新型コロナ自粛後に稼働が戻らない理由と対策が難しい理由【依存症とタバコ禁煙その他】

タバコとマスク

新型コロナウイルスの拡大に伴う緊急事態宣言の影響で営業自粛を余儀なくされ、それが解除されてからもう一か月程度が経過しました。

東京都に関しても東京アラート?なんてものが叫ばれたものの、実質的には全国的な緊急事態宣言の解除から営業を再開したホールが多かったようですから、やはり一か月程度はコロナ後の営業を経験した事になります。

そこで生じている問題として、とにかく「稼働が戻らない」という事が叫ばれていますね。

なぜそうなっているのか、そしてその対策が難しい理由というものを少し考えてみたいと思います。

コロナ自粛後に稼働が戻らない理由

緊急事態宣言下でのパチンコ業界叩き

自分はテレビや新聞の報道は基本的に(アホらしいので)見ないんですが、どうやら緊急事態宣言下でも営業しているパチンコ屋がバッシングの対象として俎上にあげられて、そこから「パチンコ業界批判」的な流れが生じていたようですね。

これはわざわざ言う必要もないかも知れませんが、単に他にもっと重要な問題点から大衆の視線を逸らすための分かりやすいスケープゴートだったというだけの話だろうと思いますけど、こういったパチンコバッシングによって、なんとなくパチンコユーザーという立ち位置に居心地の悪さを感じたという人も少なくないのかも知れません。

様々な詭弁を抜きにするなら、パチンコは賭博が禁止されている日本において例外的な存在であるのは確かですし、バッシングの対象になるのも無理はない面もあります。

そういった事をコロナ禍によって改めて認識したという人も多かったんじゃないでしょうか。

とは言えやはり事の本質は、スケープゴートでありガス抜きであるだけの話ですから、そういった報道なりに触れた時は「ほんとマスコミはゴミみたいな報道しかしないな」とか「行政にとってもありがたいスケープゴートだろうな」といった程度に捉えておけば良いだけなんですけどね。

こういった点が理由で離れている人は、少しすれば戻って来る人が多いんじゃないかと思われます。

コロナウイルス感染リスク懸念

コロナウイルスの感染を恐れて離れているという人もいるでしょう。

パチンコ屋はクラスター発生源とはなっていないから安全!と主張する人も中にはいますが、普通に考えてある程度の人が集る場所である以上はそれなりにリスクのある場所である事は確かでしょう。

ただパチンコ屋内での感染防止対策は他業種と比較して突出しているようにも感じるので、こういった人が多く集まる場所の中では比較的感染しづらい場所ではあるのかも知れません。

高齢者かつ基礎疾患をもっている人にとっては死活問題となる新型コロナウイルスですから、そういった人の中にはまだまだ油断できないといった感じで外出を控えている人も少なくないのかも知れません。

とは言え、やはり打ちたい思いと時間を持て余している人に関しては、もうかなり戻ってきているんじゃないかとも思いますけどね(地域差が大きそう)。

パチンコ・パチスロへの執着が消えた

東京都をはじめとした感染者の多い地域は早い段階から緊急事態宣言に伴う営業自粛を行っていましたから、かなり長い間パチンコやパチスロを打たない日々を送っていたユーザーも多い事でしょう。

そうなると、日常的に接していたパチンコやパチスロを打たない日々が続いた事で、「意外と打たなくてもいいな」と思えてしまったという話も少なからず聞きます。

自分の場合は、打てるなら打ちたい思いはありましたが、かといって禁断症状のようなものが出るわけでもなく、別にないならないで問題ないといったぐらいの認識で自粛期間を過ごしていました。

こういった心境は自分にとっては想定通りのものであり、状況が落ち着いた今となっては普通に打っているわけですが、これは自分にとってのパチンコやパチスロが「勝ちを目指して(比較的真剣に)がんばるゲーム」だからです。

無くても困らないけど寂しい、あったら楽しいというのが自分にとってのパチンコやパチスロですからね。

いわゆるパチンコ・パチスロ依存症的な人が半ば強制的にパチンコやパチスロから離れざるを得ない状況となってしまったのが自粛期間だったと考えれば、「依存症の毒気が抜けた」という人も少なくないんでしょう。

