バジリスク絆2最大の懸念材料は導入台数の多さ【稼働割れの心配と過疎化】

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©山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO

今週から導入開始となった「SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2」(以下、バジリスク絆2)ですが、もう打ちましたか?

自分はまだ打てていないので、バジリスク絆2がどれぐらい「絆」なのかを早く体感したくてウズウズしてます。

そんな2020年前半の大本命機種であるバジリスク絆2ですが、個人的には最初から順風満帆とはいかないだろうと思っています。

何故かと言えば、導入台数が結構な事になっているようなので。

バジリスク絆2は導入しやすい?

みなさんが通っているホールにバジリスク絆2は何台導入されましたか(あるいは今後されますか)?

結構な台数を導入しているホールも多いんじゃないかと思います。

さらに言えば、普段だと話題の機種は遅れて導入しているようなホールまで、他のホールから遅れることなく導入していませんか?

実はそこには理由があります。

どうやら今回のバジリスク絆2は、需要に対して十分に対応できるレベルの台数を最初から揃えた上で販売されたらしいんです。

話によると5万台以上が新台入替と同時に一気に市場へ溢れかえる事になっているようです。

ちなみに5万台というのはリゼロで言えば「双子(ラム&レム)パネル」が導入されたぐらいのタイミングで同程度の台数が市場に設置されていました。

そう、つまりはリゼロの稼働が下降線の角度をより鋭くしていったタイミングですね。

5万台という台数はそれぐらい現状のパチスロ市場においては「多い台数」なんです。

5万台設置されていてもビクともしないとなると、それこそジャグラーシリーズの中でもマイジャグラーシリーズぐらいのものじゃないでしょうか?

少し前であればそれこそ前作のバジリスク絆クラスの人気機種でやっと許容されるかも?というレベルの台数です。

それだけの台数が、「バジリスク絆2」というネームバリューがあるにせよ一気に導入されるわけで、これは多少なりとも不安にならない方がおかしいでしょう。

ある意味で「初代バジリスク絆」と同じような推移を見せる予感

バジリスク絆は結果的に5号機の歴史に残る名機として多くのファンから惜しまれつつ姿を消したのですが、その導入当初はそれほど一般的には評価されていなかったという話をご存知でしょうか?

スロットバジリスク絆のサクセスストーリー~「期待外れ」から「5号機最高の名機」へ~

2014年1月、当時のホールにおいて人気を博していた『バジリスク~甲賀忍法帖~2』の後継機として、『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』が全国のホールへ導入されました。

歴史的な名機ですから、導入当初の盛り上がりも相当なものだったろう…と、当時を知らない人は思うかもしれませんね。

実はこの台、導入当初は全然人気が無かったんです。

というのも当時、バジリスクと言えばバジリスク2のイメージが強い状況であり、そのゲーム性(当時のART機としては比較的一般的なレア役でARTを抽選するスタイル)に慣れた打ち手からは「絆より2の方が良い」というような認識を持たれる事が非常に多かったんです。

導入当初は「バジリスク2の方が面白い」といった声が多く、バジリスク絆は失敗作扱いされる事も少なくなかったなんて、今となっては驚くような話ですよね。

パチスロの初代バジリスクは一部に熱狂的なファンを獲得したものの、スロッター全般的な人気を獲得したのはむしろバジリスク2からでした。

そんなバジリスク2は初代と比較すれば普通のART機になっていたので、そこに慣れ親しんだ打ち手にとって初代バジリスクの要素を取り入れたバジリスク絆は、別物感が強くて「コレジャナイ」と思われてしまったのでしょう。

そういった状況の中でホールもバジリスク絆の台数を減らしてバジリスク2を増やすような事も普通に行われていました。

「バジリスク絆の稼働が悪いから減台」なんて、5号機末期の超稼働状態からすると考えられない話です。

しかし導入当初は実際にそういった状況も多々あり、バジリスク絆はよくある「人気機種の微妙な後継機」でしかなかったのでした。

しかしそんな導入当初を過ぎて、広告規制の影響でホールが分かりやすく出玉を見せようとした場合の対象機種として取り上げられる機会が増えた事で徐々に評価を上げて行き、結果的には「5号機最大の名機」と呼ばれるほどの台になりました。

個人的に6号機として登場した「バジリスク絆2」も似たような推移で稼働を集めるのでは?と思っています。

導入当初:注目度は高いものの導入台数過多で稼働割れを起こす

導入後二か月:期待したほど稼働しないので減台対象へ

導入後半年:強烈なヒット機種も無い状況で地味に稼働が盛り返してきたバジリスク絆2を増台するホールが増える

導入後一年:なんだかんだと堅調な稼働を見せたバジリスク絆2が結果的にメイン機種の一つとしてホールに鎮座

バジリスクという版権の強さもあるでしょうが、とは言え「バジリスク3」の件もありますから、バジリスクなら何でもよいというわけにはいかないのは確実です。

とは言えやはりパチスロにおけるバジリスクブランドは確固たる地位を築いた感がありますので、一段落してからの持ち直しには大いに期待できます。

幸い今回のバジリスク絆2はバジリスク3のような完全に別物といった雰囲気ではなく、あくまでもバジリスク絆の後継機らしさを備えているので、何だかんだと求心力はあるものと思われます。

そんなこんなで気付いたらちゃんとホールのメイン機種として生き残っていた…と、そんな光景が5.5号機の完全撤去後(2021年2月以降)には広がっているんじゃないかと思っています。

生き残って欲しい

ここまで語って来た流れはあくまでも予想、というよりも願望に近いものですが、バジリスク絆2にはなんとか生き残って欲しいと切実に願っています。

というのも、バジリスク絆って基本的に目押し不要のゲーム性が功を奏して幅広い年齢層のお客さんが打っていたんですよね。

それこそ年配のお客さんがジャグラー以外で最も打っていたのってバジリスク絆じゃないのか?ってぐらいの状況でもありました(今だと凱旋ですけど)。

そういった幅広いユーザーにとって打ちやすい機種というものがホールの軸にあるのとないのとでは全く状況は変わって来ます。

もちろん一般的にはジャグラーシリーズがそういった役割を果たしてはいるんですけど、やはりAT・ART機界隈にもそういった存在感を示せる台が一つは欲しい所。

その一台として最も現実的なのが「バジリスク絆2」だと思いますから、是非ともメイン機種に育って行ってもらいたいものです。

多分一度は稼働が落ちこむと思いますけど、一度落ちた所からの巻き返しがきっとあると思うので、一度減台するぐらいは良いと思いますが、完全には見捨てないで長い目で見てあげてもらいたいですね。