今最も高設定を使う必要がない機種は6号機アイジャグかも知れない【アイムジャグラーの憂鬱】

6号機ジャグラーTPV2
©KITA DENSHI

何だかんだと新台もちらほら導入されている昨今ですが、最近の自分と言えば、パチスロで言えばもっぱらジャグラーをシッポリ打つ日々だったりします。

なかでも一番打っているのはマイジャグシリーズで、その次ぐらいにゴージャグシリーズといった具合。

こんな機種たちも2021年1月末でなくなってしまうわけですが、個人的には6号機ジャグラーには割と期待しているので、その点はさほど心配していません。

ただ今現在に関して言えば、6号機アイムジャグラーは最も高設定が期待しづらいジャグラーシリーズ機なんじゃないかと思っています。

6号機アイムジャグラーEXの稼働状況

記事作成時点(9/9)でサイトセブンの全国データを見てみましょう。

SアイムジャグラーEX(6号機)の過去30日平均回転数は2174回転となっています。

ちなみに他の5号機ジャグラーは以下のような数値です。

  • アイムジャグラーEX-AE:3421
  • ゴーゴージャグラー:3500
  • ファンキージャグラー:3582
  • マイジャグラー3:3790
  • マイジャグラー4:4481

5号機ジャグラーと比較すると6号機アイジャグはかなり苦戦しているのがわかりますね。

というかマイジャグ4は意味不明な高稼働を記録してますね…まぁ自分も良く打ってますけど、人気がある→比較的扱いが良い→人気を維持→比較的扱いが良い…といった素晴らしいループに突入した稀有な機種でしょう。

6号機アイジャグは5号機アイジャグと比較してもかなりの低稼働状態なので、そこはやはりBIGの獲得枚数、あるいは「6号機は出ない」といったイメージによって避けられているのかも知れません。

6号機アイジャグが稼働しないのは必然

この状況はホール関係者にしろメーカー側にしろ、そして我々ユーザー側にしろ予想できた事だったと思います。

5号機アイムジャグラーがあるうちは6号機アイムジャグラーが稼働的に苦戦するのは、必然と言えばそうでしょう。

やはりBIGの獲得枚数が250枚程度まで下がってしまったのは大きな変更ですからね。

特に低設定での瞬発力を考えると、クレジット連をした時の高揚感にも限度があるというものです。

さらにはやはり6号機問題として、5号機と6号機なら5号機の方が出るといった印象を強く持っている人も多いですからね。

4号機末期もそうでしたが、当時もベタピン上等といった具合に朝一から4号機最終世代の機種が満席になるような事が起こっていましたし(朝一から俺の空が満席になる不思議な光景)。

実際には当時でも撤去間際で低設定放置の4号機よりは、マシな運用をされている5号機を打った方が勝率が高い状況も多かったんですが、やはり多くのユーザーは4号機を求めていました。

それと似た状況が、実は6号機アイジャグの導入当初には結構見られたんです。

導入当初は平均設定が高かった6号機アイジャグ

店側としても、6号機時代になってもホールの主軸はジャグラーシリーズになる事は確信しているでしょう(もちろん立地や地域によっても違いはありますが)。

そんな中で登場した6号機最初のジャグラーシリーズなので、当初は様子見も兼ねてかなり良い設定状況にしているホールもありました。

例えば自分の行動範囲内にあるとあるホールは、全台データを集計した所、おそらく導入から2か月程度は平均設定が4ぐらいの運用を毎日続けていたと思われます(ひょっとすると全台設定4だったかも)。

正直オール設定4が嬉しいかと言えば個人的には嬉しくないんですけど、設定5や6も使いながらの平均設定4なら非常に甘い環境ですよね。

ホール側としても、利益を度外視して稼働が定着する事を期待した運用をしたという事です。

しかしこのホールの現状は、6号機アイジャグの島は閑散としています。

あれだけ甘く使ったのに、結局はマイジャグ4やファンキーの島に比べると常に稼働はスカスカな有り様。

典型的な高設定投入が報われなかった結果、といった残念さを醸し出しています。

こういった傾向は全国的に見られるようで、それがサイトセブンのデータからも読み取れます。

サイトセブンには出玉率評価というものがあって、Aだと甘く使われている事を示しており、B、Cと下る毎に辛く使われている(つまり低設定が多い)事を意味しています。

この評価によると、6号機アイジャグの累計期間出玉率評価はAとなっているんですが、過去30日の評価ではBに下がっています。

つまり、導入当初からしばらくは多くのホールが甘く使っていたものの、ここ数か月は並みの機種程度の運用に落ち着いてしまったという事を意味しています。

こうなる事が分かっていても買わざるを得なかったホールの心境

正直、6号機アイジャグが稼働しない事ぐらい多くのホール関係者は予想していたと思います。

しかしそれでも、5号機ジャグラーが無くなる前だったとしても6号機アイジャグを購入しておかなければいけなかったのは、ジャグラー機種が中古市場で価格高騰する事を痛いほど分かっているから。

マイジャグラーシリーズのような人気シリーズともなると平気で3桁万円行きますからね…その他多くの「どうせ中古で安くなるからそれからでも…」といったパチスロ機とは違って、ジャグラーシリーズの場合はほとんどの場合で新台で買うのが圧倒的にお得なんです。

なので5号機がなくならない限りはまともに稼働しない事がわかっていても6号機アイジャグを買わざるを得なかった、というのがホール側の事情なんですよね。

もし他に稼働の良い機種が多い状況であれば6号機アイジャグを倉庫に眠らせておくという選択肢もあるんですが(実際にやっているホールもありますね)、残念ながら多くのホールにとって6号機アイジャグが低稼働だったとしても、それ以上に低稼働な機種の方が多いのが現実です。

であるなら、「大して動かなくてもとりあえず設置しておくか→でも辛く使い過ぎてマイナスイメージが付くのは困る→薄利な範囲で低設定&中間設定ぐらいで運用」といった事になっている状況も少なくないんじゃないかと予想しています。

6号機ファンキーも登場するが…

6号機ファンキーも、6号機アイジャグと同様の理由で多くのホールが挙って購入するでしょうね。

恐らくは稼動成績もアイジャグと同様の末路を辿る可能性が高いとは思いますが、ただ一応6号機の設置割合を高める意味では、6号機アイム&ファンキーへの移行を早めに行うホールもありそう。

何れにしても6号機ジャグラーたちの本番は来年2月以降ですから、それまではほどほどにご活躍頂ければと思っておりますよ。

まぁ結局、一番美味しい所は6号機マイジャグラーさんが持っていくんでしょうけども…。