正直これは喜ばしい事だとは思いますが、パチンコ業界にとっては由々しき事態ではありますね。

これまでは実質的には依存症的な人に支えられている業界でありながら、「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです」なんて事を言い続けて来たわけですが、そういった人達が「適度に遊ぶには金がかかり過ぎるからやめます」となってしまうと、さすがに困った事になるでしょう。

自粛期間で新しい趣味が出来たという人もいるようですが、そっちの趣味が長続きしてパチンコやパチスロが疎遠になるというなら、それはそれで当人にとっては悪くない事なのでしょう(パチンコやパチスロ以上に時間も金もかかるような趣味だとアレかもしれませんが)。

禁煙化の影響が顕在化

本来であれば業界にとって極めて重大な変更となった「原則禁煙化」ですが、新型コロナウイルスの影響で営業自粛に追い込まれた結果として、その影響度合いの評価が非常に曖昧となってしまいました。

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タバコ

自分の地域は営業自粛などが早々に敷かれた地域ではなかったので、4月初旬の動きは多少みていましたが、みんな意外と喫煙コーナーにまで行ってタバコを吸うものなんだなぁと感じましたね。

今にしても喫煙コーナーにそれなりの人を見かけるので、やはりタバコはどうしても吸いたいという人も多い事を改めて感じました。

自分が非喫煙者である事で少々読み違っていたというか、わざわざ喫煙コーナーに行ってまで吸うぐらいなら「吸わずに打つ」か「吸いたくなったらやめて帰る」か、「そもそも来店しない」といった選択肢をとるんじゃないかと思ったんですが、そうではない人も結構多いんですね。

とは言え、やはり稼働率や客滞、来店率に少なくない影響を及ぼしているのは確実だと思うんです。

問題なのはその実態が非常に分かりづらくなっているという点です。

コロナ禍の影響なのか禁煙の影響なのか、一口に来店が減ったといっても理由を店側が把握しづらいという現状が一番厄介なのではないでしょうか。

「コロナ禍」と「禁煙化」のダブルパンチで焦点が曖昧に

営業自粛後の稼働が戻らない理由というのはここまで挙げてきたように様々考えられるのですが、ある意味一番の問題は「どの理由が一番強いのか分からない」という点でしょう。

つまり、「対策の取り方が良く分からない」のが現状なんですよね。

もっと言えば「対策を取れる問題なのか否か」すら分かっていないと言うべきでしょうか。

ウイルス感染を恐れる人に対しては感染対策の充実っぷりをアピールする事で(効果のほどはともかく)一応の対策とは言えるでしょうが、業界へのネガキャンやパチンコ・パチスロに対する熱量が失われてしまったという人を引き戻すためにはどうしたら良いのか…難しい問題ですね。

そして禁煙化の影響で来店しなくなった人を戻す方法というのは、もはや根本的には無理かも知れません。

禁煙化の影響はとにかく「来店頻度が減った人の来店頻度を出来るだけ戻す(これ以上落とさない)」事と、可能な場合であれば「加熱式タバコ(アイコスなど)の喫煙可能コーナー設置」といった措置を取るぐらいでしょうか。

あとは今後は、「より居心地の良い喫煙室」といったものが店舗としてのウリになる可能性はありますね。

現状だとなんというか、傍から見ている分にはあまり居心地の良い空間に思えないので、そういった点をもう少し改善する方向性が強化されて行きそうな気はしています。

あとはもっとシンプルな理由として、「これといって稼働を取れる強い機種がない」というのもコロナ禍や禁煙を横に置いておくとしてもあるわけで。

今後の予定を見ても、パチンコにしろパチスロにしろ、機種が先導する形での爆発的ヒットというものは期待できそうもありませんからね…。

今年一杯はとにかく我慢、もっと言えば「この状況を前提とした営業に慣れる」事、それをいち早く実践できる店舗なり法人なりが生き残っていくのでしょう。