もう2月か…ついこの前年を越したばっかりなのに…という事を毎年思ってますね。
流石に正月気分は遥か昔に抜けていますが、2月に突入すると「もう1年の1/12が終わってしまったのか」と、何だかソワソワします。
そんな一般論的な2月感はともかく、パチンコ業界的な2月というものがどのようなものか、皆さんはご存知でしょうか?
今回の記事は、パチンコ業界(というかパチンコ屋)にとっての2月とは?という話です。
パチンコ屋にとっての2月
2月と言えば
2月といえば…節分?バレンタインデー?その辺が世間一般的な行事としては思い浮かぶことでしょう。
しかし、パチンコ屋的にはそんな事より遥かに重大な問題、特徴があります。
それは、日付が少ない月である事。
流石に説明は不要でしょうが、1年(12か月)のうち、多くの月は30日か31日が各月に振り分けられています。
しかし、そんな中での例外的な月、それが2月ですよね?
2月は基本的に28日間しかありません(閏年を除く)。
「2、4、6、9、11小の月」(西向くサムライ小の月)という覚え方をした人も多いんじゃないかと思いますが、小の月(日付が少ない月)の中でも更に少ない、特徴的な月だと言えます。
こんな事は世界中の常識ですから、今更何をという話ですよね。
しかし、それが何かホール営業に関係あるの?と思う人も多い事でしょう。
それが、大いに関係あるんですよ。
28日しかないから
日付が少ないという事は、パチンコ屋からしたら商売期間が短いという事です。
パチンコホールは基本的に多くの日数を営業したほうが、より多くの利益を得る事ができます。
どんな優良ホールであろうと、基本的には赤前提の営業などはほとんどしないものですから。
結果的に赤字になる日はあっても、最初から赤字を前提として釘調整や設定調整を行う事はほぼ皆無と言って良いでしょう。
なので、営業日が多いほど儲かるんです。
そのように考えて見れば、もうお分かりですかね?
そう、2月は営業日が少ないから儲からないんです。
もっと言えば、営業日が少ないから儲けにくい…んだけど、他の月と同じ利益を得たいと思ったら、他の月より辛くせざるを得ないんです。
たかが2、3日…とは言え、その2、3日分の利益が丸々なくなる訳なので、結構痛いんですよ。
そして、ある意味最も重要なのは、そういった認識をホール店長一般が共有しているという点。
つまり、2月はちょっと抑え目でいくか…という認識が業界的に常識、という認識があるんですよ。
なので、他の月に比べると、思い切った事をしずらい空気があるようにも思います。
他店と競合状態で、どうしても相手を出し抜きたい、優位に立つ必要があるような場合なら話は別かも知れません。
しかし、ごく一般的な状況の地域であれば、2月は大人しくしておくか…というのが普通ではないでしょうか。
余程集客が危機的状況であるようなケースを除いて、基本的には目立ったアクションを起こさないホールが多いものと思われます。
というか、集客が危機的状況である場合、体力のある法人ならともかく、本当に苦しい店の場合は出玉に割く予算が無いという事態に陥っている可能性も高い訳ですが。
ホールの認識
このように、2月というのはパチンコホール的には「厳しい月」という認識が強い月だと言えます。
仮に日数が少なくとも、それを補うぐらいに稼働が上がるのであればなんの問題もないのでしょうが、残念ながら2月は別段稼働の良い月という事もありません。
2月だから辛めでいく…というほどでは無いホールも多いでしょうが、少なくとも「甘め」な状況には期待しづらい(ホールからすると儲かりにくい月なので、甘めに出来る要因がない)と思っておいた方が良さそうです。
ここまで語って来た内容は、一般論として「パチンコ屋にとっての2月」がどのような認識かというものでした。
ですから、当然の事として例外はあるでしょう。
ひょっとしたら2月にあえて仕掛けてくるホールもあるかもしれません。
あくまでも「パチンコ屋における2月と言えば…」という認識として、頭の片隅に置いといて貰えればと思います。
打ち手の意識
打ち手としては、そういった『パチンコ屋にとっての常識』を認識した上で、若干警戒心強めで動いた方が良いかも知れませんね。
ホール状況が少々弱いな…「この特定日、いつもはもっと期待できるのに」なんて思いが去来した時、今回の話を思い浮かべて貰えれば、色々と納得できる状況も場合によってはあるんじゃないでしょうか。
いつもより気持ちガードを高く保った状態でホールへ向かいたい所です。
とは言え、警戒しすぎてチャンスを不意にするのも勿体ないので、「少しだけ」気に留めておく程度で丁度良いでしょうが。
こういった事を考えながら勝利を目指すのも、ある意味ではパチンコ・スロットの醍醐味かも知れませんね。
ホールの営業日が少ないという事は、打ち手にとってもチャンスが少ないという事。
少ないチャンスを慎重に仕留めたい…というのはいつの月も変わりませんけどね。