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平和オリンピアの人気オリジナル版権である『黄門ちゃま』ですが、今調べてみたらパチスロとしては4作品しか出てないのですね。
元々はパチンコで好評を博したオリジナル版権なのですが、パチスロでももっと出ているような印象がありましたが、案外そうでもないのです。
パチスロ黄門ちゃまシリーズの中でも最大のヒット機種といえば、この『パチスロ黄門ちゃま 喝』でしょう。
一世を風靡した…は言い過ぎかも知れませんが、パチスロ戦国乙女から引き継いだART上乗せの性能を自分で選択するスタイルを更に印象的なものとして仕上げた事で『家康降臨狙い』といった分かりやすい力の入れ所を提供できたのが大きかったように思います。
今回の記事ではそんな『パチスロ黄門ちゃま 喝』がいつまで打つことが出来る(設置しておける)のかについて説明して行きます。
なお今回の記事は『P-WORLD』と『ゼンリンネット』を参考とさせて頂きました。
『パチスロ黄門ちゃま 喝』の設置状況
設置店舗数:5038店舗
設置台数ランキング:27位
導入率:59.7%
記事作成日(2019/12/22)時点でのデータ(P-WORLD調べ)。
過去三年間の設置台数ランキングと導入率の推移を見て行くと、設置台数ランキングはちらほらと前後しつつ概ね同じぐらいの順位をキープ、導入率に関しても2018年初頭の段階からは横ばいに推移しています。
2017年以前は導入率が75%を超えていたというのも驚きですが、今現在でも60%近い数値をキープしているというのはこれまた凄い。
ちなみに設置店舗数が5000件を超えていると言うのがどれほど凄いかと言えば、ディスクアップの設置店舗数が5500件ぐらいですから、それに匹敵するぐらい多くのホールに設置されているという事ですね。
検定情報
機種名 | パチスロ黄門ちゃま 喝 |
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メーカー | オリンピア |
型式名 | パチスロ黄門ちゃま喝D1 |
型式番号 | 第4S069600号 |
検定通過日 | 2014/10/3(北海道公安員会公示日) |
参考とさせてもらったサイトが北海道公安委員会公示日に基づいた情報なので北海道における検定日となっていますが、概ね全国的にこれぐらいの時期に検定を通過していると思われます。
ちなみに東京都での『パチスロ黄門ちゃま 喝』の検定通過日は2014/10/6となっています。
設置期限(撤去期日)は?
パチンコやパチスロにおいて新機種をホールに導入する上で必ず通る流れがあります。 それはざっくり説明すると、『保通協での型式試験』→『都道府県別の公安委員会での検定』→『ホール設置時の警察検査』です。 『ホール設置時の警察[…]
その期限が経過したあとも「みなし機」という形でホールに設置しておくことが本来は出来るのですが、今現在は6号機時代に突入した事により5号機のみなし機を設置しておくことが事実上認められていません(ホールが加盟している団体が撤去を要請している)。
要するに、認定期限が切れた台は撤去しなくてはいけない状況になっているという事ですね。
検定情報から分かるように、『パチスロ黄門ちゃま 喝』の検定日は2014年10月の時期となっています。
検定期間は検定日通過日を含めて丸3年なので、3年後の検定通過日前日が検定の切れる日となります。
そこからさらに認定を受けて3年間の設置が許可されているのが現在の状況です。
つまり、『パチスロ黄門ちゃま 喝』の認定が切れる日(設置しておける期限)は、北海道の場合なら2020年10月2日ということになります。
これは地域によって多少時期がずれるのでご注意下さい。
当記事の情報は参考にさせてもらったサイト(ゼンリンネット)が北海道公安委員会公示日に基づく情報となっていたので北海道での設置期限を掲載しておりますが、各都道府県ごとに検定を通過しているので、各都道府県ごとに日付が多少前後するのです。
例えば東京都における『パチスロ黄門ちゃま 喝』の検定日は先ほども説明したように、2014年10月6日となっています。
この場合、東京都における『パチスロ黄門ちゃま 喝』の認定機の設置期限は、2020年10月5日という事になります。
地域によってはいくらか日付が前後する事が考えられますので、全国的な認識としては、2020年10月頃に撤去されると思っておくと良いでしょう。
ユーザー層の広さ
『パチスロ黄門ちゃま 喝』がなぜここまで多くのホールで重用されているかといえば、それはひとえにユーザー層の広さにあります。
高設定の期待できる環境であれば設定感度の高い打ち手も積極的に狙う一方、バラエティーにポツンと置いておいたとしても幅広いユーザーが触ってくれます。
特に年配のお客さんが打ってくれるのは流石に『水戸黄門』というネームバリューのなせる業なのでしょうね。
そしてそういった年配層を始めとした比較的ガツガツしていないユーザーが稼働してくれることにより、ポイント狙いや天井狙いといった目的で打つユーザーへと稼働が引き継がれるという循環ができやすく、結果総じて稼働が悪くない状況が保たれている…というのがこの台が堅調な稼働を見せる要因なのでしょう。
『パチスロ黄門ちゃま 喝』設置期限(撤去日)まとめ
- 『パチスロ黄門ちゃま 喝』は全国的に2020年10月頃に撤去される
- 設置台数・導入率ともに高く、バラエティーコーナーの定番機種となっている
- 家康降臨といった明快なゲーム性がヒット要因の一つ
- 幅広い年齢層から支持を受ける名機
- 広いユーザー層から支持を得る事で循環的な稼動状況が実現している
ほどよいヤレそうな感じ、そして適度な勝負感を持った名機、それが『パチスロ黄門ちゃま 喝』だと思います。
純増2.5枚のATというのも絶妙なところで、これより遅いと物足りないし、これより早いと他にしわ寄せがいってしまう所の良い妥協点を抑えていますよね。
あとハイエナ稼働が出来る一方、そこまで極端に美味しい状況が実は少ないというのも大きく、「ちょっと美味しい」ぐらいの状況をちょこちょこ打つ人とポイントや天井を気にしない人の利益・負担バランスが丁度良いのではないかとも思います。
まず間違いなく撤去されるまでバラエティーコーナーで(店によっては島で)存在感を示し続けるでしょうから、小台数設置機種の中では比較的設定的なチャンスも訪れやすい台なのでは?と思います。
自分も何かしら機会があれば、またこの台の高設定とガッチリ組み合ってみたいものです。