
最近は新台に対する期待感が乏しい…なんて段階はとうに通り過ぎて、何が出るのかすら知らないという人だらけなんじゃないでしょうか?
自分もその一人でして、流石にマジハロ6が出るのは知ってましたけど、十字架4が出る事は最近知ったぐらいのもので…さすがに情報を入れて無さ過ぎたなと。
相変わらず、スロット・パチンコは打っているんですが、例によってお馴染みの機種ばかりなので…ね。
5.9号機が稼働しない理由
苦戦が続く5.9号機
2017年11月に戦国コレクション3が導入されて幕を開けた5.9号機時代。
しかし、そんな5.9号機の中でホールのメイン機種として活躍している台は…皆無と言っても良いのではないでしょうか。
有利区間の制限を受けない(あるいは感じさせない)台として、マイジャグラー4やディスクアップなどが存在してはいるものの、一般的に連想される「5.9号機らしい5.9号機」の中で存在感を発揮出来た機種はと考えて見ても、多くの人、多くのホールにとっては思い当たる機種が存在しないのが実情ではないでしょうか。
高純増ATの廃止、有利区間1500Gという制限、さらには天井機能がほぼ存在しない状況…5.5号機と比べてもさらに厳しい、まさに雁字搦めの締め付けっぷりと言えます。
多くのホールが5.9号機に見切りを付け、既存の5号機と新たに導入される6号機による機種構成を前提に動いてしまっているのは、5.9号機にとってはもはや致命的な戦力外通告と言うべきでしょう。
そんな状況でバラエティーコーナーに小台数導入される5.9号機の新機種がどのような扱いを受けるかは…火を見るよりも明らかですね。
5.9号機の稼働不振最大の要因
5.9号機のココが駄目だ、という話は各所でなされていると思います。
5.9号機は既存の5号機に比べて様々な制約が大きく、これまでは実現できていた仕様が規則的に不可能である事も多く、どうしても過去の機種と比較された結果としての苦い感想が絶えません。
ある人曰くゲーム性が…とか、またある人曰く一撃性能が…といった点が度々槍玉にあげられているのは皆さんご存知の事でしょう。
しかし実際問題として、それらの理由は副次的な要因であり、確信をつく問題ではないと自分は考えています。
5.9号機を稼働させるのが難しい最大の理由は、天井が搭載されていない機種だらけだからではないでしょうか。
言い換えれば、ハイエナによる稼働に期待できないからという事になります。
そりゃそうです、これまでは低設定っぽく見える台であっても、一定の回転数なりゾーンなりに到達していれば、そこから設定不問で打つ人が居た(稼働が見込めた)のが、そういった稼働要因をゴッソリ削いでしまったんですから。
そもそもパチスロの天井機能というのは、稼働促進を目的として搭載されたものですから、それがなくなった5.9号機は当然の事として以前の台に比べて稼働要因で大きなハンデを負っている訳です。
5.9号機の稼働が不振に陥っている現状は、そのままダイレクトに天井機能がこれまで如何にスロットの稼働に貢献していたかを表しているとも言えるんじゃないでしょうか。
個人的な好み(自分は天井のない機種でも高設定さえ打てれば文句はありません)とか、メーカーや店舗の思惑を一先ず横に置いておくとするなら、ほかの何かを犠牲にしてでも、天井機能(もちろん十分に旨味のあるやつ)を搭載した台を世に放つべき…なのかもしれません。
たしか5.9号機の規定上、天井を設ける場合、天井までのゲーム数も有利区間に含まれるから云々…という理由で天井の搭載が困難だと言う話を聞きましたが、天井を搭載してはいけないという規定があるわけではないので、やりようによっては何とかなる…んでしょう多分。それを実現するためには現状出ているようなゲーム性だと厳しいというだけで。
もちろん、天井を搭載していない機種でも稼働の良いものがない訳ではありません。
しかしそういった機種のラインナップを眺めて見ると、例えば『ジャグラーシリーズ』だったり『ハナハナシリーズ』だったり、あるいはアクロス系だったり…パチスロの歴史を振り返って見ても確実に名前が残るであろう例外中の例外、レジェンド級の機種たちばかりです。
およそ普通の機種で天井非搭載で稼働が良い機種って…現状なにかありますか?自分は思いつく機種が1つもありません。
『沖ドキ』ですら、天井がなかった場合の稼働は悲惨な事になる気しかしません。
『ミリオンゴッド~神々の凱旋~』にしろ『アナザーゴッドハーデス』にしろ、天井という存在があってのあの存在感です。
という訳で、5.9号機を稼働させたかったら何がなんでも天井を搭載する必要がある…というのが個人的な見解です。
それが難しいとなると…これはもう5.9号機は諦めて6号機に期待…としか言いようがないでしょうね。