微妙に期待していたKONAMI(KPE)の新機種『実況BINGO倶楽部』を一通り打ってきたので、感想を語って行きたいと思います。
『実況BINGO倶楽部』初打ち感想
この機種のヒロイン、ダービー倶楽部で言うところのマコちゃんのポジションにあたるのはこの娘。
実機でボーナス中に表示されるキャラ紹介によると、好きなものは「お金」と「イケメン」だそうで。
これは恐らく、というか間違いなくこのキャラのオマージュでしょうね。
お金大好きビン娘ちゃん。
ついでに人外の相棒はこんな感じ。
こいつも一応スーパービンゴのアイツのオマージュ…と最早言えるかは微妙ですが、人外の相棒は色々と使い勝手が良いですからね。
となるとゲーム性の方もスーパービンゴのオマージュ要素が?と思いきや、全然違います。
スーパービンゴシリーズよりもBINGO倶楽部の方が遥かにビンゴゲームをしていますね。
通常時は1/90程度で発生するビンゴゲームを目指し、当選したビンゴゲームでビンゴを成立させるのが本機のゲーム性となっています。
ビンゴゲームでビンゴを成立させれば漏れなくBB(ビンゴボーナス)へ突入しますが、BBの爆発力は非常に控えめ。
さらには通常時を573G以上消化した状態でのビンゴゲームに失敗後は、プチボーナスと呼ばれる申し訳程度の出玉を獲得できるボーナス兼BBのチャンスゾーンへ突入するので、とりあえずモクモクと回して居れば一回はBBを味わえるという訳ではない点は注意が必要でしょう。
モグモグの最新作にしろリゼロにしろですが、最近はこういった台(天井がCZ的扱い)が増えましたね。
リゼロやモグモグはATの性能が高い(AT1回あたりの期待獲得枚数が多い)ので納得できなくもないですが、本機の場合BBに当たった所で大した事にはならない可能性が大きいので、ちょっと割に合わないような感想を抱いてしまいました。
ビンゴチャンスが精神的にキツイ
ビンゴチャンスは通常時とBB終了後の引き戻しゾーンで発生しますが、どちらも中々しんどい思いをさせられます。
基本的には小役を揃えない事にはビンゴマスが埋まらないし、さらには折角開けたい数字の色(黄色ならベル、青ならリプレイなど)を揃えても全然関係ない同色の数字を埋められたり。
実機内での解説によると、その辺もガチ抽選だそうです。
こういった自力感の強いCZはストレスがたまる分、突破できた時の快感も大きい物です。
自力感の強いゲーム性が好きな人にとっては、それなりの頻度で発生するビンゴゲームを楽しむゲーム性は合っているんじゃないでしょうか。
個人的には、それなりの頻度で発生するのに只管ビンゴできずに天井状態で失敗後プチボーナス…という流れを味わって、酷く大きなストレスを感じてしまいましたが。
特にこの機種の場合、スイカやチェリー(ただの緑玉と赤玉ではあるが)を引いたとしても、あくまでも該当する色の数字が埋まるだけなので、「CZでレア役を引く=大チャンス」という認識は捨てなければいけません。
出玉スピードは非常にまったり
何度か打ってみた感想として、一連のBB連で500枚も獲得できれば御の字なゲーム性なのだろうというのが個人的な理解です。
ATの純増は3枚/Gあるのでまぁまぁ早いかと思いきや、この純増でCZ(減るゾーン)とATをループする鏡タイプなので、非常にマッタリした出玉スピードになっています。
鏡は純増5枚/GのATだからこそあのゲーム性でもまぁまぁの出玉感がありますが、あれが純増3枚まで下がったのがビンゴ倶楽部だと思って貰えれば分かりやすいかと。
有利区間完走でエンディング到達!
3度目ぐらいの実戦で有利区間を完走しました!
まぁ天井状態で当選(というか残念賞みたいなものですが)したプチボーナス中にレア役でBBへ昇格して…という流れだったので、この台の出玉スピード的にこうなるだろうなとは思ってましたが…。
仮にBB当選から800Gぐらいの消化でこの枚数だったとすると、ATと引き戻しCZのループによる出玉増加スピードは実質1.7枚/G弱と言った感じでしょうかね。
今回が弱かった可能性を考慮しても、純増2枚/Gは超えないでしょう。
この台を天井狙いで打つ時は、鏡と同様に1000枚超えれば御の字という認識をもって臨む事が必要となってきそうです。
『実況BINGO倶楽部』感想まとめ
- ビンゴゲームは面白いがストレスがたまる
- 出玉性能は非常にマイルド
- キャラクター良い感じだが、生かし切れていない感もある
ゲーム性としては楽しめる要素をしっかり備えてはいるものの、いかんせん出玉性能が低すぎる。
そういう台だと言われればそれまでですが、もう少しその辺も頑張ってくれれば、もっと中毒性のある台になっただろうにと思います。
特に今は多くの打ち手がリゼロの出玉スピードに慣れてきたタイミングですから、この台のようなATの純増も大した事ない上にCZでゴリゴリ削られるという仕様はちょっと厳しい。
せめてモグモグぐらい出玉の塊を提供できれば違って来るんでしょうが。
さらに言えば、この台はおそらく低設定だとかなりスペック的にも厳しいのではないかと思われます。
跳ねる事のほとんどない仕様なのに低設定が辛いというのは流石にどうかと思いますよ?KONAMIさん。
それこそちょっとした技術介入で出玉率が100%程度になるぐらいの仕様は目指すべきだったんじゃないでしょうか。
個人的に期待しているメーカーでもあるKONAMIさんですが、戦コレ家康で可能性を感じたものの、ダービー倶楽部2で首を傾げ、ビンゴ倶楽部で眉をひそめているのが現状です。
6号機でマジハロを出す頃までには何かしらヒット機種を出しておいて欲しい所です(じゃないとマジハロの導入台数がキツくなるので)。
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