感が増した2019[…]

サラリーマン番長トップ

他にも太い一撃を期待できる機種は大概アウトです。

ただ改めて見てみると、「沖ドキ!」は高射幸性機種に含まれていないんですね。

つまり、「沖ドキ!」は2020年12月末まで打つことが出来るという事です。

これは多くの人にとって朗報ではないでしょうか?

追記:公安委員会規則変更の施行日である5月20日より前に認定期限切れで撤去されてしまった地域の「沖ドキ!」が蘇る事にはなりません。

ノーマルAタイプは7か月延命

2020年内に期限の切れるノーマルAタイプは7か月の延命が可能となりましたが、どうして7か月なんでしょうか?

この場合、業界的に最も重要なノーマルAタイプとは、言うまでもなく「ジャグラーシリーズ」です。

そのジャグラーシリーズ機種で今回の方針の影響を受ける機種は、「ニューアイムジャグラーEX‐KT」と「ゴーゴージャグラー」さらに「ゴーゴージャグラー2」です。

このうち最も早く撤去されるはずだったのが「ニューアイムジャグラーEX-KT」ですが、この撤去日は2020年6月~7月(地域によって誤差あり)となっていました。

ここを基準に考えてみると、7か月経つと概ね2021年1月末の前倒し認定機大量撤去のタイミングに一致するんですよね。

という事はつまり、このノーマルAタイプ7か月延命という措置は、「ニューアイムジャグラーEX-KTを2021年1月末までは使って良いよ」という事を提示したいがために作られたルールであると見るのが妥当でしょうか。

追記(5/21):上記のように前倒し認定機種の延命措置を読み違えていた時は思いましたが、前倒し認定機種は11月30までは数を減らしつつも設置できるので、そことはあまり関係ない感じなんですかね?

しかし実はもっと大きな恩恵を受けるのは「ゴーゴージャグラー」さらに「ゴーゴージャグラー2」です。

ゴーゴージャグラー2は発売されたタイミングの問題で前倒し認定を受ける事ができておらず、2020年10月~11月に検定切れで撤去される予定でしたが、今回の経過措置によってそこから+7か月間もホールに設置しておくことが出来るようになりました

ゴーゴージャグラーに関しても同様に+7か月設置可能という恩恵があるのですが、しかしこちらの場合は少々事情が複雑となって来ます。

というのも、ゴーゴージャグラーの認定切れ期日は2020年12月11日~2021年1月7日なんです。

今回提示されたルールはあくまでも「2020年内に期限切れとなる機種」ですから、2021年になってから認定切れとなるケースに関しては適用外となるのではないでしょうか?

となると地域によってはゴーゴージャグラーの設置期限が+7か月される一方で、別の地域では2021年初頭に認定切れで撤去されるという悲しい地域差が生まれる可能性があります。

これは流石に2021年に割り込んでしまってる地域が可哀想なので、温情がかけられる余地は十分にあると思いますが…どうなるんでしょうね?

修正(5/21):一部の入替方針を読み違えておりました。

2021年に期限が切れる高射幸性機種以外は2021年11月30日まで設置できるので、むしろ2021年に割り込んでいる地域が有利という事になりますね。

こうなると逆に2020年内に期限切れとなる地域が勿体ない感じになりますが…。

むしろこれにより、前倒し認定ジャグラーの延命が可能となった事は多くのホールにとって朗報と言えるでしょう。

その他の機種は年末まで

高射幸性機種にリストアップされておらず、かといってノーマルAタイプでもない機種に関しては、2020年末までは運用できるとの事。

先ほど触れたように、「沖ドキ!」はここに分類されます。

他にも「ハナビ」(ハナビは多分ノーマルAタイプじゃないですよね?)も対象となりますが、ハナビは元々2020年12月に認定の切れる機種だったので、ほぼ影響がないと言っても良いです。

ちなみにハナビはパネルによって型式が二種類あり、2020年12月に認定が切れるのは初期の青パネルです。

関連記事

5号機の歴史を振り返ってみると、最初はノーマルタイプやRT機が主流となり、そこからA+ARTやART特化タイプがメインとなって行き、更にはAT機の登場といった形で、4号機から5号機に移行した事で劇的に下げられた一撃性がどんどん高まっ[…]

ハナビTOP

黒パネルと白パネルは前倒し認定組なので、2021年1月末までは設置できます。

追記(5/21):黒パネルと白パネルは一応2021年11月30日まで延命できる事になりましたが、問題はそこまで生き残れるか否かですね(毎月15%を目途に残っている5号機は撤去されていくので)。そんじょそこらの5.5号機には負けないかも知れませんが、ジャグラーとの比較となると厳しい戦いが予想されます。

他にも色々とあるはずですが、現状でもホールで存在感を示せている機種はこの「その他の機種」にはあまりないかも知れませんね。

高射幸性機種以外の前倒し認定機種には延命あり

今回の入替方針はあくまでも2020年内に認定・検定期限の切れる機種に関するものなので、前倒し認定を行った機種を含む2021年組には何の関係もありません。

ひょっとしたら前倒し認定期日の2021年1月末から+1年間も…なんて期待をしていましたが、そこまで甘くはなかったようです。

修正(5/21):一部の入替方針を読み違えておりました。

高射幸性機種を除く前倒し認定機種を含む2021年1月に認定・検定期限が切れる機種に関しては2021年11月30日まで設置できます。

ただし2021年11月30日までを期限としつつ、毎月撤去する事が条件となっており、少しずつ減らされて行くので最後まで残る機種は限られて来そうです。

一方、2021年1月以降に設置期限を迎える予定だった遊技機については、同年11月30日を期限とした上で、同年1月31日の設置台数を基準に毎月15%を目処に撤去を進めていく(オリンピック期間の7~9月は除く)こととした。

https://web-greenbelt.jp/post-38490/

まとめ

要約すると、パチスロ5号機の撤去予定として以下のような事が起こります。

  • 「高射幸性機種」は延命なし
  • 2020年内に設置期限の切れる「ノーマルAタイプ」は+7か月延命
  • 2020年内に設置期限の切れるその他(高射幸性、ノーマルA以外)の機種は2020年末まで延命
  • 「沖ドキ!」は「その他の機種」なので2020年末まで打てる
  • 2021年に期限の切れる高射幸性機種以外は2021年11月30日まで延命、ただし毎月15%を目安に撤去を進める

結局はかなり限定的な救済措置に落ち着いてしまいましたね。

せめてノーマル機種ぐらいは公安委員会規則通りに+1年延命してくれても良いと思うんですが、そこはやはりメーカー側の都合も考えると難しいという判断でしょうか。

とりあえず多くの人がほっとしているのは、「沖ドキ!をまだ打てそう」だという事なんじゃないかと。

何しろまだ営業自粛要請が効いている地域の場合、営業再開時点ですでに沖ドキ!がお亡くなりになられている可能性がありましたのでね。

沖ドキ!をこよなく愛するユーザーの皆さんの中にはソワソワしていた人も少なからずいたと思いますが、どうぞご安心下さい。